明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「絶賛営業中!」の隠れ家的洋食店 神楽坂『MARIO』

2020年10月02日 | 洋食屋さん
以前記したが、昨年まで私は、飯田橋方面で日雇い労働をしていた。
ランチで利用するエリアは、飯田橋、江戸川橋、神楽坂の各駅周辺。先日の立ち食いソバ店に続き、
今回は、神楽坂の表通りから脇に入った、隠れ家的洋食店『MARIO』さんを紹介する。

そもそも、神楽坂というのはハイソな地域で、下記画像のように、異様に高い飲食店も多々ある。


もちろん、こんな高級店ばかりではないが、やはり割高なお店が目立つ気がする。
ある日、どこかお安い店はないかな…と探索していたときに発見したのがMARIOさんだった。
昔ながらの喫茶店のような外観で、黒板に記載されているランチメニューの価格が安くて感激。


写真がヘタで見づらいだろうが、Aランチが650円で、最高値の生パスタ使用のGランチでも790円。
さっそく入店した私は、ワンパクな組み合わせの「ポークカツナポリタン」を注文。
    
※以前、こちらの冒頭で紹介済み

サラダとスープも付いて690円。味もボリュームも、期待どおりのクオリティだった。
愛想のいい女性が接客担当で、厨房にはいかにも腕のよさそうな男性シェフと、お母様と思われる女性。
ご家族で営む、いい意味で神楽坂らしくない、家庭的な雰囲気のお店であり、
気に入った私は、職場からは遠かったものの、その後も何度か利用させていただいたのである。

2度目の訪問で注文したのは、「ハンバーグナポリタン」690円。前回とほぼ一緒やんけ。
    

ハンバーグもポークカツも当然ウマいと思ったが、下のナポリタンも負けていない。
麺の茹で具合も、トマトソースの酸味と甘味もすべてが適度で、「ああ、これがプロの味だな」と感嘆。
名前は出さないけど、大盛ナポリタンのチェーンがあるでしょ。店員がかったるそうに、大量の麺を炒めている店ね。
あのナポリタンも嫌いではないが、店員の態度も含め、プロらしさというか「気品」が感じられないんだよね。
と、料理に気品を求めるくせに、自身は昔から下品なままなのは、我ながらけしからんね。
この日もやっぱり、口の周りを下品なオレンジ色に染めたまま、満足気にお店を出た。

3度目の訪問時は、ご飯が食べたくなって、定食メニューの「チキンの唐揚」680円をオーダー。


鶏唐揚げはサイズこそ普通だが、8個もやってきた。


あと、お皿の右上にちょこっと添えられた、ペンネが意外とウマかった。オレンジ色はケチャップ&マヨネーズ?
唐揚げ4個とペンネを1本、さらにスープを残してライスがなくなったため、お替わりを頼んでしまった。
会計時、女性店員に「申し訳ありません、ライスの追加料金をいただいてよろしいですか」と告げられて驚く。
追加ライスの有料なんて当然だし、「申し訳ありません」なんて、丁寧な言葉遣いは必要ないのに。
ひょっとしたら、私がお替わり分のお金を持ってないと思われたのかな(笑)。ちなみに追加ライスは120円だった。

あるときは、仕事を終えたあとのディナータイムにお邪魔してみた。
メニューに定食はなく、一品料理とパスタが主体。店内照明はランチタイムより暗めで、ちょっと厳かなムード。
どうも、私には似つかわしくないようなので(恥)、生ビール(確か500円くらい)を1杯だけ注文し、長居せず帰ることに。
注文した食事メニューは、ランチでは見たことがなかった、大好物の「カルボナーラ」950円。


クリーミーなソースが、スパゲッティとよく絡み、ガツガツズルズル…と勢いよく食べていたが、
店内の雰囲気で【洋食で音を出すのはNG】というマナーを思い出し、途中から音を立てずに食べることに。
皿に残ったクリームソースを、舐めまわしたいのをグッとこらえて(←当たり前や)、「ごちそうさまです」。
自家製と思われる麺は4種類あるようなので、次回は他の麺も試してみたいと思ったよ。


さっき「スパゲッティ」と書いたのも、別に気取ったわけではなく、上記メニューの表記に添ったのである。

「次回は他の麺も」と計画しておきながら、その直後に日雇い労働を辞めてしまい、
さらにコロナ禍が重なったため、神楽坂方面に足を運ぶ機会がなくなってしまった。
つい最近、「食べログ」でMARIOさんをチェックしたところ、なんと「掲載保留」になっているではないか。
掲載保留とは、要するに「閉店の疑い」である。こちらはHPもないしSNSもやっていない様子。
電話番号も知らないし、実際にお店に行って確かめるしかない…と久々に神楽坂へ向かったところ、
ちゃんと営業してるじゃねえか!


