まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

死してなほ生き方を問ふ三島の忌 まほろば/新雑句雑感(30)~プロローグ7の始まり

2019-11-26 22:55:05 | 新雑句雑感

天皇と法王フランシスコ憂国忌(令和元年11月25日)

三島忌の俳句は愚直よしとせり

幸彦とまみえず去りぬ憂国忌

三島忌の青駆逐せり真っ赤っか

三島忌の左翼消滅安堵せよ

三島忌の流さるるなき血はどこに

泥水の余白に染みて憂国忌

俳句など滅びてなんぼ憂国忌

渋谷にも無言の一角憂国忌

死してなほ生き方を問ふ三島の忌

脳みそが消し飛ぶ痛み三島の忌

憂国忌それみたことか冬は来ず

黄落の音だけとなり三島の忌

物申す地の果てまでも三島の忌

天変地異また来る気配三島の忌

 


【三島由紀夫忌】13度も晴れ間見えず・・ローマ法王が帰国へ/新俳句入門

2019-11-26 15:12:52 | 新俳句入門

三島由紀夫忌いつからか猫背となり   まほろば   最新作  即興

23日(土曜)の【勤労感謝の日】にローマ法王が来日し、今日26日(火曜)に帰国の途につこうとしています。新天皇の即位の礼の一連の行事から【大嘗祭】にかけての、まさに日本国のリニューアルの最後に世界の頂点に立つ法王が合流しました。そんな中で忘れてはならないのが、昨日25日の【三島忌】【憂国忌】でした。70年安保の熱気の冷め遣らぬ頃、突然三島さんが森田必勝ら【楯の会】の3名を引き連れて市ヶ谷の防衛省東部方面総監部に突入し、自衛官たちに古き良き日本を取り戻すべく決起を呼びかけ、割腹自殺を遂げた事件です。21世紀の現在、安倍首相や日本会議による憲法改正が声高に叫ばれ始めている状況下で忘れてはならない出来事でした。俳句でも有力な季語であり続けています。さて、今日は13度に急降下(マイナス10度)し、日差しは全くありません。何とか気分を直して、本業に句作にと頑張りたいと思います。・・・《続く》 


ごおーっと出るコンビニ・コーヒー冬に入る まほろば/新雑句雑感(29)~プロローグ7の始まり

2019-11-26 01:05:54 | 新雑句雑感

空缶をへこませてゐる冬始め

ゴーギーのふくよかな胴冬に入る

自販機を押しても引いても冬に入る

ごおーっと出るコンビニ・コーヒー冬に入る

発狂の主宰を抱え冬に入る

何度でも渋野スマイル冬に入る

美空ひばりの裏町酒場冬に入る

客を引く声高らかに冬に入る

日本兵・米兵・ロシア兵冬に入る(軍装パーティ)

縄文ビーナス丸みを増して冬に入る

極上のレトルト・カレー冬に入る

つがい猫ゆるりと過ぎる冬来る

背後より防臭スプレー冬に入る(散歩犬)