愛知時計のNO.700シリーズに1台追加となります「NO.719」
裏面には当時の印刷が微かに残っております。「A」の文字の下の「NO.719」
ムーブメントは通常の設置方法で振り子はこのシリーズ共通のようです。
多少の凹みを伴いますがオリジナルの振り子です。
そして、いつものセルロイド製ビートスケールも現存。
扉フックの形状も共通のようですが、この個体については真鍮製ではなく鉄製のようです。
文字盤は金属製シルバーとなります。
剣も共通のようでオリジナルです。
このNO719の特徴は何といっても振り子室のガラス。
モールガラス越しに振り子が揺れる様は何とも言えない趣があります。
中央のモールガラスの左右は色付きダイヤガラスになります。
当時、この青色の他に緑色と紫色が用意されていたようです。(最下部、当時のカタログ参照)
「愛知時計NO.719」:昭和初期/ 非売品
愛知時計カタログより