まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ここからは無言黄落と死にゆく人 まほろば/新雑句雑感(28)~プロローグ7の始まり

2019-11-21 20:52:37 | 新雑句雑感

ここからは無言黄落と死にゆく人

また不発少年目線黄落期

SEALDの軌跡をたどる黄落期(2015~6に活動した非暴力学生組織)

大黄落紙くずのやうな我が人生

自動書記で芭蕉再現黄落期

黄落や人生五十年巨大化す

地底よりぬっと顔出す黄落期

是非もなく滅びし黄落の人その他

黄落すISついに滅びたり

小さき子黄落の世の縮小す

昼の月現れては消ゆる黄落期

黄落を音たて過ぎる誰か死ぬ(公園の老人見守り)

六本木陽の翳りだす黄落期

坑口に四百の死屍黄落期(三池炭鉱)

ビットコイン空無の極み黄落期

へんぺんたる死顔黄落を語りだす

黄落のここまで再生のダビデ像

カラシニコフ人撃ち撃たれ黄落期

千住新橋人影あまた黄落期

黄落の果てまで芭蕉記念館

 

 

 

 


【初冬】15度から12度へ急落・・まだ《冬紅葉》と呼ぶべきではない!*『明日への手紙』付/新俳句入門

2019-11-21 16:07:28 | 新俳句入門

父と母の確執いまも黄落す   まほろば   最新作  即興

今日も15度の晩秋としては限界温度が続いています。私は伝統派ではないので、11月8日の【立冬】以後を【初冬】などと機械的に決めてしまうことはしていません。あくまでも21世紀を生きる者として新暦つまり【現代暦】にしたがって生きています。義務教育で11月8日に「今日から冬です」と教える学校はありません。12月1日をもって【冬】に入ります。しかし暦とはよく出来たもので、旧暦と新暦の中間の20日頃から一気に冬めいて来ます。俳句歳時記には【初冬】という便利な季語もあり、昨日訪れた20日の【二の酉】を区切りに【冬用意】【冬仕度】の期間としたいと思います。ところで、いま都市部では【紅葉】の真っ最中です。旧暦に従えばもはや【冬紅葉】というわけでしょうが、こちらは12月に入ってからそう呼びたいと思っています。11月10日頃に【紅葉】が本格化してから、まだ少ししか経っておらず、紅葉の意味を体感するのはまだまだこれからです。これから近所を歩き、紅葉の進み具合と【黄落】などの句作に挑んでみたいと思います。・・・《続く》

 

 

馬場亜衣里 カバー 『明日への手紙』(原曲 手島葵)

https://youtu.be/DzTF0zkxuRI?t=34

おめでとうございます!11月17日放送のTHEカラオケバトルU-18【四天王争奪戦】で見事優勝し、新四天王になりました。今後も私たちが世代を超えて、21世紀を生きる意味を《うた》を通じて教えて下さい。