歴史ある街中華のお店が大好きな私だが、今回のテーマは、真逆のお店。
創業は昨年の7月で、店員はおじちゃん&おばちゃんではなく、若く溌剌とした男女。
そんな彼らが働くお店は、肩書きこそ「中華酒場」だが、おしゃれなバーのような内装と雰囲気。
「おしゃれなバー」という、使い古された表現は恥ずかしいが、おっさんの私には、適切なワードが浮かばない。
約一時間熟考した(本当)結果、最近よく目にする「シン」というワードにたどり着いた。
使い方が正しいのかはさておき、中華屋さんの新しいカタチということで、シン中華と呼ばせていただく。
蛇足だが、カタカナのシンで私が真っ先に思い浮かべるのは、ゴジラでもウルトラマンでも仮面ライダーでもなく、
インドの狂虎タイガー・ジェット・シンである。彼については、「プロレス」ブログでまた改めて(←需要あるのか?)。
シン中華と勝手にカテゴライズした、今回のテーマである『トヨチカ』は、
酩酊状態で豊田駅の北口をプラプラ探索していたときに、下記のノレンを偶然発見したことで知った。

私の好きな飲める中華屋さん、しかも、豊田の地下でトヨチカとはいい屋号だ!
わかりやすいネーミングに興味を抱き、一瞬入ってみようと思ったのだが、
数分前まで南口の『ふじ』で飲んでいて、シメにオムライスも食べていたので、いかんせん満腹である。

※ふじの「オムライス」730円
なのでその日は、入口に貼ってあったメニュー表を確認しただけで、引き返した。
そのメニューの中に、気になる料理がいくつかあったので、数週間後、シラフ&空腹で再訪問。
前回もあったのかは覚えていないが、電飾付き看板が設置してある建物の階段を下りていくと、

地下は照明が控えめで、しかも入口近くにお花が飾ってあったりする、私の苦手なハイソな雰囲気。

実際のお店も、冒頭で述べたようにおしゃれバーっぽい雰囲気で、アウェイ感は否めないが、

※後述する、2度目の入店時に撮影
せっかく来たのでカウンター席の端っこに座り、飲み食いさせてもらうことに。
なお、お店の雰囲気を重視し、今回のカテゴリーは「中華食堂」ではなく、「居酒屋・バー」にした。
女性店員にドリンクをたずねられ、ろくにメニューも見ず、「ち、青島ビールください」と即答。
場違いな空間の雰囲気に呑まれたのか、緊張して注文を噛んでしまう、悲しき中年。
卓上のドリンクメニューがこちら。いつもと同様縮小してあるので、値段が見えなくてゴメン。

「青島ビール」は737円。価格にはお店の雰囲気代が込みなのか、全体的にややお高めかな。

周囲の客も、雰囲気に合った身なりの方ばかりで、薄汚いおっさんは私だけ(泣)。
ただ、店員さんたちは初訪問の私に対しても親切に応対してくれたので、心置きなく飲み食いができた。
ドリンクメニューの裏はお食事メニュー。普通の中華食堂にはない商品が多い。

どの料理も気になるが、右上で“トヨチカ3大名物”(端が切れているが)と称されている、
「焼き餃子」、「牛すじ麻婆豆腐」、「角煮ポテサラ」の3品を注文。価格はすべて660円。
「麻婆豆腐はハーフもできますよ」と告げられたので、そうしてもらったが、ハーフの価格は不明である。
まずは、お通しとして「北京ダック・トヨチカ風」が登場。価格は330円だった。

店員さんの「(皮で)巻いて食べてください」の指示に従う。さっきのハーフもそうだが、この日の私は素直である。

テンメンジャンの甘味とコクが効いており、青島ビールが進んだ。
しばらくして、牛すじ麻婆豆腐が完成。ハーフのはずだが、お皿からあふれるくらい盛られている。

※なぜかレンゲも2本あった
実際はバカ盛ではなく、容器が小さいのだが、このような盛り付け、というか演出は面白い。
続いて、焼き上がった餃子が、お店オリジナルの赤い調味液と一緒に登場。

そういえば、こちらの卓上には調味料は一切置かれていない。他に加える必要がない、という料理への自信の表れだろう。
牛すじ麻婆豆腐は、初訪問時の「気になる料理」のひとつで、スジ肉独特の香りと風味が、ピリ辛の麻婆タレに合う。

