麺類が大好きな私だが、ラーメンと比較すると、食べる機会が少ないおそば。
飲んだあとのシメに、もりを1枚、ツルっと手繰るのは小粋だけど、
野暮な自分には似合わないし、そもそも、もりそばだけだとボリューム面で物足りない。
ラーメンみたいに、背脂を浮かべろとは言わないが、
チャーシューや玉子などの動物性たんぱく質が欲しい。
というわけで、写真のようなソバがあるとついつい頼んでしまう。
チャーシュー味玉そば490円。
値段が安いのは、こちらが「路麺店」と称される、チェーン店だから。
店名は『嵯峨谷』(さがたに)。値段は立ち食いレベルだけど、ちゃんとイスがあるのが嬉しい。
私が入ったのは水道橋店だが、新宿や神保町などにも支店がある。
こちらのお店のおススメポイントは、今回のブログタイトルにあるように
●そばは、店で粉から打っている十割そば
●なのに、もりそば290円~と安い
まあ、十割だろうが三割だろうが、私のバカ舌では、よくわからないんだけどね。
ちょっと太めで歯応えのあるそばは、ちゃんとそば粉の風味が感じられるので、
チャーシューなど余計なモノは、乗せない方がいいと思う(笑)。
他のポイントとしては、
●そばだけでなく、うどんと冷や麦もある
これがその写真。右がもりそばで、左が冷や麦。値段は同じ290円。
冷や麦というか、細いうどん、といった印象だった。
さて、私がこの店を気に入った最大のポイントは、
●プレミアムモルツが1杯150円で飲める!
発泡酒ではなく、プレミアムモルツというのがスゴイ。よくこの値段で出せるなあ。
サントリーの弱みでも握って、無料で仕入れてるのかな(←たぶん違う)。
実際、一番人気の商品らしく、オッサン客のほとんどが、そばと一緒に注文している。
しかも、写真を見ての通り、それほど少量でもなく、ジョッキもキンキンに冷えている。
なので、ついついお替りしてしまった。
空いたジョッキは、写真1枚目のチャーシュー味玉そばの左側にあったビールである。
右のちくわ天ぷらをツマミに1杯飲んで、チャーシューや味玉でもう1杯。
ちなみに、チャーシューはカップ麺に入ってるようなペラペラで、全然ウマくなかった。
下のように、揚げたてのかきあげ&ビール、シメにもりそば、という組み合わせが一般的かな。
なお、こちらは居酒屋ではなく、そば屋さんなので、
飲み客はあまり想定していないのか、日本酒も焼酎もなく、酒類は150円ビールのみ。
もちろん、ビールだけの注文は不可で、そば類を頼まないといけない。
そうでないと、卓上の取り放題わかめをツマミに、150円だけで帰るけしからん客もいるだろうからね。
しかも、ツマミ類は少なく、そばトッピング用のかきあげ、ちくわ、なすなどの天ぷら類に、生卵のみ。
さすがの私も、生卵オンリーでビールは、飲んだことない。
さらにさらに、こちらは食券制で、現金でのやり取りは受け付けておらず、
ビールをお替りするには、毎回入口近くの券売機へ、買いに行かなくてはならず、これが結構面倒くさい。
席を立つたびに、「あ~りがとございやした~」という店員たちの声がかかり、
その直後、「なんだよ、帰るんじゃなくて、まだ飲むのかよ…」といいたげな表情が、どうにも気まずい(苦笑)。
というワケで、こちらのお店では、ビールのお替りはほどほどにしておこう。
そば自体は美味しいので、近所にあれば、絶対週イチで通うんだけどなあ。
嵯峨谷 水道橋店
東京都千代田区三崎町2-19-5
水道橋駅西口から徒歩2分
営業時間 7時~23時
年中無休 カウンター席のみ
※水道橋店は閉店しました