当初の予定では、他のお店で食事をするつもりだったのだが、閉店していなかったことが嬉しくなり、
さらに店頭看板の「ふわふわオムレツのナポリタン」がメチャクチャ気になったため、急遽入店することに。


お店に入ると、テーブル席の間に飛沫防止のアクリル板が設置してある以外は、以前と変わらぬ内装。
店員さんも、いつもの3人が変わりなく働いておられたので、ひと安心。
注文は先述の日替わりナポリタンを、スパゲッティ以外の麺=「全卵フェットチーネ」でお願いしてみた。
しばらくすると厨房から、玉子を溶く音や、フライパンで炒める音が聞こえてきた。
数分後、「ふわふわオムレツのナポリタン・全卵フェットチーネ版」980円がやってきた。


うほっ、カツやハンバーグにも劣らない、素晴らしいビジュアル!
こちらは横からのアングル。要望どおり、麺がフェットチーネになっている。


さっそく食べようとお皿に顔を近づけると、トマトソースオムレツのバターの匂いが重なり、なんとも香しい。
私の好きな「きしめん」似(←一緒にするな)のフェットチーネは、歯ごたえのあるタイプで、
同じナポリタンでも当然、スパゲッティで作られたモノとは異なる印象。
オムレツは、商品名に忠実で「ふわふわ」だけれど、ちゃんと中まで火が通っている。


とろ~り流れる黄身ちゃんもエロカワイイけど、個人的には、柔らかく固まったタイプの方が好きだったりする。
久々のMARIOだが、相変わらず美味しくて堪能したよ。
もし可能ならば、分倍河原『ハッスル』さんの「ハッスル丼」(下記画像)のように、


ハンバーグ、ポークカツ、オムレツを同時に盛りつけたナポリタンを作っていただきたいものだ。
お会計は、外税に変わっていたものの、フェットチーネ変更料は特になかった。
ついでに、「ちょっと失礼な質問ですが…」と前置きし、休業した時期があったか女性店員にたずねてみたところ、
「特に休んだ時期はございません」とのこと。つまり、食べログの「掲載保留」は誤報ということになる。
これって、食べログ運営側は、放置してはいけない事案だよね。

そもそも、お店の意思に関係なく店のデータを掲載され、バカどもの的外れで誤字脱字誤記だらけの駄文を添えられ、
さらに無礼極まりない点数評価をされるだけでも迷惑なのに、閉店扱いまでされては、お店が気の毒すぎるよ。
情報元の人物、あるいはその情報の確認を怠った食べログ関係者を処罰し、
MARIOさんの掲載ページには、お詫びの文書を掲載すべきだろう。
帰宅後、食べログに「掲載保留を解除しろ、営業妨害だ」というメッセージを送ってみたけど、
現時点(2020年10月2日、15時20分)ではまだ、掲載保留のままだ。まあ、確認に時間を要するだろうから仕方ないが。
追記 10月7日16時、「掲載保留」が解除されたのを確認

食べログ閲覧者は、ひと月あたり約9283万人とのこと。30で割ると1日あたり309万人以上になる。
…閲覧者の規模が違いすぎて、思わずため息が出る(泣)拙ブログゆえ、たいして効果はないと思われるが、
神楽坂『MARIO』さん、絶賛営業中です!
と最大フォントで表記し、今回のブログタイトルにもしてみた。
これを読んだ方もよかったら、食べログに「やってるよ!」メッセージを送ってみてほしい。
ついでに「食べロガーのくだらねえ口コミと点数を廃止しろ!」という希望も添えてくれればベストだ。



