素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

滋賀県米原市大久保の「セツブンソウふれあい祭」に立ち寄る

2013年03月16日 | 日記
 どういうわけか体育祭で走っている夢を、自分の感覚では延々と見た。短距離、中距離、長距離、リレーとメンバー不足から次々と出場。「もう限界だ!」と悲鳴をあげた時目覚めた。実際には走っていなかったが疲労感があった。起きるとすぐにストレッチをしてしまった。

 7時からの朝食バイキングを終えた後は11時のチェックアウトまで名古屋城まで散歩することにした。5年間名古屋に暮らしていたが名古屋城にに行ったのは1度だけ。下宿のおかみさんと同宿人のお花さんに連れられて行ったと記憶している。中に入った時のビルみたいという印象しか残っていない。

 錦通りから左折して伏見通りを歩いて行くと丸の内、外堀と城に近づいていると実感できた。おおよその見当はあるもののビルの谷間で見通しが悪いとやや不安になる。遠くに朝日に輝く金のしゃちほこを見た時はやれやれである。ホテルからおおよそ40分。

 大阪城のように天守閣の近くまでは無料で入れるのかなと思っていたらさにあらず。大手門で入場料を払わないと駄目であった。こういう時は「入るのやめとこう」となるのである。外堀沿いに歩きホテルにもどった。

 今日の目的は、伊吹山山麓の大久保という集落で開催している「セツブンソウふれあい祭り」。自生したセツブンソウの群落が見頃だというので見ておこうということになった。名古屋城までの往復で名古屋高速の一宮付近が渋滞しているという表示があったので一般道をのんびりと行くことにした。急ぐ必要のない旅である。

 国道22号から21あ号線といつもは名神で通過していく所を走ると景色がまた違う。関ヶ原で国道365号に入り、伊吹山の山麓沿いに走るのだが町を抜けると何もない所で、たまに米原市、長浜への矢印があるだけ「本当に合っているのか」と不安になる。道の駅「伊吹のさと」があるはずなのだがいっこうに見えてこない。こういう時は長く感じる。車内に疑念の空気が充満してきた時、やっと見えた。

 昼食休憩をかねて道を確認する。疑念は一掃された。道の駅前の信号を右折して姉川沿いの県道40号を10分ほど走らせると大久保集落に到着した。

   セツブンソウは思っていた以上に小さな花であった。集落から少しのぼった斜面に群生していた。春を呼ぶ花である。地元の人たちの話を聞きながら見てまわった。

 ここまで来たら家まで一般道で行こうということになり国道22号にもどってから8号、1号を走り、瀬田から宇治川沿いにくだり宇治田原、京田辺を抜けて我が家に戻った。途中、何度も渋滞にひっかかりながらも気楽な旅となった。これもまたよしである。
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