水樹奈々の「深愛」冬を待つ心 冬近しエグザイルの愛は黒尽くし 離れてはまた手を振る子浅き冬 冬の炉や病床六尺といふ神話 福耳を誰か哀しむ冬隣 新宿は更地となりて冬を待つ 冬を待つ辺野古の蒼さ極まれり 冬待てど鐘鳴り出さず健さん逝く 冬温しいきものがかり「ありがとう」 スカイツリーで冬を待ったが来なかった
夕方から久し振りに近隣のJR駅まで歩いた。30分近くかかる一本道である。東京23区北部のこの辺りは緑が多い。野鳥も季節ごとに現れる。少し前鳶が羽を拡げてグルグル回っているのを見たし、去年のいつだったか本物ソックリの造り滝に翡翠が1羽来ていた。JR駅前の公園では完全に紅葉したいちょうの木が見られた。街路樹の方はもうかなり黄落が進んでいるが、こちらはまだシッカリと残っている。さて書店で総合誌を買おうとしたが図書カードを忘れて来たので立ち読みだけで終った。雑詠欄は全没であった。それでも我慢して来年も続けるつもりである。いくつかの結社に加え会員誌や同人誌に連作などを出句しているのであまり意味は無いが、1句のレベルを上げるにはこれも欠かせない。ただ俳句界やNHK俳句などのようにそれだけで入門しても上達は遅く、不完全なものになるだろう。自分に合う結社で切磋琢磨して基本を習得し、その後に不満があれば退会して他へ移るなり同人誌に参加するなりするのがベターである。・・《続く》 ラーメン二郎野菜大盛り冬を待つ まほろば