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木の利活用・・その2

2019-02-23 | 建材
こうした太い材を
中⼤規模建築で使うといいと思います。

しかし、現状では中⼤規模建 築をつくる際には、
住宅⽤流通製材の活⽤が推奨されているように感じます。

こうなる と、太い材の出番がなくなってしまいます。

⼀⽅、住宅⽤流通製材よりも細い材、
例えば間伐材なども扱いに困っています。

75mm⾓くらいの⼩径材が取れます。
こうした材は、今は家具くらいにしか使われてい ません。
下⼿すれば、⾯倒な加⼯をせずに済むよう、
チップにしてしまうことも多いで す。

かつては、⼩屋組みに使うマツ材は
曲がっているのが普通でした。

製材して真っすぐに するよりも、
曲がったままで使うほうが
適していると考えられていたからです。

従来は⼭ にあるいろいろな⽊について、
場⾯に応じたいろいろな使い道があったのです。


それが今では、⼩曲がり材はひき板(ラミナ)などにして、
集成材、LVL(単板積層 材)、CLT(直交集成板)、
合板などに加⼯されます。

樹種もスギやヒノキだけになって しまって、
特に広葉樹は⼿に⼊りにくい。
針葉樹でもマツなどは⼿に⼊りにくい。