私がガキの頃、唯一通っていた習い事、それはそろばん。
塾長が急に「来週でやめる」と言い出したため、中途半端に終わったものの、一応2級までは習得した。
当時ですら、「今は電卓の時代なのにそろばんなんて…」と、同級生の親にバカにされたが、
ある程度学ぶと、頭にそろばんの珠が浮かび、暗算ができるようになるのだ。電卓ではそうはいくまい。
年齢とともに暗算能力は衰えてきたが、簡単な計算ならば、電卓(に数値を打ち込む)より早く答えを出せるはず。
また、団体で飲みに行ったときは、計算機で単純に頭数で割ったりせず、
「女性は2000円、途中参加者は2500円、他の男性は3000円で」などと、私が瞬時に計算し、適切な支払い額を指示する。
他にも、お酒を飲めない方は減額し、憎たらしい先輩からはキッチリ多く取ることもある。
どうだい。こういう計算は、電卓だと結構時間がかかるだろう。そろばん(暗算)をバカにしちゃいけないよ。
ちなみに、さっき触れた同級生の親は数年後、副業に失敗したため、自宅を売るハメになった。
電卓に頼ったため、計算違いがあったのだろう(?)。ザマーミロとしか言いようがない。
もっとも私自身も、たとえ暗算はできても、己の収入と支出の計算はテキトーで、慢性的に金欠なのだが(泣)。
さて、ここから話題は変わって。今回の本題である、狛江の『狸小路』というお店を紹介。
店名からおわかりかもしれないが、こちらは札幌ラーメンのお店で、同屋号の店が各地に存在するらしい。
しかし、ここ狛江店のウリは、ラーメンではなく手作り餃子らしく、店頭には下記のような看板が。
。
餃子マニアとしては期待が高まる。さっそく入店しよう。
店内はカウンター席のみ。厨房では大きな鍋でスープを炊いている。こちらが餃子メニュー。
まずはビールと「特製焼き餃子」を…5個で注文。左記の「…」は計算中を表す。
メニューには4個、5個、6個、2個とあるが、1個あたりの単価を計算すると、
4個500円→500÷4=1個125円。以下同様に、5個=120円、6個=125円、2個=150円。5個がいちばんお得である。
5円程度の損得ゆえ、我ながら実にみみっちいが、ここでも暗算が役に立ったぞ。
注文が入ると、まずはレンジで餃子を解凍し、その後は鉄なべにたっぷりのお湯を入れて茹で焼きする。
冷凍かよ、と思う方もいるだろうが、「餃子は1度冷凍した方が美味しくなる」という説もある。
その説を教えてくれたのは、私が一番好きな餃子店、高円寺『赤天』のマスターである。
この「冷凍の方がウマい」説は、改めて検証したい。ちなみに赤天は、作り立ての生餃子しか出していないが(笑)。
ハナシは狸小路さんに戻る。数分後、ようやく餃子が焼きあがった。
ここもかなりのジャンボ餃子。なるほど、時間がかかるわけだ。
ひと口かじると、確かに「皮から手作り」と宣伝しているだけあって、皮の存在感がすごい。
中身はこんな感じ。肉が占める割合が高いね。
ムチムチの皮とゴロゴロお肉の具。元々のサイズが大きいから、結構お腹に溜まるね。
なので、次の「特製水餃子」(スープ餃子)は、ついつい2個で頼んでしまった。
1個あたり200円と割高(5個だと1個140円)だが、シメに麺類を食べたいので、満腹になるわけにはいかない。
水餃子のスープは、おそらく醤油ラーメンと同じものかと。コショウを入れると美味しい。
醤油スープは味わったので、シメは札幌ラーメンのお店ゆえ、「味噌ラーメン」をチョイス。
ただし、普通のではなく味噌チャーシュー麺1000円だ。
一般的なサイズの倍くらいある、大きな豚バラチャーシューが4枚も入る。
ただ、味噌ダレはそれほど塩分の濃くない、あっさりタイプだったため、スルスル食べられた。ここで満腹になりお会計。