MARIO(マリオ)
東京都新宿区矢来町138
地下鉄神楽坂駅から徒歩約2分、牛込神楽坂駅から推定約10分、江戸川橋駅から徒歩約12分、JRほか飯田橋駅から徒歩約15分、
営業時間 11時半~14時半、18時~21時半(LO21時)
定休日 土、日、祝日
※夜の営業時間と定休日は、昨夜確認したので間違いないです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私を過ぎていったカルボナーラたち

2017年08月19日 | 洋食屋さん
【見出しのタイトルはインパクト重視で!】
昔うっかり受講した、ライター講座で教わったテクニック(笑)を、今回のブログタイトルに使ってみた。
古い週刊誌でよく見かけた、二流女性タレントの独白記事みたいでいいでしょ。

私がガキの頃、スパゲティはナポリタンとミートソースの二択で、カルボナーラは未知の料理だった。
18歳のとき、初めて食べたカルボナーラは、特にウマいとは思えなかった。値段もラーメンやうどんより割高だったし。
その後、他の店でも食べてみたけど、感想は同じ。まだ、カルボナーラが今ほどメジャーではなかったためか、
「よくわかんねえけど、玉子とベーコン入れときゃいいんだろ?」的な、いい加減な調理もよく見かけた。
今でも営業しているのかは知らないが、渋谷の井の頭線駅近くに、ちょっと珍しい屋台のスパゲティ店があった。
そこでカルボナーラを頼んだところ、麺と一緒に玉子とハムと玉ねぎを炒め、特に味付けもしないまま皿に盛られ、
「ヘイお待ち! お好みでそこの醤油や塩をかけて喰ってくれ」と提供された(苦笑)。
バッチリ固まった炒り玉子と、やや焦げたパスタに、醤油を垂らし…あれこそ、人生最悪のカルボナーラだったな。

初めてカルボナーラを「ウマい!」と思ったのは、今から20年ほど前、友人に連れていかれた吉祥寺駅近くのバー。
ずいぶん前に閉店したため、もはや店名すら覚えていないが、そこのカルボナーラは、とにかく濃厚だった。
クリームソースはもちろん、ベーコンやチーズの風味も、それまで食べたものとは全然違っていた。
それからは、カルボナーラだけを目当てに、何度かその店に通った。
バーなのでウーロンハイは置いてなく、ソフトドリンクを頼むのも、なんだかカッコ悪いかな、と思い、
「すいません、カルボナーラと…マティーニ」などと、酒に無知だったゆえ、謎の注文をしたこともあった。
念のため記しておくが、カルボナーラとジンは合わないから気をつけよう。

以後、カルボナーラ愛好家になった私は、専門店や洋食店に喫茶店など、いろんなお店で食べ回っている。
以下で、今年「私を過ぎていったカルボナーラ」…要するに今年食べた分を紹介していく。
まずは、新宿紀伊國屋書店の地下食堂街にある、生パスタの店『JINJIN』


生パスタならではのモチモチ食感が特徴で、ドリンク付きで760円と、価格もリーズナブル。
ただ、皆さんもお気づきだろうが、脇のトマトソースがジャマなんだ
昔は、メニュー表示も「カルボナーラ(トマトソース)」となっており、
カッコ・トマトソース・カッコトジルの記載が気になり、いまいち食欲をそそらなかった。

続いても、生パスタの店で、兵庫県三宮でみつけた『POTA PASTA』

※追記 現在は閉店した模様

ここは駅近くなのに、値段は380円~とさらに安く、写真の「究極カルボナーラ」はなんと500円!
他には「奇跡のボロネーゼ」550円、「伝説のミートソース」460円など。ネーミングはともかく、安いのは間違いない。
その分、厨房の店員の態度は、あまり良くなかったが、この値段なら文句は言えない。
調べたら、東京の渋谷や大森、北千住にも支店があった。北千住も、店員のガラが悪そうだな(←偏見)。