ひとり客ならハーフでじゅうぶんの量。気になる価格は、会計時に550円と判明。
ハーフで正価から110円引きはちょい割高に感じるが、逆にフルサイズがこの倍で660円なのは、相当お得だよ。
厚めの皮に具材をパンパンに詰めた餃子は、重量は一般的な店舗の1.5倍くらいか。

肉野菜の他、「スープを固めてジュレ状にしたものも含んでいる」と、厨房責任者らしい男性が教えてくれた。
調理で忙しい中、何度か話しかけてくれた、彼がこの店の店長かも。
お通しも料理も美味しく、青島ビールがすぐになくなったので、「ホッピー白」セット539円に変更。

欠点が見当たらないトヨチカさんだが、焼酎がもう少し濃かったら完璧である。
その後、3大名物最後のひとつ・角煮ポテサラが、予想外のビジュアルで登場。

「温かいうちにお召し上がりください」のメッセージどおり、温かいマッシュポテトに、角煮がでーんと乗っている。
別アングルでも撮ってみたが、角煮タレのおかげで、ポテトは肉じゃがっぽい風味になっている。

ポテトはホクホクで、角煮もホロリと崩れる柔らかさ。タレの甘味とは別に、お芋とお肉自体の甘味も感じる。

サラダなのか煮物なのか、そもそも中華なのかは判断しかねるが、そんなカテゴライズは必要のないウマさ。
何を食べても美味しいお店だが、角煮ポテサラは、絶対に食べるべき逸品だよ。
※6月1日追記 角煮ポテサラは最近、万能ねぎナシ・693円になりました
ホッピーの「中」275円と、焼酎の「ウーロン茶割り」440円をお替わりし、3大名物も食べ終えたので、
シメとして「ルーロー卵焼きそば」780円のハーフサイズ680円を追加オーダー。
すぐに店主風男性が調理を開始し、数分後には目映い輝きを放つ(←照明が映り込んだだけ)お皿が登場。

「これハーフですよね?」とたずねたら、「麺だけ半分で具材はそのまま」とのこと。
たっぷりの炒り卵と煮込まれた豚肉が盛られているので、ハーフでも680円はお得だし、量的にもシメにピッタリ。
オイスターソースなどを使用した(たぶん)タレが、歯応えのある麺とよく絡み、玉子ちゃんとお肉が三位一体に。

ペロリとたいらげ、麻婆豆腐と同様、「次回はハーフではなくフルで食べよう」と決意し、お会計。
お店のインスタグラムによると、毎日14時から営業しているそうなので、
念のため店主風男性に確認したところ、「夜と同じメニューで営業していますので、昼飲みもぜひ」と仰るので、
つい最近、昼酒を楽しむため2度目の入店。明るい時間帯ながら、ちゃんと看板照明が点灯している。

店主風男性は不在(あとから来たけど、奥で事務作業? に専念)で、働いているのは初見の若い女性ひとり。
彼女は昼営業担当なのか、たくさんの仕込みをこなしながら、私の酒と料理を作ってくれた。
この日はウーロン茶割りから始め、途中で、前回常連客が頼んでいた、大ジョッキバージョンも作ってもらった。

縁のギリギリまで注がれた、こちらの価格は880円。レシートには「男茶割り」と記載してあった。
前回同様、北京ダック風のお通しをつまみながら、注文した料理が出てくるのを待つ。
まず提供されたのは、「エビマヨ」660円。オレンジ色のマヨソースで和えた海老を揚げ、水菜などの野菜サラダに盛り付け、
最後にパクチーが添えられて完成。私はパクチーは大嫌いで、帰宅後は見るのもイヤだったのか、
せっかく撮った画像を、うっかり消してしまうミス(苦笑)。一応復元してみたが、「Tenorshare 4DDiG」のロゴが入っている。
ロゴをはずして取り込むのは有料なので、この状態の画像をスクショした。見づらくて申しわけない。

結局、パクチーは取り除いて食べたが、やっぱり匂いが残っていて気になった。
続いては、牛すじ麻婆豆腐とともに初訪問時から気になっていた、「回鍋肉春巻き」が完成。
昼番の女性店員にも「ハーフもできますが?」とたずねられ、「じゃ、じゃあハーフで…」と了承。
通常は2本660円だが、ハーフだと1本440円。それはさすがに、ハーフではもったいない。

