1930年代後半から40年代前半製造、70年という歳月を考えれば致し方ないようなキーの文字の劣化や
外観の錆などは有るものの基本動作は問題ないレベルでの入荷。
早速、エアーで埃を飛ばし注油を施し各部のチェック作業。
アーム式ハンマーの曲り等は無いものの動きが渋い時もたまに有る状態。
これについては長年、使わずにインテリアとして飾ってあったせいでもあるのか今後、使って行けば
落ち着くようにも思える。
錆や剥げ部分は捕色を施し磨きに掛ける。
前回、ご紹介したヴィンテージタイプライター/REMINGTON REMETTE のゆず肌マットブラックとは違い
クリアーブラックのボディになります。
このCORONAは可愛いベルが一つ内臓されており、キャリッジが右端(位置の設定可能)に
到達した時に改行を知らせる昔、映画で観た「チィーン♪」と一回ベルを叩く仕組みを備えているものの
ハンマーとキャリッジに備わるアームが上手く干渉せず鳴らない状態。
それを試行錯誤の末、何とか修理しベルも鳴るように。。。
キャリッジのローラゴムとペーパー送りのゴムが経年劣化で痩せている関係で、今時の薄くてツルツルの
コピー用紙では上手くペーパーセットし難いことは致し方ないものの手を添えて行えば問題ないレベル。
早速、自己紹介を兼ねてのタイピング。
純正ケースも付属しております。上蓋裏側に張られている説明書はコピー品になります。
Smith&Corona社製タイプライター/CORONA STANDART (1938~1942)