まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ぎりぎりの傘のかたち/北大路翼を読む(1)

2017-04-14 22:32:47 | エッセー・評論

ぎりぎりの傘のかたちや折れに折れ   北大路翼   話題のベストセラー句集『天使の涎』より

ビニール傘というものは昔は無かった。発売されたのは1990年代に入ってからだと思う。通常、急な雨などでコンビニで購入し、止めば帰宅以前に捨ててしまう。台風や突風などの時は、まるで役に立たず、すぐにバラバラになり放置される。ぎりぎりの傘のかたち、とはもはや《傘》の役割を喪くしたあとのことである。よく見ると《》だったとわかるが、もはや《傘》としての存在感は喪われている。下五の『折れに折れ』と畳み掛ける作者の目線には容赦が無く、まるで《》自身の責任であるかのように言い放つ。この【ぎりぎりの傘のかたち】とは、作者の現在の姿でもある。路傍の《》から目を転じて、作者の自身の来歴と自己を映し出す鏡としての【俳句形式】を見る目にも容赦は無い。作者もまた、まさにギリギリの【大きな喪失】を経て来たに違いない。・・・《続く》
 
「北大路翼 俳句」の画像検索結果
 
 
ALBERT AYLER 『LOVE CRY

【天皇】皇位の継承/日本国憲法を学ぶ(3)

2017-04-14 20:58:37 | 日本国憲法を学ぶ

第一章 天皇

第二条【皇位の継承】 皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。

現在、今上天皇の【生前退位】をめぐって日本国内が揺れている。天皇とは、即位すれば終生《天皇》であり続けるとの暗黙の了解が崩れたからである。しかも、今上天皇自らが「高齢」と、それによる【象徴天皇】としての職務の不徹底を表明した。つまり、天皇も《人間》であり、《人間》としての国民に対する勤め(国事行為その他)を優先すべきとの【意見】を公共放送を通じて述べた。これは、終戦時に続く第二の【玉音放送】とも言うべきものであった。憲法条文にあるように、天皇の即位(退位)は【皇室典範】に基づかなければならず、その生前の退位については書かれていない。そこで、【皇室典範】そのものを改正するか、それとも当代限りの【特別法】によるかの議論が展開された。結論は、後者であった。平成30年末をもって【平成】の世は終り、現皇太子が新たに天皇に即位する。今上天皇は、明治以前の慣例にしたがって【上皇】(太の略称)と称される。・・・《続く》


【昭和歌謡】白雪姫みたいな心しかない私/J-POP論・POP詩の宇宙

2017-04-14 04:31:04 | J-POP論/POP詩の宇宙

*山口百恵史ラスト付/2017年いま現在、昭和歌謡が大ブーム!

頭痛がひどく眠れない。ハンド・パワーで何とか治ったが、覚醒し過ぎ!こんな時は【演歌ナイト】に限る。テレサテン『時の流れに身をまかせ』から・・。同世代の天地真理さんの『水色の恋』(詞 田上えり)。 さよならの言葉さえ 云えなかったの/白雪姫のような 心しかない私 あの時代は皆が純粋だった。純粋すぎて壊れてしまったくらいに。 水色に残された 影を追って/なぜかしら 夢の中 飛んでいるの・・ 純粋すぎる心はいまもあの時代の空を舞っている。自分自身が影になったことも知らずに。何もかもが水の雫のような儚さを追いかけて。・・・《続く》
 
 
 「山口百恵」の画像検索結果
 
テレサテン 『時の流れに身をまかせ
天地真理 『水色の恋
チャー(竹中尚人) 『気絶するほど悩ましい』 1976 一度楽屋で会いました。
山口百恵 『さよならの向こう側』  最後のTV出演(夜のヒットスタジオ) 1980
南野陽子メドレー LIVE  芦屋のお嬢さんのこのド迫力!現代の男子高生に人気。
斉藤由貴 『AXIA~かなしいことり~』  天才アイドルも2児の母で・・そろそろ二十歳か