後日、この日は食べられなかった「ゆで餃子」を味わうべく、再訪した。
狛江は、登戸から小田急線でふた駅だが、その日は涼しかったので、徒歩で向かうことにした。登戸からは20分程度。
途中で渡る多摩川にかかる橋(多摩水道橋)が、神奈川と東京の県境だったりする。
お店に到着し、ビールと「特製ゆで餃子」5個と、チャーシュー・メンマ・玉子の「とりあえず三点盛」350円をオーダー。
さすがに、チャーシューは少なめだね(苦笑)。歩いてノドが乾いていたので、すぐにビールをお替り。
あ、ビールは中びんで550円ね。しばらくして、ゆで餃子もやってきた。
こうして、味玉半分と並べると、ここの餃子がどれだけデカいか、よくわかるでしょう。
個人的には、焼き餃子の方が好みだが、こちらの餃子は、ゆでるのがベストだろう。
この日のシメはここでは食べず、前々回紹介した、狛江駅近くの『ぼっけもん』で下記のチャーシュー麺を食べた。
ビール2本+ジャンボ餃子のあとだったので、食後はさすがに苦しくなったのは言うまでもない。
『狸小路』さんは、深夜1時以降と、かなり遅い時間まで営業している様子。
しかし、メニュー表の裏に、ちょっと気になるお知らせが。
「1時まで禁煙、以降もお子さんがいる時は禁煙」
確かに、お子さんにタバコの煙はよろしくないよなあ…と納得したが、よく見ると、午後ではなく午前ではないか。
禁煙ウンヌンではなく、深夜午前1時すぎに、お子さんが来店する方がマズいのでは(笑)。
まあ、老若男女に愛されるいいお店、ということにしておこう。「若」が若すぎる気もするが。
狸小路
東京都狛江市岩戸南1-3-6
小田急線狛江駅南口から徒歩約11分
営業時間 17時半~翌1時(ラストオーダー)
定休日 水曜、第三火曜
※小さいお子さんを、深夜に連れて行くのはやめましょう
塾長が急に「来週でやめる」と言い出したため、中途半端に終わったものの、一応2級までは習得した。
当時ですら、「今は電卓の時代なのにそろばんなんて…」と、同級生の親にバカにされたが、
ある程度学ぶと、頭にそろばんの珠が浮かび、暗算ができるようになるのだ。電卓ではそうはいくまい。
年齢とともに暗算能力は衰えてきたが、簡単な計算ならば、電卓(に数値を打ち込む)より早く答えを出せるはず。
また、団体で飲みに行ったときは、計算機で単純に頭数で割ったりせず、
「女性は2000円、途中参加者は2500円、他の男性は3000円で」などと、私が瞬時に計算し、適切な支払い額を指示する。
他にも、お酒を飲めない方は減額し、憎たらしい先輩からはキッチリ多く取ることもある。
どうだい。こういう計算は、電卓だと結構時間がかかるだろう。そろばん(暗算)をバカにしちゃいけないよ。
ちなみに、さっき触れた同級生の親は数年後、副業に失敗したため、自宅を売るハメになった。
電卓に頼ったため、計算違いがあったのだろう(?)。ザマーミロとしか言いようがない。
もっとも私自身も、たとえ暗算はできても、己の収入と支出の計算はテキトーで、慢性的に金欠なのだが(泣)。
さて、ここから話題は変わって。今回の本題である、狛江の『狸小路』というお店を紹介。
店名からおわかりかもしれないが、こちらは札幌ラーメンのお店で、同屋号の店が各地に存在するらしい。
しかし、ここ狛江店のウリは、ラーメンではなく手作り餃子らしく、店頭には下記のような看板が。
。
餃子マニアとしては期待が高まる。さっそく入店しよう。
店内はカウンター席のみ。厨房では大きな鍋でスープを炊いている。こちらが餃子メニュー。
まずはビールと「特製焼き餃子」を…5個で注文。左記の「…」は計算中を表す。
