まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

デキシーランドジャズ晩秋に恋焦がれ まほろば/新雑句雑感(25)~プロローグ7の終わり

2019-11-06 07:38:01 | 新雑句雑感

晩秋の環状線にわが棲家

晩秋のシャープペンシル尖りだす

晩秋のギックリ腰と眼を合はす

晩秋のお口の恋人懐かしき(ロッテのチュウインガム)

晩秋の人間探求派いまも

晩秋の傷痍軍人五千の名

影ある人晩秋あっけらかんと過ぐ

晩秋の銀座シャンソン酒場まで

晩秋の天地の狭間掃き尽す

晩秋の沖泳ぐ人うすれけり

晩秋のチャイニーズカフェ無人なり

デキシーランドジャズ晩秋に恋焦がれ

晩秋の千住の路地にオザキの碑

晩秋や蒲田マッセンストライキ(1969年11月)

晩秋の空仰ぐたび死を仰ぐ

芋けんぴつまめば晩秋よき香り

生きてこそ晩秋の夜の明けてゆく

 

 

 

 


【立冬】週半ばは20度台を維持・・俳句の旧暦主義は季感の否定につながる/新俳句入門

2019-11-06 01:04:15 | 新俳句入門

秋意あり真っ暗闇の天文台   まほろば   最新作  即興

今日6日または明日7日は【立冬】です。初冬の季語【酉の市】の一の酉が明後日8日になります。いよいよ冬が近づいて来たという実感が沸き起こって来ます。但し、秋の終焉を見届けるという作業がまだ始まったばかりです。秋最大のイベント【紅葉】は11月半ば以降のことです。近隣には東京23区にしては珍しく巨大公園が多く、その一つ一つを見て回るのが楽しみです。さて、これから未明の【夜歩き】に出ます。東京下町の真っ暗闇の中を歩きながら、手探りで【秋意】の在所を確かめるつもりです。・・・《続く》