shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

2024年4月初旬日本海花紀行(その2)雪国植物園① シュンラン、コシノカンアオイなど

2024-04-14 05:30:02 | 山行・旅行
2週間前に雪国植物園に来たときは日曜日だったこともあり、大勢の来園者があった。今回は金曜日で幾分人出は緩和されたように思えた。
先ず撮りたかったのはコシノカンアオイであり、前回撮り忘れたコシノチャルメルソウも撮りたかった。
そこでまっ先にコシノカンアオイが観られる場所へ向かった。すると近くにシュンランが咲いているではないか。これを撮り逃すわけにはいかない。

・シュンラン(春蘭、Cymbidium goeringii、ラン科シュンラン属)








手前の花にハチが訪れていて、身体に大きな花粉の塊をつけているのが見えた。


シュンランをじっくり撮った後コシノカンアオイを撮った。園内に咲いている場所がいくつかありそれらを観て回り、状態の良さそうな花を撮った。

・コシノカンアオイ(越の寒葵、 Asarum megacalyx、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草)








下の花は土が崩れたのか、花茎がむき出しになっていた。手前の木片が被っていてまるで折れているかのように見えるが、傷ついておらず大丈夫だ。


続いては2週間前にも観たコシノコバイモ。前回観た場所と違うところでも咲いていた。

・コシノコバイモ(越の小貝母、Fritillaria koidzumiana、ユリ科バイモ属の多年草)






もう一つ撮るつもりだったコシノチャルメルソウであるが、既に花が終わっていた。
続編ではカタクリ、オオミスミソウなどの花をご覧いただこうと思う。

撮影:2024/04/05

2024年4月初旬日本海花紀行(その3)雪国植物園② カタクリ、オオミスミソウなど に続く。
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2024年4月初旬日本海花紀行(その1 )高内山

2024-04-13 05:30:30 | 山行・旅行
4月4日から4泊5日の日程で、主に東北地方の日本海側を旅してきた。4泊のうち3泊が車中泊、1泊がテント泊という機動性に重点を置いた旅だった。
今回の旅では新潟県長岡市にある雪国植物園への再訪と、秋田県男鹿半島にある毛無山と本山を歩くことが主目的だった。それ以外にも道中での景色を楽しみ、さらには植物観察やチャンスがあれば鳥も観たいという、かなり欲張りなものであった。

それでは旅した順にご覧いただきたいと思う。
4月4日に自宅を出発し、その日の夜は関越自動車道の大和PAで車中泊した。翌朝は日の出の時刻に目覚め、雪国植物園が開園する9時まで時間があったので、2週間前にも歩いた高内山(柏崎市、標高246m)へ出かけた。
朝が早かったのでカタクリやキクザキイチゲの花はどれもうつむいていて、先ずはショウジョウバカマとスミレの仲間を撮ることにした。

・ショウジョウバカマ(猩々袴、 Heloniopsis orientalis 、メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)






ショウジョウバカマは太い花茎の先に散形花序をつけるので、その中の一つの花を狙ってマクロで撮ってみた。
先ずはf9で撮影。手前の葯にフォーカスすると花の中心部は完全にボケる。


子房にフォーカスするとこんな感じ。


f13まで絞ってみた。先ずは葯にフォーカス。


続いて子房にフォーカス。


f20まで絞ってみるとこんな感じになった。ずいぶん背景がうるさくなった。シャッター速度は1/15秒だった。風が吹いてなくてよかった。


(アプリの編集機能で露出を高めてみた。)


ショウジョウバカマでのお遊びはこれで止めて先へ進んだ。

・スミレサイシン(菫細辛、Viola vaginata、スミレ科スミレ属の多年草)
この山でスミレサイシンは標高の低いところで多く見かけた。2週間前には見かけなかったので、その後咲き出したようだ。








・ナガハシスミレ(長嘴菫、Viola rostrata Pursh、スミレ科スミレ属の多年草)
距が長いのが特徴で別名をテングスミレという。北海道南部から鳥取県まで、主に日本海側に分布する。
この山では中腹で見かけた。


・キスミレの仲間
この山で黄色いスミレは標高が高いところでまとまって咲いているのを見かけた。










2種類のスミレが並んで咲いているところもあった。右は撮影風景。
 

嬉しい再会もあった。この花を観るのは弥彦山で観て以来で、1年ぶりだった。北陸では白色、山陰では紅紫色のものが多い。

・トキワイカリソウ(常盤碇草、Epimedium sempervirens、メギ科イカリソウ属の多年草)
登山道脇の数カ所で咲いているのを観た。








時間を見て途中で引返すつもりでいたが、山屋の常(あるある)で山頂まで行ってしまった。
山頂にある「高内城趾」の記録に、この山の名前の由来はない。高内は鷹討ちに通じるのかもしれないとふと思った。宮城県にはやはり低山で鷹討山がある。
余談だが山屋は時には雉撃ちをするが、鷹討ちはしないだろう。




さて話を戻して、山頂付近のカタクリの群落。見渡す限りカタクリである。気温が上がり花が開くと、さぞかし見事なことだろう。


カタクリとキクザキイチゲは、結局下山時においても、花弁や萼片が開ききっているものはほとんど観られなかった。
ようやくいくつかを探して撮ったが、よくよく考えるとこの後雪国植物園ではさわ山観られることだろう。






その他では、山頂付近でサクラを、中腹でツバキ(ユキバタツバキ?)を観た。コシノカンアオイ、コシノコバイモは見つけられなかった。
鳥はシジュウカラ、ヤマガラを近くで観た。またウグイスの囀り、キツツキのドラミングをたびたび聞いた。
こんな山が近くにあったらいいなあと思った。


