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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

美人も訪れるラーメン店 国分寺『木村亭』

2024年09月06日 | ラーメン、つけ麺など
今年初めて訪問し、ラーメンの味が気に入り今後も通うと決心した、国分寺の『木村亭』

※初回に食べた「豚骨ラーメン」

2度目の訪問は数週間後。店内はカウンター席のみで、席によっては券売機で食券を買ったあと、一度店外に出る必要がある。
この日は、券売機の隣に座ったので、メニューを撮影できたのだが、相変わらずのピンボケで申しわけない。


提供しているのは、基本の豚骨ラーメンに各種トッピング、あとはご飯、つまみ、飲物だけと少数精鋭。
驚くべきは、ラーメン650円、替玉100円という低価格!
このときも触れたが、愛読しているラーメンブログによると、開店以来まったく値上げしていない模様。
なので、この日頼んだ「味玉ラーメン」も、750円という安価。味玉が100円以上するお店も増えてきたので、ありがたいよ。


横アングルの丼の向こう側に、チラリと見えるのは、


替玉を推奨する「麺の硬さ一覧表」(私が勝手に命名)。以前も記したが、私は「やわらかめ」が好み。


お店で使用している麺は、一般的なものとは異なり、身体に悪いとされるプロピレングリコール(PG)は不使用で、
水あめ、米酢、ハチミツ、三温糖、リンゴ果汁、果実酢、梅抽出液などを加えた、安心安全の福岡の博多麺らしい。


替玉を注文した際、リンゴ味を期待し麺だけかじってみたが、私のバカ舌では、他店の麺との違いはわからなかった。
ただし、豚骨独特の香りとコクと旨味がある、茶褐色の濃厚スープとの相性は抜群。
この日も、絶品豚骨スープと絡んだ麺だけを一気に食べてしまい、すぐに替玉を注文し、別皿で提供された麺を投入。

※替玉は、店主が現金対応してくれる

さっき転記したように、木村亭さんの麺は健康にいい(←そこまでは書いてない)ので、替玉に抵抗はない。
ふた玉目からは具材も味わう。チャーシューは私好みの醤油で煮込んだ甘じょっばウマいやつで、
やや厚めの長いサイズが1枚。下記画像は、途中で二手に分かれた状態。


味玉は、ちゃんと火が通っており、黄身ちゃんはほどよい半熟。


卓上には、ラーメンダレ、コショウ、ゴマもあるが、私が使うのはおろしニンニクと紅生姜だけ。
具材と麺ふた玉をたいらげ、スープも飲み干し「ごちそうさまです」。

店主は金髪の男性で、一見ヤンチャそうな外観(失礼)だが、食券を渡すときや替玉注文時、そして食べ終えて丼をカウンターに上げる際は、
必ず笑顔を作って「ありがとうございます」と挨拶してくれるし、調理や仕込みの作業も丁寧だ。
帰り際、「ここのラーメン、ずいぶんお安いですね」と声掛けしたところ、
「自分ひとりでやってますので…」と返答してくれた。イヤ、人件費がかからないとはいえ、それでも破格でしょ。
ラーメン1杯650円という安価を維持している、店主の真摯な姿勢も、木村亭のファンになった理由のひとつだ。

こちらのお店が営業している場所は、2012年頃から頻繁にラーメン店が入れ替わっていた。
屋号や味は変わっても、オーナーは一緒だったようだが、その中に、私があまり好きではないお店が混ざっており、
木村亭も、同一オーナーの店かと勘違いしていたため、長年、訪問を避けてしまっていた。
店主曰く「もう8年くらいやってます」とのことだが、  ※開業は2015年説が濃厚
安くてウマいラーメンを、国分寺駅近くで深夜まで提供、という好条件のお店に、今年まで未訪問だった自分が悔しい。

その後も、南口の『それはそれ』で飲んだ帰りや、都内で飲んだあとに途中下車し、
シメのラーメンを求め木村亭に寄ってみたところ、ことごとく開いてなかった!


そのうち1回は定休日の月曜だったが(苦笑)、他は通常は営業しているはずの曜日と時間帯。上記画像は金曜の夜であった。
最後に店の前を通ったのが、近くの『紅葉』もスープ切れ閉店で振られた、8月4日の日曜日。
それから数週間後、久々に足を運んでみたところ、おおっ、木村亭さんの店内に灯が! 


感動のため、外観撮影はブレてしまったが(←しょっちゅう)、気にせず店内へ。
この日は「青ねぎラーメン」750円をオーダーした。


例の店主が、いつもと変わらぬ笑顔で提供してくれたのは、いつもと変わらぬ旨味じゅうぶんの豚骨ラーメン。
青ねぎ増し=野菜を摂取したから、と自分に言い聞かせ、ちゅうちょなくスープまで飲み干す。
丼には、粉末状に砕かれた豚骨が残る。木村亭さんが、長時間豚骨を炊いている証拠である。


食後、店主に聞いてみたところ、「お盆やらスープ切れやらで休んでいた」とのこと。
たぶん、日頃の行ないが悪い私が訪れたときに、たまたま休日だっただけで、長期間は休んでいなかった模様。
いずれにせよ、木村亭さんが通常営業していたことは、単純に喜ばしい。

さて、今回のブログは、タイトルに釣られて読んだ方もいるだろうから(笑)、そろそろ「美人も訪れる」について、説明しよう。
初訪問時、あとから若い女性客がやってきて、空いていた私の隣席に座った。
女性は酩酊しており、さらに入店後、「瓶ビール」500円も追加し、隣の私に「ねえねえ」などと親しげな口調で、いろいろと話しかけてきた。
人見知りかつ、心の狭い私は、見知らぬ年下の人間に、タメ口で話しかけられた場合、通常なら不快感を露わにするが、
この日は、私より15~30歳は若い女性に対し、終始敬語で応対した。なぜなら、彼女が美人だったからである。
女性はビールは少し残したが、ラーメンはしっかり食べて、満足そうに退店した。どうやら初訪問ではなさそう。
私自身、青春時代(笑)はとっくの昔に過ぎたし、正直枯れたと思い込んでいたが、若い美女に話しかけられたら、やはり嬉しい…
という感情が、自分に残っていることに驚いた。美人よ、気付かせてくれてありがとう!