こちらは、私が学生時代に数度通った、下高井戸にある専門店の某。


昔は違う店名だったが、当時のオーナーから現オーナーが引き継いだらしく、店の場所やメニューは同じ。
若く金がない頃は「ちょっと高いよなあ」と思ったメニューは、その後もしっかり値上げされており、
カルボナーラ並で1300円。トシとった今でも高いと感じてしまった
それより気になったのは、厨房の男性店員(現オーナーか?)の態度。客が来ても挨拶はせず、ムスッとしているくせに、
調理が終わるたびに、フライパンなどの調理器具を洗い場にバターンとぶん投げ、皿を拭く時はガチャガチャ音を出し、
洗い終わったスプーンやフォークは、置き場にガシャーンと、わざわざ叩きつける。
コイツは、大きな音を出さなきゃ気が済まない下等動物なのか?
味は普通だが、高く量少なく、調理人がバカでは、残念ながら二度と行かない店リスト入り決定。
一応、店名は出さないでおくが…あっ、しまった、皿の上の方に書いてあったか(←わざと)。
追記 ネットでも「男性店主の態度が悪い」と批判されていた、上記店舗『虫の巣』は、2023年1月で閉店した模様。
別のオーナーが営んでいた、『ソープオペラ』という屋号の頃は、いい雰囲気のお店だったのに…。


続いては、ちゃんとしたお店を。西荻窪南口のバー『エピグラム』


店内はいわゆるオシャレなバーで、私のような薄汚い男は明らかにアウェイだったが、
店主が陽気な方で、いろいろと話しかけてくれたので助かった。
そんな店主が作るカルボナーラは写真の通り、横長の皿に盛り付けられた、クリーム多めのまろやかな仕上がり。
価格は1000円だが、雰囲気の良いバーで、しかも深夜の時間帯にしては破格。
先述の吉祥寺のもそうだったが、バーのパスタ料理は意外とおいしい!
私が自宅で作るのも、同級生が昔やっていたバーで出していた、カルボナーラの調理方を教わったものだ。

そんな私が、今年最も気に入ったカルボナーラもやはり、西荻窪のバー『最後に笑え』のもの。


以前、当ブログでも紹介したが、こちらは、カウンターとテーブルひとつだけの小さなバーにもかかわらず、
店主の吉田さんの人柄と手製の料理を目当てに、連日、入れ替わりでお客さんが訪れる。
フードメニューは定番・限定いろいろあるが、このカルボナーラ1000円は、すぐに完売した人気商品。
たくさんのベーコンとチーズ、そして濃厚なソースとの組み合わせが最高!
ただし、注文が入ってからベーコンをじっくり炒め、ソースを作り始めるため、提供までにやや時間がかかり、
店主自身も「メンドくさいから当分やらない(笑)」とのこと。それは残念…。
現在ではこのカルボナーラが、日本一ウマいと個人的には思っている。
最近の店主は、メニューに油そばを入れることが多く、実際こちらも絶品なのだが、
年に1度くらいは、カルボをやって欲しいなあ…と切望している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

揚げ物天国の満腹食堂 高円寺『あげもんや』

2017年05月02日 | 洋食屋さん
前回の日記で公言した通り、私は玉子の黄身が好きなのだが、同じくらいお肉も好きである。
なので、下記写真のような半熟玉子入りメンチカツなんてのは、


スタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディのような無敵の組み合わせである。例えがわかりにくくて申し訳ない。
ちなみに、こちらの商品名は「たまめん」と言い、高円寺『あげもんや』さんの人気商品だ。


こちらの店主は、築地場内にある、かつ丼が人気の洋食屋『豊ちゃん』で、19年間腕を振るってきた方なのだが、
豊洲移転に反対したオーナーが、お店の名前や権利を他人に売ってしまったため、
そちらの新生・豊ちゃんとは別れ、高円寺に自分の店を構えたそうだ。
このお店のウリは、店名からもわかるように、豊ちゃんの味を受け継いだ、とんかつを中心にした揚げ物だ。
※現存する豊ちゃんは、他人が運営しているため、以前とは味が違うらしい

※追記
看板を引き継いだ築地『豊ちゃん』は、平成29年5月いっぱいで閉店した模様。
『あげもんや』さんには、今後ますます頑張ってもらいたいね。 

オープンしたのが2014年の秋頃。当初は元日以外は休日なし、昼から夜までの通し営業だった。
最近は正月の三が日はお休みで、ランチ後の休憩や臨時休業もあるようだが、基本は年中無休。
そんなハードワークにもかかわらず、店主は痩せ細ることもなく、ぽっちゃり体型を維持していらっしゃる(失礼!)。
こちらに初めて訪れたときの私は、彼が名店で修行したことは知らなかったが、
その風貌を見ただけで、「あ、この人美味しいモノを作ってくれそう!」と確信したし、
実際、その予感は的中したのである。