カットされた状態で登場した春巻きの具材は、予想に反し豚肉とネギ。本場の回鍋肉は、キャベツを使わず辛口らしいが、
こちらのもピリ辛だった。ウーロン割りには合っており、味自体はけっこう気に入った。
前回餃子を食べたので、今回は「フカヒレ焼売 XO醤」1個176円を2個を頼んでみた。

ご覧のように2個だと見た目がさみしいので、4個くらいからの注文を推奨しておく。※味はフツーだった
ウーロン割りを何杯かお替わりし、いい気分になってきたので、シメの「煮干しラーメン」748円をお願い。

撮り忘れたが、麺は中細で、具材はメンマとナルトとネギに、たくさんの刻み玉ねぎ。
煮干し風味のスープは、ビーカー状の容器に入った赤茶色の液体に、麺を茹でるお湯を足して作っていた。
ちょっとしょっぱかったが、量も手頃で、なかなか美味しい。
ラーメンを食べ終えたのに、さらにデザートとして「杏仁豆腐」429円も追加。
店員さんが杏仁豆腐をスプーンで何度かすくい、最後にチリソースのような液体!? をかけて完成。

ソースの容器を凝視したら、「クコソース」と記してあった。どうやら、クコの実のソースだったようで、ひと安心。
甘さ控えめのさっぱりタイプで、いい口直しになったところで「ごちそうさまです」。
外に出るとまだ明るく、もう一軒ハシゴしたいところだが、すでに腹パンパンなのでやめておく。
どの料理にも個性があり、若い店員さんたちの接客も素晴らしく、さらに昼酒も飲めるトヨチカさん。
数ヶ月後には、どこかのマスコミが嗅ぎつけ、シン中華の店として(?)話題になっていそうな気がする。
「鶏白レバニラ」や「生青椒肉絲」など、まだまだ気になる料理も多いので、私も当然、今後も通わせていただく。
可能ならば豊田だけでなく、日野や立川にも『ヒノチカ』『タチチカ』と、支店展開してほしいものだ。
中華酒場トヨチカ
東京都日野市多摩平1-4-8 B1
JR豊田駅から徒歩約5分
営業時間 14時~23時
定休日 日曜
創業は昨年の7月で、店員はおじちゃん&おばちゃんではなく、若く溌剌とした男女。
そんな彼らが働くお店は、肩書きこそ「中華酒場」だが、おしゃれなバーのような内装と雰囲気。
「おしゃれなバー」という、使い古された表現は恥ずかしいが、おっさんの私には、適切なワードが浮かばない。
約一時間熟考した(本当)結果、最近よく目にする「シン」というワードにたどり着いた。
使い方が正しいのかはさておき、中華屋さんの新しいカタチということで、シン中華と呼ばせていただく。
蛇足だが、カタカナのシンで私が真っ先に思い浮かべるのは、ゴジラでもウルトラマンでも仮面ライダーでもなく、
インドの狂虎タイガー・ジェット・シンである。彼については、「プロレス」ブログでまた改めて(←需要あるのか?)。
シン中華と勝手にカテゴライズした、今回のテーマである『トヨチカ』は、
酩酊状態で豊田駅の北口をプラプラ探索していたときに、下記のノレンを偶然発見したことで知った。

私の好きな飲める中華屋さん、しかも、豊田の地下でトヨチカとはいい屋号だ!
わかりやすいネーミングに興味を抱き、一瞬入ってみようと思ったのだが、
数分前まで南口の『ふじ』で飲んでいて、シメにオムライスも食べていたので、いかんせん満腹である。

※ふじの「オムライス」730円
なのでその日は、入口に貼ってあったメニュー表を確認しただけで、引き返した。
そのメニューの中に、気になる料理がいくつかあったので、数週間後、シラフ&空腹で再訪問。
前回もあったのかは覚えていないが、電飾付き看板が設置してある建物の階段を下りていくと、

地下は照明が控えめで、しかも入口近くにお花が飾ってあったりする、私の苦手なハイソな雰囲気。

実際のお店も、冒頭で述べたようにおしゃれバーっぽい雰囲気で、アウェイ感は否めないが、

※後述する、2度目の入店時に撮影
せっかく来たのでカウンター席の端っこに座り、飲み食いさせてもらうことに。
なお、お店の雰囲気を重視し、今回のカテゴリーは「中華食堂」ではなく、「居酒屋・バー」にした。
女性店員にドリンクをたずねられ、ろくにメニューも見ず、「ち、青島ビールください」と即答。
場違いな空間の雰囲気に呑まれたのか、緊張して注文を噛んでしまう、悲しき中年。
卓上のドリンクメニューがこちら。いつもと同様縮小してあるので、値段が見えなくてゴメン。

