最近通ってるバーで、店主といい飲み屋の条件について語っていたとき、
「ちゃんとしたお通しを出す店にハズレはない」「だよね~」と意見が一致。
実は私、人生最初の就職が、今は滅亡した某居酒屋チェーンだったのだが、
それまで包丁を握ったことのなかった私が、入社2ヶ月で料理長みたいな職に就かされ、
余った食材でお通しを作って出せ、と店長に指示されたので、
冷凍庫の奥で眠っていた、冷凍たこ焼きをチンして、小鉢に盛り付けて出したところ、
従業員たちにめちゃくちゃバカにされた。
そんな、ちゃんとしていないお通しを出す店は、確かにハズレかもしれない。
ところで…お通しにたこ焼きって、やっぱりダメかね? 個人的にはOKなんだけど。
閑話休題。初訪問時、ちゃんとしたお通しが出てきて驚き、当然ツマミも美味しくて、
以後通いまくっているお店が、荻窪の『串焼酒肴 ガロネロ』さん。
場所は駅近くの有名ラーメン店『春木屋』に隣接するビルの2階だ。
ある日、荻窪在住の先輩と訪問したときに、出てきたお通しがコレ。
どうよ。まさにちゃんとしたお通しでしょ。
ひとりに2品で計4種のお通し。人数×2種が基本らしい。
これでひとり310円。店によっては、倍以上取られそうだよね。
寡黙な夫妻が営むお店で、注文と「ごちそうさまでした」以外は、会話をしたことがない。
なので、店主の前歴などは知らないのだが、お通しを見れば、本格的な板前修行をしたのがわかる。
そして当然ながら、店名にある「串焼」も「酒肴」にも期待ができる。
まずは、先輩が頼んだ「鶏刺し」。
盛り付けの美しさ、そして味の良さ、共に文句なし。
続いては串焼から「レバ」と「つくね」。
さらには「ねぎま」と「せせり」。
味の淡白な鶏を、タレや塩でごまかす店は意外と多いが、ここの鶏は肉自体にしっかりと味がある。
先輩がハシゴ酒好きなので、すぐに退散し他の店に移動したが、お会計も安かった。
他にも気になる一品料理がいくつかあったので、後日、ひとりで再訪した。
まずはビールとお通し。
メニューには「瓶ビール」としか記されてないが、日によって銘柄が異なり、この日はハートランドだった(値段は一緒)。
お通しはツナと貝と白菜のサラダ、ローストビーフの千切り野菜巻きと、この日は洋風。
後述するが、店主は中華料理も得意らしく、和洋中なんでも来い、の達人だ。
串焼きは「ねぎま」「ハツモト」「豚バラ」をオーダー。
豚バラの間に、きざみ大葉が挟んであったり、芸が細かい。あと、ここのハツモトは明らかに他店とは違うウマさ。
さらに季節のメニュー・おでんから、珍しい「にら卵」と「ソーセージ」を注文。
薄味のおでん出汁との組み合わせが絶妙。
なお、こちらのお店はグランドメニュー以外にも、手書きメニューが充実しているが、
これが、日替わりかと思うくらい、しょっちゅう入れ替わっている。
例えば、かつて頼んだ私の大好きな「きくらげ卵炒め」は、
以降はメニューから消えて、一期一会のまま。
美味しかったので、また食べたいのだが、頼んだら作ってくれるだろうか。
以前は「牛肉ピーマン細切り炒め」という、青椒肉絲らしきメニューもあった。
この日のシメは、やはり中華料理の人気メニュー「あんかけ塩焼ソバ」を。
おお、具だくさんで麺の焼き加減も味も申し分なし。シメどころか、さらにホッピーセットをお替りだ。
串焼きは120円~、瓶ビール500円、サワー類も380円~と値段は手頃。
しかも駅から近いのに、さほど混雑もしておらず、最高の穴場店だよ。
混雑しない理由は、ネット検索しても情報が少ないのと、やや入りづらい店構えが原因かも。
先述した、店舗がある春木屋近くのビルが、これがいかにも雑居ビル、といいたくなる古めかしさで、
エレベーターは古く狭く、そして遅いので、階段を利用すると、写真のような入口が待っている。
右の薄茶色した、重そうなドアの横には
「扉を開けるとのれんがあり、その奥が店内」とあるけど、
ビル自体が危険な雰囲気に満ちている(失礼)ので、この扉を開けるのは、ちょっと勇気いるよね(笑)
というワケで、店名もちょっと変わってるし、入るのは怖いかもしれないけど、
実際は素晴らしいお店ですので、ぜひみなさんも行ってみてください。
串焼酒肴 ガロネロ
東京都杉並区上荻1-4-7 流動ビル2F
荻窪駅北口から徒歩約2分
営業時間 火~日18時半~24時
定休日 月曜