メニューは揚げ物が中心で、定食、かつ丼、親子丼にカレー、さらに生姜焼きやサラダにお新香など。
定食を食べている方をよく見かけるが、揚げ物でビールを飲む方もおり、私もだいたい飲みだけの場合が多い。
あ、店内は喫茶店風の内装で、揚げ物食堂にしては油汚れとかはまったくなく、清潔なお店だよ。
以下で、私がこれまでに食べてきた料理を紹介していこう。

まずは、さっき紹介した「たまめん」と「チキンかつ+卵とじ」。右下に見切れているのは「ポテトサラダ」。


たまめんは、店主がテーブルまで運んできて、目の前でふたつに切り分けてくれる。3人客なら三等分だ。
左側のチキンかつ卵とじは、いわゆるかつ丼の上の部分=「アタマ」だ。当然ながら、ご飯にもビールにも合う。
続いては、豚の角煮を揚げた、ありそうでなかった「角煮かつ」。


外はカリっと、中は甘じょっぱい角煮がジュワ~っと。肉好きにはたまらないねえ。
もちろん、普通の「とんかつ」もある。写真では「ほたて」も追加している。


とんかつが美味しいのは当たり前だが、ほたての中心部が半生なのがいいね!
飲み客用に、アルコールと揚げ物2個で900円のセット(生ビール中ジョッキだと980円)もある。
先日は、生中510円と「玉ねぎフライ」と「アジ」の組み合わせをチョイス。


右奥の玉ねぎは、この日はとんかつのようなビッグサイズ。ありがたい。
手前のアジが、これまたクオリティが高く、私にとっては、ここのアジフライが生涯最高
個々の値段は、たまめんが430円で、ほたてや玉ねぎ、卵とじが220円、チキンかつ、アジ、角煮かつは320円、
とんかつ650円に定食類は860円~で、かつ丼やカツカレーが1080円(すべて税込み)、小さいポテトサラダは100円。
有名とんかつ店と比較すると、破格だと思う。

とにかく、中身の具材はどれも、ちょうどいい塩梅に揚がっているし、油切れも良いので、全然もたれない。
ただし、油は良くても食事類まで頼んでしまうと、予想外の量の多さに、やっぱり激しい胃もたれが待っている。
定食類は普通だが、それでも「唐揚げ食べ放題定食」970円なんてメニューもあるし、ご飯や味噌汁はお替り自由。
一方のカレーや丼は…明らかに一般的なお店の大盛り以上のレベル。
ある時、いつものようにさんざん飲み食いしたあと、デザートにカツカレーを頼んだところ、
例のぽっちゃり店主が「量は普通でいいですか?」と聞いてくるので、「ええ、それでお願いします」と応じたら、
「“ボクの普通”は多いですよ」と親切にも念を押してくるではないか。
ああ、そうでしょうねえ…と思い「じゃ、じゃあ少なめにしてください」と訂正。
そうして出てきたのが下記の「カツカレー」。これで少なめ!?


途中、残しそうになったが、カレーがスパイシーで美味しかったため、なんとか食べきった。空腹時に改めて食べたいね。
そしてつい先日は、ゲン担ぎのため「かつ丼」を普通盛りでオーダー。


甘めのツユと半熟玉子が絡んだとんかつと、熱々で大盛りのご飯を一緒にかきこむ、これぞ至福のひととき。
次回は、ワンランク上の「大かつ丼」1730円に挑戦してみようかな。
これらのメニューの他にも、珍しい納豆フライや、特大有頭海老フライ、豪華なビーフカツなどもあるので、
ぜひ皆さんも、お腹を空かせた状態で、食べに行ってみては。

ちなみに、先ほど書いた「ゲン担ぎ」とは、母校日大三と早実が激突した、春季高校野球都大会決勝のことだった。
その試合については、次回書くことに…あ、やっぱりムカついたから書くのやめておこう。


あげもんや 東京都杉並区高円寺南4-29-9
高円寺駅南口から徒歩約2分
営業時間 11時半~15時半、17時半~23時まで 月曜だけ15時まで
定休日 不定休
※団体用のデカ盛りメニューもあり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駅近くの名洋食店 分倍河原『ハッスル』

