私の最初の俳句入門は1979年の深夜放送の【角川春樹の俳句教室】であったが、同時に坪内稔典氏の【現代俳句】であった。坪内氏と言えば、俳号ネンテンさんの数々の突飛な作品で有名だが、本来は正岡子規の研究者として知られる。現在は京都教育大名誉教授に退いているが、子規関連の著作が岩波新書『正岡子規』を初め、数十冊に及ぶ。私も2度目の俳句入門を果たす直前に、NHKeテレ(教育)で講義を聴いたことがある。氏にとっては明治期の子規の【近代俳句】草創期の方法論がよほど自身の【70年安保】の敗北の経験に重なって来たのに違いない。子規とは何者か、そして坪内稔典とはいったい何者なのだろうか?このことを、私自身の1979年と2013年の二度の俳句入門のメルクマールとして追求してみたい。・・・《続く》
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