木村亭の近所にある、オムライスとパンケーキのお店『eggg Cafe』に、私のような男性客が入店をためらうのと同様、  ※詳細はこちらの文末で
男性客が主体の牛丼屋やラーメン屋には、ひとりでは入りづらいと感じている女性は、現在も少なくないはず。
豚骨臭もせず、店内は清潔で、店主が温和な男性とはいえ、豚骨ラーメンのお店に、単独で訪問するのは勇気がいるはずだが、
木村亭さんには通算4度入店したが、異なる美人客に3度遭遇。初回の方と同様、3名とも常連と思われる、慣れた振る舞いであった。
根拠のない勝手な持論だが、美人は周囲の評価などはさほど気にしない、信念のある方が多いと思う。
木村亭に来る美人も、「豚骨ラーメン店に女性ひとり?」といった、私のような古い人間からの好奇の目を気にすることなく、
「私はここのラーメンが好き。だから食べに来ている!」だけなのだろう。
一方、これは偏見かもしれないが、豚骨が臭いだの、男ばかりでイヤとか文句をいう女は、だいたいブスであり、
食べログなどに、飲食店の文句をネチネチと書き込む女も、全員ブスに違いない…ここまで書くと、「かもしれない」ではなく明らかに偏見か(笑)。
とにかく、この店には大勢のファンがいて、その中に美人が数名含まれていることは事実である。

つい先日、シラフの状態で木村亭さんに4度目の訪問。
このときは、通算3人目の美女もあとから来店し、ラーメンを食べたあと、小声で替玉を追加注文し、
すぐにたいらげ「ごちそうさまです」と挨拶し、颯爽と退店。あまり見た記憶のない「美人の替玉」だが、サマになっていたよ。
一方の私は、豚骨ラーメンと一緒に、「ホッピー」350円と「おつまみチャーシュー」300円+味玉100円の食券を購入。
「最初に少し飲んでから、ラーメンを食べます」と店主に告げ、豚骨ラーメン以外の食券を渡した。
まずは、ホッピーの外と、断熱タンブラーに入った焼酎が提供される。


タンブラーからのぞいても氷しか見えないので、焼酎の量は少ないようだが、350円だしね。


さらに店主から、「焼酎の追加は現金でお受けします。150円です」と告げられ、安さにビックリ。結局、ナカは2回お替わりした。
そして、期待以上に素晴らしかったのが、おつまみチャーシュー。味玉も一緒のお皿に盛ってもらった。


ラーメンに入っているものよりも分厚い、高品質なチャーシューが全5枚。


薬味は刻んだ青ねぎと、白い部分の斜め切り、さらに細切れチャーシューも少し混ざっていた。

※紅生姜を追加してみた

このチャーシューと味玉があれば、本気で飲んだらナカをあと5杯は飲めそうだが、泥酔しては迷惑なので自重し、
3杯目のナカを飲み終えたところで、豚骨ラーメンを調理してもらう。スープに泡が浮き、いつも以上に濃厚かつウマそうだ。


残っていたおつまみのチューシュー2.5枚と、味玉半分を乗せ、さっそく食べ始める。


熱々スープで温めたチャーシューはウマさが増し、さらに食欲を増進。すぐに麺を食べ終えたため、替玉を注文。


そういえば掲載していなかった、ラーメンブログでおなじみ「麺リフト」を撮影。このブログでは需要なさそうだが。


いつものようにスープまで飲み干し、豚骨紛を確認して「ごちそうさまでした」。
これまで、たくさんの豚骨ラーメンを食べてきたし、ここよりも濃い店、油っこい店、臭い店など、いろんなお店を知っているが、
値段の安さや通いやすさも考慮すると、今の私にとっては、福岡・豚骨ラーメンなら木村亭さんがベストかも。

この日は、いつもより長く滞在したため、店主が巨大なヘラで大きな寸胴をかき回す、スープ仕込みの風景を拝めた。
マジメな店主がマジメに作っているラーメンは、ウマいに決まっているし、そりゃあ美人客が訪れるわけだ。
退店間際、「ラーメンだけでなく、ホッピーも安すぎませんか?」と聞いてみたところ、店主は苦笑いしながら、
「さすがに苦しくなってきたので…近いうちに少し(値段を)上げるかもしれません」とつぶやいた。
開店から9年間価格を維持してきたのだから、少しくらいの値上げは、私も含め常連客なら誰でも納得するはず。
おひとりでの営業は大変だろうし、どうか無理せず、今後も美味しいラーメンを作り続けてほしい。
※2024年10月追記 ラーメンは750円になりました

最後に、私が木村亭さんに通うのは当然、ラーメンが目的であり、決して美人客が目当てではないことを、ご理解いただきたい。
って、わざわざ書くと、かえって疑われそうだな(苦笑)。



ラーメン 木村亭
東京都国分寺市本町2-11-1
JR、西武線国分寺駅から徒歩3分以内
営業時間 19時~深夜2時  ※2024年12月追記 日曜は23時まで
定休日 月曜、その他、お盆休みなど不定休あり
※月曜日も、店内で仕込みをしているときは、急きょ営業することもあるそうです
コメント (4)
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