以前にもご紹介した「手回し計算機/TIGER Calculating Machine基本型(戦前)」と同機種が入荷。
但し、程度は非常に悪い。
完全に固着した状態でどの操作も現状では出来ない状態で、錆も酷い。
何処までレストアできるかは不明ですが、この「虎印」が付いた「タイガー計算機」は「TIGER 印」とは全く
価値が違うので何とかして上げたい。
以前にもご紹介した「手回し計算機/TIGER Calculating Machine基本型(戦前)」と同機種が入荷。
但し、程度は非常に悪い。
完全に固着した状態でどの操作も現状では出来ない状態で、錆も酷い。
何処までレストアできるかは不明ですが、この「虎印」が付いた「タイガー計算機」は「TIGER 印」とは全く
価値が違うので何とかして上げたい。
精工舎のコメットが入荷。。。外装の状態は悪く当然?不動状態。
時計側は振ってみると微かに動くが直ぐに止まる。原因は油切れか内部でゼンマイが切れていると思われる。
一方、目覚まし側はベルも鳴り動くのでこちらは問題ない。
早速、分解に取り掛かると直ぐに時計側のゼンマイが破断していることに気が付く。
以前の「救出作戦終了」の折のコメットは目覚まし側のゼンマイが切れていた。まぁ~、ニコイチにすれば良いのですが
取り敢えずは切れたゼンマイを安全のため拘束しておくことに。(因みに、この状態でも時計はゼンマイの余力で少しだけ動く)
ゼンマイの入れ替えをしたいところですが、ゼンマイの手持ちがなくこのまま組んで行くことに。
(以前のコメットもそのままの切れた状態で、目覚まし時計のゼンマイは中々、入手しにくいのが現状)
洗浄と磨き作業が終わった部品たち。
塗装が剥げていた裏側のケースはこの際、塗装を剥離し下地事態を磨いて仕上げることに。
表側のケースは塗装の劣化はあるものの、剥離まではしていなかったのでこのままにしておく。(それも又、趣)
文字盤は珍しく蛍光塗料も残っていて状態は良い方で一切、手を加えてない。
組み立ても終わり一応は見栄えも良くなり、人前にも出せるようになったコメット。
裏側はこのような仕上がりで、入荷した時(2枚目掲載写真)を考えると見違えるようである。
昭和20年代の「コメット」。今ではあまり見掛けないようになりました。
久しぶりに「ヴィンテージピッケル」を仕上げる。(相当な手間を掛けて・・・)
元はこんな状態。
元はこんな状態だったが、仕上げて行く過程でその刻印から「EVERNEW 1号」と分かるヴィンテージピッケル。
当時のピッケルは今のとは違い趣があります。
丸環のストッパー部分。
EVERNEW 1号(その2)/1960年: 価格応談
以前のヴィンテージピッケル
昭和初期の未だ「㈱高千穂製作所」だった頃の「オリンパス顕微鏡」。
100年、1世紀近い時間の経過とともにやはり金属部の劣化、木部の汚れは仕方ない。
一応は付属品をはじめ揃っているように見受けられるが、やはりレンズの汚れと黴や反射鏡の一部腐食は有る状態。
気になるのはやはり光学機器の金属部の艶落ち。
木箱の洗浄とともに出来る限りの磨き作業。今まで汚れで隠れていた木箱の「OLYMPUS TOKYO」の文字も浮かび上がる。
「制作本店川外(名古屋)」のエンブレム。木箱の制作メーカーなのかは不明だが、流石に光学機器用の保管箱ともなると
相当、造りが良い。
そして、廓大倍数票には「昭和8年」の記載。(白い部分はこれ以上の損傷防止のための当て紙で補強)
錆びていた専用の鍵も磨きを掛け、鍵穴にも注油し問題なく使えるように。
廓大倍数票も規定の位置に戻す。
戦前の昭和初期、このような光学機器がいくら程したのかは不明ですが相当、高かったことは間違いなさそうです。
高千穂製作所製:オリンパス顕微鏡(昭和8年・1933年)/非売品