お問い合わせがございました「銘木茶道欄間」の詳細画像になります。
以前の記事の掲載写真も併せてご参照ください。
「透かし彫り」の状態が分り易いように下に白い紙を敷き撮影しております。
先ずは以前の記事で「四尺巾二枚」と説明しましたが、正確な寸法は上が「121センチ×24センチ」
下が「118.5センチ×23センチ」になります。
厚みは約4.5ミリになります。
木表側の透かし彫りの状態です。
全て茶道具をあしらった透かし彫り細工。木の柾目も美しくたいへん趣のある逸品と思います。
観たところ、欠落や欠けは無いように思われよい状態を保っていると思います。
尚、中央の下の方に数か所の止め穴か栓止の跡が観られますが、それもまた趣で主観では気になりません。
そして、木裏側になります。 木表側に比べ染みが目立つのと陽焼け具合が違います。
日焼けの違いは使われていた和室続きの間の方角(陽当たり)が原因と思われますが
壁飾りでお使いの場合は木表を飾っていただければ良いと思いますし、本来の欄間として
お使い頂く場合は陽当りの向きを考慮して頂ければ良いかと思います。
染みについても陽焼けで段々と落ち着くと思われます。
木裏側からの止め穴か栓跡の跡。
観てお分かりのように新しくあけられたものではなく、当時からのものと判断します。
以上、写真や説明では全てお伝え出来ない部分もあるかと存じますがご了承ください。