2016年11月29日 | 洋食屋さん
中華屋さんだけでなく、洋食屋さんで飲むのも好きな私だが、
もちろん高級店には行かない。というか、行けない。そもそも、マナーを知らないし。
スープは音を立てて飲むし、いまだにナイフとフォークを使いこなせない。
実際、よく食べる料理はハンバーグ、カレー、ナポリタン、コロッケなど、
いわゆる日本の洋食メニューがほとんどだ。

拙ブログでもよく取り上げる、古くから営まれている個人経営の中華食堂は、
廉価チェーンの台頭や後継者不足などの理由により、どんどん減っているのが現状だが、
同様に、かつては多く存在した「洋食屋さん」も、最近見かける機会が減ってきている。
ファミレスやチェーン店ばかりの街なんて、どうも味気ないよね。

そんな、個人店不遇の時代といえる(?)現在でも、連日大勢のお客さんでにぎわっているのが、
JR南武線と京王線が通る、分倍河原駅近くの洋食店『ハッスル』
お店の場所は、駅改札を出てすぐ。立ち食いソバ屋さんの脇を過ぎ、正面建物の2F。


白い看板にハッスルの青い文字が目印だ。

店内は、カウンター席と4人掛けテーブルがある。
個人的には、厨房が丸見えのカウンター席で、マスターが腕を振るう様子をながめるのが好き。
メニューはハンバーグ、カレー、スパゲティ、さらにオムライス、グラタン、とんかつなど、
先述した日本の洋食メニューは、ひと通りそろっている。
一番のおススメは、お店の名前を冠した、名物のハッスル丼1300円。


ご覧の通り、ハンバーグ、ロースカツ、オムレツでサラダを囲み、その下にはケチャップライスが敷き詰められている。
まさに大人のお子様ランチだ
別アングル、ロースカツ方面からも1枚。


さらに、隠れていたケチャップライスの画像も。食べかけゆえ、汚らしくて申しわけない。


お気づきかと思うが、ハッスル丼の器は、ラーメン丼よりも大きい、かなりのビッグサイズだったりする。
この時の私は、すでにチキン唐揚げでビールを飲んでいたため、食べきれるか不安になった。
だって、チキン唐揚げはこれ↓だよ。


想像していた、よくあるひと口タイプではなく、そもそも量が多い。これで450円は安いよ。
満腹ではあったが、ハッスル丼はハンバーグもカツもオムレツもケチャップライスも、
そして、デミグラスソースも付け合わせのスープも全部ウマかったので、残さず食べきることができた。

別の日に再訪した際、まずはビールとポークピカタを注文したら、


卵でくるんだ豚肉に、さらにチーズとトマトソースがかかる、これまた予想外のポークピカタで、
ビールが進んで困ったね(結局、もう1本頼んでしまった)。
シメの食事は、「本日の日替わり」だったガーリックライス・チキンカツのせ。


ああっ、やっぱり量が多い! この日もズボンのベルトをゆるめて帰宅した。
こちらのお店は他にも、ビーフシチューやドリア、ナポリタンにカツカレーなども美味しいそうなので、
今後も通うつもりだが…量が多いので、ひとりじゃキツイかも。

ご夫婦と思われる、料理長のおじちゃんと接客担当のおばちゃんは、
どんなに忙しくてもあわてず騒がず、居心地の良い雰囲気を醸し出している。
ディナータイムは、基本的に相席はさせないようで、ひとり客でもテーブル席でくつろげる。
しかし、店外で客が待っているのに、食後も席を立たず、長時間スマホを見ているバカは、
追っ払ってもいいと思うが…イヤ、それもお店の方針だろうから、部外者の私が口出しちゃダメだよな。

いわゆる「東京のグルメ本」は、23区内のお店ばかり紹介するけど、
このハッスルがある府中市など、都下にも良店はたくさんあるので、もっと取り上げて欲しいよ。
なんなら、私が紹介記事を書きまっせ。早い、安い、ウマ…くはない原稿をお届けしますよ



レストラン ハッスル
東京都府中市片町2-20-13
分倍河原駅から徒歩約20秒
営業時間 11時半~14時 17時半~23時
定休日 日曜・祝日
※混雑時の長居は避けましょう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする