まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【ラップ集会2】夢から醒めてまで夢の中だなんて 冬が来る  まほろば/新一人吟行記

2018-11-27 23:22:23 | 一人吟行記

いいトコ感じちゃってるぜ 月のない夜   音程を自分の中で操作しながら堂々とやれ   俺が童貞じゃないってことわからせてやるぜ 春昼   これが決め手さマウスピース 歯が痛いと人生も痛い   校則に反してまで俺は自由だなんて一応言ってみる   ピョンピョン跳ねながら泥沼から這い上がる 俺の自由   ちっとも知らなかった俺が自由ってこと 平成が終る   ママ聞こえてる?いまどこ 永遠の空と海   そしたらさ十条のメソポタミアで待ってて 夢の途上   まあいいだろう八十歳のハンチング帽バイバイ    夢から醒めてまで夢の中だなんて 冬が来る    

 

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【秋送る】あの光の方向にひたすら放浪!ラップ少年に再遭遇・・抜く削るだけ歯科治療の不快を吹き飛ばす/俳句再出発(日記)

2018-11-27 22:29:30 | 俳句再出発

ラップとは自分に勝つこと秋送る   まほろば   最新作  即興

今日は20度には達しなかったようです。それでもよく晴れて風も全く無く、俳句日和と言いたいところですが、現実は厳しい限りです。月末が迫っていますが、今回は総合3誌(1誌は翌月10日)に間に合わせ、何とか上位入選を目指したいとは思っています。最近、佳作止まりのオンパレードで不快感が募るばかりです。やはり、いずれかの結社に所属して幹部を目指すというのが俳壇のモチベーションなのでしょうが、それはキッパリと捨ててしまいました。残る人生をそのようなものに無駄に費やしたくはないからです。さて、これから早目に歯の治療に向かい、帰りには近隣のラップ集会など見物して来たいと思います。同人誌にはラップ俳句を載せるかもしれません。楽しみつつも頑張りたいと思います。・・・《続く》

 

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日本語ラップ 光へ

https://youtu.be/XysfG0bQuG8?t=38

 


俺は男の美学を極め三島の忌 まほろば/新雑句雑感(132)~プロローグ6の始まり

2018-11-26 22:56:24 | 新雑句雑感

ニッポンが消えた三島由紀夫の忌  三島忌の行方不明の帽子とも   玉城デニーのオール沖縄憂国忌    竹島を返せ三島忌の海泳ぐ   俺は男の美学を極め三島の忌   一気飲みまた繰り返す三島の忌   俳句九条の会って何だ三島の忌   血は売っても国売るなかれ三島の忌   憂国忌大坂なおみの肌の色   戦後とは一通過点三島の忌   こと切れてなほ鳴き続け三島の忌   ダッチワイフ詐欺にも等し三島の忌   憂国忌兜太は地獄に堕ちていた   キムタクの整形疑惑憂国忌   雅子妃の出自を探る憂国忌   死んだふりの鈴木邦男や憂国忌   LGBTコメントいかに憂国忌   九条といふ牢獄三島忌の発熱す   俳句には俳句の領分憂国忌   遊就館にゼロ戦は無く憂国忌 

 

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佐々木麻衣 カバー 『別れの朝』(原曲 ペドロ&カプリシャス)

https://youtu.be/gSc5eKG-0bI?t=39      


【懸大根】明日20度に迫る・・月末投稿に向けて《身魂》を温めるチャンス/俳句再出発(日記)

2018-11-26 20:58:08 | 俳句再出発

おばちゃんのルーツを求め懸大根   まほろば   最新作  即興

今日は18度まで上がり【小春日和】の一日でした。20日を過ぎたあたりから朝晩の冷え込みが激しく、体調がついてゆけない状態が続いています。明日は20度を期待したいと思います。昨日の近隣の下町タウンのカトリック教会(主日礼拝)までは良かったのですが、その後深夜までオタク談義が弾んだのが尾を引いているようです。一日疲れると最低2日間は体調が戻らないようです。明日の歯科通院が遅目なので、この際今夜から明日日中にかけて俳句関連の遅れを取り戻したいと思います。具体的には月末投句など3誌分のセレクトと来月10日締切の同人誌15句、書評などです。自信作があればある賞にも応募するつもりです。現在、結社投句は無くなり、その分何か張り合いがありません。ここで自分に鞭を入れてゆかないと、俳句(創作)活動全体のモチベーションが下がる一方です。寒さに負けず何とか頑張りたいと思います。・・・《続く》

 

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【俳句の消滅】銭湯に自転車で往くほぼ裸 大木雪香/一句観賞

2018-11-26 12:39:24 | エッセー・評論

銭湯に自転車で往くほぼ裸   大木雪香  俳句愛好誌海光」9号より

この句を最初に目にした時、文句無しにこの作者の当号掲載12句中髄一のものと思った。その理由は、【ほぼ裸】の下5に置かれたただ一言によって俳句形式という擬態をアッサリと突き抜けたからである。2018年のいま、俳句などというものがどのようにも存在し得ないことはあまりにも明らかである。なのに作者は、わたしたちは季題(語)諷詠・17音(数律)・結社の【有季定型】の三大要素の幻影の中を泳がされ続けている。子規・虚子に始まる偽装された日本的近代の亡霊が、現代の全国数十万の身霊に乗り移り、21世紀初頭のいまも列島界隈を跋扈している。作者はその虚子直系の俳句結社の中堅女流である。しかし、この【ほぼ裸】というような季題・季語としてのそれから決定的にかけ離れた認識を詠う者は皆無であるに違いない。

一句の具体的な読みに入る。銭湯に自転車で通う光景は、現在も地域によっては散見される。しかし、この作者自身の日常にはすでにあり得ないものである。1970年代のフォークソングの名曲『神田川』などの20世紀レトロとも違う。どこか即物的で無感動な印象は拭えない。しかし、一句の末尾に据えられた【ほぼ裸】の一言がこの句も逃れられないはずの近代俳句の【有季定型】を一挙に覆してしまうリアルさを持っている。若い女性の薄着を言っているわけだが、その辺りの事情は、掲載誌「海光」(横須賀市。林誠司発行)の句評に詳しい。ここであえて言うなら元ヤン・キャバ嬢・フリーター・・などの現代風俗の一端を覗かせる点である。また、私独自の視点を明かすと、これらの他者の光景を超えてゆく作者の自己認識の斬新さである。この【ほぼ裸】の一言の内に秘める定型言語上の起爆力である。さらに言えば、《裸》に付された『ほぼ』という婉曲な言い回しによって、目の前にある光景もろともに作者自身の真新しい《実存》が引き寄せられて来る。俳句形式の17音という制約(短さ)の中でこそ勝ち取られた新味の無限性と言えるだろう。【ほぼ裸】の解釈はもう一つあり得る。・・・《続く》

 

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ボニージャックス他 カバー 『神田川

https://youtu.be/zE7Vk7lyVXY?t=16