「青島ビール」は737円。価格にはお店の雰囲気代が込みなのか、全体的にややお高めかな。

周囲の客も、雰囲気に合った身なりの方ばかりで、薄汚いおっさんは私だけ(泣)。
ただ、店員さんたちは初訪問の私に対しても親切に応対してくれたので、心置きなく飲み食いができた。
ドリンクメニューの裏はお食事メニュー。普通の中華食堂にはない商品が多い。

どの料理も気になるが、右上で“トヨチカ3大名物”(端が切れているが)と称されている、
「焼き餃子」、「牛すじ麻婆豆腐」、「角煮ポテサラ」の3品を注文。価格はすべて660円。
「麻婆豆腐はハーフもできますよ」と告げられたので、そうしてもらったが、ハーフの価格は不明である。
まずは、お通しとして「北京ダック・トヨチカ風」が登場。価格は330円だった。

店員さんの「(皮で)巻いて食べてください」の指示に従う。さっきのハーフもそうだが、この日の私は素直である。

テンメンジャンの甘味とコクが効いており、青島ビールが進んだ。
しばらくして、牛すじ麻婆豆腐が完成。ハーフのはずだが、お皿からあふれるくらい盛られている。

※なぜかレンゲも2本あった
実際はバカ盛ではなく、容器が小さいのだが、このような盛り付け、というか演出は面白い。
続いて、焼き上がった餃子が、お店オリジナルの赤い調味液と一緒に登場。

そういえば、こちらの卓上には調味料は一切置かれていない。他に加える必要がない、という料理への自信の表れだろう。
牛すじ麻婆豆腐は、初訪問時の「気になる料理」のひとつで、スジ肉独特の香りと風味が、ピリ辛の麻婆タレに合う。

ひとり客ならハーフでじゅうぶんの量。気になる価格は、会計時に550円と判明。
ハーフで正価から110円引きはちょい割高に感じるが、逆にフルサイズがこの倍で660円なのは、相当お得だよ。
厚めの皮に具材をパンパンに詰めた餃子は、重量は一般的な店舗の1.5倍くらいか。

肉野菜の他、「スープを固めてジュレ状にしたものも含んでいる」と、厨房責任者らしい男性が教えてくれた。
調理で忙しい中、何度か話しかけてくれた、彼がこの店の店長かも。
お通しも料理も美味しく、青島ビールがすぐになくなったので、「ホッピー白」セット539円に変更。

欠点が見当たらないトヨチカさんだが、焼酎がもう少し濃かったら完璧である。
その後、3大名物最後のひとつ・角煮ポテサラが、予想外のビジュアルで登場。

「温かいうちにお召し上がりください」のメッセージどおり、温かいマッシュポテトに、角煮がでーんと乗っている。
別アングルでも撮ってみたが、角煮タレのおかげで、ポテトは肉じゃがっぽい風味になっている。

ポテトはホクホクで、角煮もホロリと崩れる柔らかさ。タレの甘味とは別に、お芋とお肉自体の甘味も感じる。

サラダなのか煮物なのか、そもそも中華なのかは判断しかねるが、そんなカテゴライズは必要のないウマさ。
何を食べても美味しいお店だが、角煮ポテサラは、絶対に食べるべき逸品だよ。
※6月1日追記 角煮ポテサラは最近、万能ねぎナシ・693円になりました
ホッピーの「中」275円と、焼酎の「ウーロン茶割り」440円をお替わりし、3大名物も食べ終えたので、
シメとして「ルーロー卵焼きそば」780円のハーフサイズ680円を追加オーダー。
すぐに店主風男性が調理を開始し、数分後には目映い輝きを放つ(←照明が映り込んだだけ)お皿が登場。

「これハーフですよね?」とたずねたら、「麺だけ半分で具材はそのまま」とのこと。
たっぷりの炒り卵と煮込まれた豚肉が盛られているので、ハーフでも680円はお得だし、量的にもシメにピッタリ。
オイスターソースなどを使用した(たぶん)タレが、歯応えのある麺とよく絡み、玉子ちゃんとお肉が三位一体に。