メニューには4個、5個、6個、2個とあるが、1個あたりの単価を計算すると、
4個500円→500÷4=1個125円。以下同様に、5個=120円、6個=125円、2個=150円。5個がいちばんお得である。
5円程度の損得ゆえ、我ながら実にみみっちいが、ここでも暗算が役に立ったぞ。
注文が入ると、まずはレンジで餃子を解凍し、その後は鉄なべにたっぷりのお湯を入れて茹で焼きする。
冷凍かよ、と思う方もいるだろうが、「餃子は1度冷凍した方が美味しくなる」という説もある。
その説を教えてくれたのは、私が一番好きな餃子店、高円寺『赤天』のマスターである。
この「冷凍の方がウマい」説は、改めて検証したい。ちなみに赤天は、作り立ての生餃子しか出していないが(笑)。
ハナシは狸小路さんに戻る。数分後、ようやく餃子が焼きあがった。
ここもかなりのジャンボ餃子。なるほど、時間がかかるわけだ。
ひと口かじると、確かに「皮から手作り」と宣伝しているだけあって、皮の存在感がすごい。
中身はこんな感じ。肉が占める割合が高いね。
ムチムチの皮とゴロゴロお肉の具。元々のサイズが大きいから、結構お腹に溜まるね。
なので、次の「特製水餃子」(スープ餃子)は、ついつい2個で頼んでしまった。
1個あたり200円と割高(5個だと1個140円)だが、シメに麺類を食べたいので、満腹になるわけにはいかない。
水餃子のスープは、おそらく醤油ラーメンと同じものかと。コショウを入れると美味しい。
醤油スープは味わったので、シメは札幌ラーメンのお店ゆえ、「味噌ラーメン」をチョイス。
ただし、普通のではなく味噌チャーシュー麺1000円だ。
一般的なサイズの倍くらいある、大きな豚バラチャーシューが4枚も入る。
ただ、味噌ダレはそれほど塩分の濃くない、あっさりタイプだったため、スルスル食べられた。ここで満腹になりお会計。
後日、この日は食べられなかった「ゆで餃子」を味わうべく、再訪した。
狛江は、登戸から小田急線でふた駅だが、その日は涼しかったので、徒歩で向かうことにした。登戸からは20分程度。
途中で渡る多摩川にかかる橋(多摩水道橋)が、神奈川と東京の県境だったりする。
お店に到着し、ビールと「特製ゆで餃子」5個と、チャーシュー・メンマ・玉子の「とりあえず三点盛」350円をオーダー。
さすがに、チャーシューは少なめだね(苦笑)。歩いてノドが乾いていたので、すぐにビールをお替り。
あ、ビールは中びんで550円ね。しばらくして、ゆで餃子もやってきた。
こうして、味玉半分と並べると、ここの餃子がどれだけデカいか、よくわかるでしょう。
個人的には、焼き餃子の方が好みだが、こちらの餃子は、ゆでるのがベストだろう。
この日のシメはここでは食べず、前々回紹介した、狛江駅近くの『ぼっけもん』で下記のチャーシュー麺を食べた。
ビール2本+ジャンボ餃子のあとだったので、食後はさすがに苦しくなったのは言うまでもない。
『狸小路』さんは、深夜1時以降と、かなり遅い時間まで営業している様子。
しかし、メニュー表の裏に、ちょっと気になるお知らせが。
「1時まで禁煙、以降もお子さんがいる時は禁煙」
確かに、お子さんにタバコの煙はよろしくないよなあ…と納得したが、よく見ると、午後ではなく午前ではないか。
禁煙ウンヌンではなく、深夜午前1時すぎに、お子さんが来店する方がマズいのでは(笑)。
まあ、老若男女に愛されるいいお店、ということにしておこう。「若」が若すぎる気もするが。
狸小路
東京都狛江市岩戸南1-3-6
小田急線狛江駅南口から徒歩約11分
営業時間 17時半~翌1時(ラストオーダー)
定休日 水曜、第三火曜
※小さいお子さんを、深夜に連れて行くのはやめましょう