素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

42日ぶりの本格的な雨

2012年01月19日 | 日記
 前線の通過で一時的にパラつくことはあったが本格的な雨は12月8日以来だそうだ。しとしとと降り続く典型的な冬の雨である。底冷えのする一日であった。Joshin東香里店が売場改装のために“売りつくし”セールを始めたので、古くなった私と息子の部屋の照明器具を取り替えるために在庫品処分を目当てに出かけた。どちらも30年近く使ってきた三又のシャンデリアタイプのものである。姿ばかりで性能は限界寸前。特に、私の部屋のものは3つの蛍光灯がつくまでの時間がまだらで、最後の1つは忘れた頃に点くという始末。最初は蛍光管か点灯管に問題があると思い取り替えたが改善せず、結局本体内部の劣化に起因していた。無理に使っていて火災でも起こしたら話しにならない。
 取替えより、粗大ゴミとして出せるように可燃部分と不燃部分に仕分けるのに手間取った。夜に点けた時今までの部屋がいかに暗かったかを再認識した。部屋の中のものがはっきりと見えるのである。ちょうど高校入学時にメガネをかけた時のくっきり感を思い出した。あの時も視力が極端に落ちた中3時代の生活が霧のかかった状態やったんやと素直に驚いた。

 午後からは、雨も降っているので、“和時計”の今までチマチマと作ってきた5つの歯車を本体に組み合わせる作業をサッサと済ませて、ジェイアール京都伊勢丹で開催中の「北斎の富士」でも観に行こうと思っていたが甘かった。

 うまく組み合わせて、スムーズに連動して動くようにするには骨の折れる細かい作業となり、どんどん時間が過ぎていった。おまけに、こういう時に限って宅配便が4つ、業者の訪問セールスが2件、電話勧誘が3回と作業の腰を折られたりして結局完成したのは夕方になってしまった。

   60回シリーズなのでまだ三分の一ではあるが、何となく器械らしくなってきた。これらを一から設計して、部品を作り、穴をあけて組んでいくということをやってのけた職人の技量には毎度のことながら驚嘆する。あと10ヶ月余り職人の世界を楽しめるのである。

 ♪雨の御堂筋♪のテンポでやっていた作業が、いつしか♪大きな古時計♪になり、やがて♪氷雨♪となり最後は♪柔♪で終わった。 

 



 

 



 
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