ペロリとたいらげ、麻婆豆腐と同様、「次回はハーフではなくフルで食べよう」と決意し、お会計。
お店のインスタグラムによると、毎日14時から営業しているそうなので、
念のため店主風男性に確認したところ、「夜と同じメニューで営業していますので、昼飲みもぜひ」と仰るので、
つい最近、昼酒を楽しむため2度目の入店。明るい時間帯ながら、ちゃんと看板照明が点灯している。

店主風男性は不在(あとから来たけど、奥で事務作業? に専念)で、働いているのは初見の若い女性ひとり。
彼女は昼営業担当なのか、たくさんの仕込みをこなしながら、私の酒と料理を作ってくれた。
この日はウーロン茶割りから始め、途中で、前回常連客が頼んでいた、大ジョッキバージョンも作ってもらった。

縁のギリギリまで注がれた、こちらの価格は880円。レシートには「男茶割り」と記載してあった。
前回同様、北京ダック風のお通しをつまみながら、注文した料理が出てくるのを待つ。
まず提供されたのは、「エビマヨ」660円。オレンジ色のマヨソースで和えた海老を揚げ、水菜などの野菜サラダに盛り付け、
最後にパクチーが添えられて完成。私はパクチーは大嫌いで、帰宅後は見るのもイヤだったのか、
せっかく撮った画像を、うっかり消してしまうミス(苦笑)。一応復元してみたが、「Tenorshare 4DDiG」のロゴが入っている。
ロゴをはずして取り込むのは有料なので、この状態の画像をスクショした。見づらくて申しわけない。

結局、パクチーは取り除いて食べたが、やっぱり匂いが残っていて気になった。
続いては、牛すじ麻婆豆腐とともに初訪問時から気になっていた、「回鍋肉春巻き」が完成。
昼番の女性店員にも「ハーフもできますが?」とたずねられ、「じゃ、じゃあハーフで…」と了承。
通常は2本660円だが、ハーフだと1本440円。それはさすがに、ハーフではもったいない。

カットされた状態で登場した春巻きの具材は、予想に反し豚肉とネギ。本場の回鍋肉は、キャベツを使わず辛口らしいが、
こちらのもピリ辛だった。ウーロン割りには合っており、味自体はけっこう気に入った。
前回餃子を食べたので、今回は「フカヒレ焼売 XO醤」1個176円を2個を頼んでみた。

ご覧のように2個だと見た目がさみしいので、4個くらいからの注文を推奨しておく。※味はフツーだった
ウーロン割りを何杯かお替わりし、いい気分になってきたので、シメの「煮干しラーメン」748円をお願い。

撮り忘れたが、麺は中細で、具材はメンマとナルトとネギに、たくさんの刻み玉ねぎ。
煮干し風味のスープは、ビーカー状の容器に入った赤茶色の液体に、麺を茹でるお湯を足して作っていた。
ちょっとしょっぱかったが、量も手頃で、なかなか美味しい。
ラーメンを食べ終えたのに、さらにデザートとして「杏仁豆腐」429円も追加。
店員さんが杏仁豆腐をスプーンで何度かすくい、最後にチリソースのような液体!? をかけて完成。

ソースの容器を凝視したら、「クコソース」と記してあった。どうやら、クコの実のソースだったようで、ひと安心。
甘さ控えめのさっぱりタイプで、いい口直しになったところで「ごちそうさまです」。
外に出るとまだ明るく、もう一軒ハシゴしたいところだが、すでに腹パンパンなのでやめておく。
どの料理にも個性があり、若い店員さんたちの接客も素晴らしく、さらに昼酒も飲めるトヨチカさん。
数ヶ月後には、どこかのマスコミが嗅ぎつけ、シン中華の店として(?)話題になっていそうな気がする。
「鶏白レバニラ」や「生青椒肉絲」など、まだまだ気になる料理も多いので、私も当然、今後も通わせていただく。
可能ならば豊田だけでなく、日野や立川にも『ヒノチカ』『タチチカ』と、支店展開してほしいものだ。
中華酒場トヨチカ
東京都日野市多摩平1-4-8 B1
JR豊田駅から徒歩約5分
営業時間 14時~23時
定休日 日曜