※残念ながら、2017年1月頃に、閉店なさったようです
「ちゃんとしたお通しを出す店にハズレはない」「だよね~」と意見が一致。
実は私、人生最初の就職が、今は滅亡した某居酒屋チェーンだったのだが、
それまで包丁を握ったことのなかった私が、入社2ヶ月で料理長みたいな職に就かされ、
余った食材でお通しを作って出せ、と店長に指示されたので、
冷凍庫の奥で眠っていた、冷凍たこ焼きをチンして、小鉢に盛り付けて出したところ、
従業員たちにめちゃくちゃバカにされた。
そんな、ちゃんとしていないお通しを出す店は、確かにハズレかもしれない。
ところで…お通しにたこ焼きって、やっぱりダメかね? 個人的にはOKなんだけど。
閑話休題。初訪問時、ちゃんとしたお通しが出てきて驚き、当然ツマミも美味しくて、
以後通いまくっているお店が、荻窪の『串焼酒肴 ガロネロ』さん。
場所は駅近くの有名ラーメン店『春木屋』に隣接するビルの2階だ。
ある日、荻窪在住の先輩と訪問したときに、出てきたお通しがコレ。
どうよ。まさにちゃんとしたお通しでしょ。
ひとりに2品で計4種のお通し。人数×2種が基本らしい。
これでひとり310円。店によっては、倍以上取られそうだよね。
寡黙な夫妻が営むお店で、注文と「ごちそうさまでした」以外は、会話をしたことがない。
なので、店主の前歴などは知らないのだが、お通しを見れば、本格的な板前修行をしたのがわかる。
そして当然ながら、店名にある「串焼」も「酒肴」にも期待ができる。
まずは、先輩が頼んだ「鶏刺し」。
盛り付けの美しさ、そして味の良さ、共に文句なし。
続いては串焼から「レバ」と「つくね」。
さらには「ねぎま」と「せせり」。
味の淡白な鶏を、タレや塩でごまかす店は意外と多いが、ここの鶏は肉自体にしっかりと味がある。
先輩がハシゴ酒好きなので、すぐに退散し他の店に移動したが、お会計も安かった。
他にも気になる一品料理がいくつかあったので、後日、ひとりで再訪した。
まずはビールとお通し。
メニューには「瓶ビール」としか記されてないが、日によって銘柄が異なり、この日はハートランドだった(値段は一緒)。
お通しはツナと貝と白菜のサラダ、ローストビーフの千切り野菜巻きと、この日は洋風。
後述するが、店主は中華料理も得意らしく、和洋中なんでも来い、の達人だ。
串焼きは「ねぎま」「ハツモト」「豚バラ」をオーダー。
豚バラの間に、きざみ大葉が挟んであったり、芸が細かい。あと、ここのハツモトは明らかに他店とは違うウマさ。
さらに季節のメニュー・おでんから、珍しい「にら卵」と「ソーセージ」を注文。
薄味のおでん出汁との組み合わせが絶妙。
なお、こちらのお店はグランドメニュー以外にも、手書きメニューが充実しているが、
これが、日替わりかと思うくらい、しょっちゅう入れ替わっている。
例えば、かつて頼んだ私の大好きな「きくらげ卵炒め」は、
以降はメニューから消えて、一期一会のまま。
美味しかったので、また食べたいのだが、頼んだら作ってくれるだろうか。
以前は「牛肉ピーマン細切り炒め」という、青椒肉絲らしきメニューもあった。
この日のシメは、やはり中華料理の人気メニュー「あんかけ塩焼ソバ」を。
おお、具だくさんで麺の焼き加減も味も申し分なし。シメどころか、さらにホッピーセットをお替りだ。
串焼きは120円~、瓶ビール500円、サワー類も380円~と値段は手頃。
しかも駅から近いのに、さほど混雑もしておらず、最高の穴場店だよ。
混雑しない理由は、ネット検索しても情報が少ないのと、やや入りづらい店構えが原因かも。
先述した、店舗がある春木屋近くのビルが、これがいかにも雑居ビル、といいたくなる古めかしさで、
エレベーターは古く狭く、そして遅いので、階段を利用すると、写真のような入口が待っている。
右の薄茶色した、重そうなドアの横には
「扉を開けるとのれんがあり、その奥が店内」とあるけど、
ビル自体が危険な雰囲気に満ちている(失礼)ので、この扉を開けるのは、ちょっと勇気いるよね(笑)
というワケで、店名もちょっと変わってるし、入るのは怖いかもしれないけど、
実際は素晴らしいお店ですので、ぜひみなさんも行ってみてください。
串焼酒肴 ガロネロ
東京都杉並区上荻1-4-7 流動ビル2F
荻窪駅北口から徒歩約2分
営業時間 火~日18時半~24時
定休日 月曜
※残念ながら、2017年1月頃に、閉店なさったようです