古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

アンティークとヴィンテージ

2014年05月15日 | 行商

私も含め、日本の美術品や骨董品に対して間違った使われ方をしている言葉

「アンティーク」と「ヴィンテージ」。

「ヴィンテージ(Vintage)」というと、その「Vin」がフランス語で「ワイン」を表し、年代ものの「ワイン」の

イメージが強く、後は「ジーンズ」ぐらいでしょうか、よく使われるのは・・・。

他はどうしても「アンティーク(Antique)」の方を使ってしまいます。

実は「GATT(関税と貿易に関する一般協定)」や、アメリカの関税法では完全に区別されています。

アンティークとは現在より100年以上経過したもの。

ヴィンテージとは現在より30年から100年未満のもの。

しかし、日本国内では厳密な決まりがなく、どうしても「古いもの=アンティーク」という使われ方をしています。

これは多分、「アンティーク」というフランス語の響きがよいせいもあるのかも知れません。

(注:Vintageは英語ですが語源はフランス語のvendange、更に前はラテン語から)

 

showa 土花亭でも「アンティーク」という言葉で表現している場合もございますが年代が分るものは

年代表示をしておりますので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。

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