下山後持参していたパンで小腹を満たし、靴の泥を雑巾で落として雪国植物園に向かった。

撮影:2024/04/05

2024年4月初旬日本海花紀行(その2)雪国植物園① に続く。
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植物クロスワード(46)『植物の名前を漢字で書くと(第五弾)』の答え

2024-04-12 05:30:00 | クロスワードパズル

タテのカギ
1 馬酔木(ツツジ科)。
2 樅(マツ科)。
3 城の周囲にめぐらした土の垣。
4 昔の時刻名で、今の時刻では午前6時ころ。
5 日本に43ある地方公共団体。
6 白檀(――科)。
8 その場で支払わないで、あとでまとめて支払う方法。いつもニコニコ現金払いとは真逆。
10 山葵(アブラナ科)。
11 紫蘇(――科)。
14 アイルランドのビール会社の名前。日本ではこの名を冠した世界記録の方が有名。
15 梅(バラ科)。
17 物の端を挟んで留める小形の金具。ゼム――、ダブル――、目玉――などがある。
18 榎(アサ科)。
20 生前の実名。生前には口にすることをはばかった。
23 蕃瓜樹、万寿果(――科)。末字は園芸学会では「ア」だが、農業界では「ヤ」が正式。日本には明治時代にもたらされ、沖縄県や小笠原諸島、鹿児島などで栽培が始まった。
25 ラグビーで、球を持っている相手チームの選手に組み付いて倒すか、ボールを地面に触れさせて前進を阻むこと。
27 航空機を搭載し、それを発着させる飛行甲板や格納庫を備えた軍艦。自衛隊が護衛艦と呼ぶ「いずも」と「かが」は実質これに当たる。
29 官職・役職の地位。ポスト。大臣の――。
30 16世紀にヨーロッパでの宗教改革の中心となった人物。マルティン・――。
32 言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。

ヨコのカギ
1 扁桃(バラ科)。
4 木通、通草(――科)。
7 ポツンと――。
9 枇杷(バラ科)。
12 ――に巻くとは、大げさなことや相手の知らないようなことばかりを言い立てて、相手を圧倒したり、ごまかしたりすること。
13 鷺草(ラン科)。
16 荘園内における領主・荘官・地頭の直接経営地。領主らは種子・農具などを負担し、下人や荘園内の百姓に耕作させてすべての収穫を取得した。
18 海老根(ラン科)。
19 英語で5月は?
21 元素記号が P の元素。
22 温泉を中心としたリラクゼーション施設。
24 まだ達成しないこと。
26 菊(――科)。
28 菠蘿、鳳梨(――科)。
31 ――嬢、――餡、――谷(JR山手線・京浜東北線の駅名)。
33 南瓜(ウリ科)。
34 ♪やめられないとまらない ――のかっぱえびせん。いっとき著者の朝食は毎日これだった。

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
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植物クロスワード(46)『植物の名前を漢字で書くと(第五弾)』

2024-04-10 05:30:00 | クロスワードパズル
今月の植物クロスワードは『植物の名前を漢字で書くと』の第五弾です。
植物に限らず、生物の名前は一般にカタカナで表します。
カタカナで書く理由は、他の文章と生物名を明確に区別できるという利点があるからです。同じ理由で、学名の表記はイタリック体で表します。
生物の名前には、漢字で表記できるものもあります。例えばアジサイは『紫陽花』、ボケは『木瓜』です。今回は普段カタカナでしかお目にかからない果樹・果実の名前も加えました。

それではカギにある『漢字の名前』を読み解いて、クロスを埋めましょう。
解答は4月12日にアップします。どうぞお楽しみくださいませ。


タテのカギ
1 馬酔木(ツツジ科)。
2 樅(マツ科)。
3 城の周囲にめぐらした土の垣。
4 昔の時刻名で、今の時刻では午前6時ころ。
5 日本に43ある地方公共団体。
6 白檀(――科)。
8 その場で支払わないで、あとでまとめて支払う方法。いつもニコニコ現金払いとは真逆。
10 山葵(アブラナ科)。
11 紫蘇(――科)。
14 アイルランドのビール会社の名前。日本ではこの名を冠した世界記録の方が有名。
15 梅(バラ科)。
17 物の端を挟んで留める小形の金具。ゼム――、ダブル――、目玉――などがある。
18 榎(アサ科)。
20 生前の実名。生前には口にすることをはばかった。
23 蕃瓜樹、万寿果(――科)。末字は園芸学会では「ア」だが、農業界では「ヤ」が正式。日本には明治時代にもたらされ、沖縄県や小笠原諸島、鹿児島などで栽培が始まった。
25 ラグビーで、球を持っている相手チームの選手に組み付いて倒すか、ボールを地面に触れさせて前進を阻むこと。
27 航空機を搭載し、それを発着させる飛行甲板や格納庫を備えた軍艦。自衛隊が護衛艦と呼ぶ「いずも」と「かが」は実質これに当たる。
29 官職・役職の地位。ポスト。大臣の――。
30 16世紀にヨーロッパでの宗教改革の中心となった人物。マルティン・――。
32 言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。

ヨコのカギ
1 扁桃(バラ科)。
4 木通、通草(――科)。
7 ポツンと――。
9 枇杷(バラ科)。
12 ――に巻くとは、大げさなことや相手の知らないようなことばかりを言い立てて、相手を圧倒したり、ごまかしたりすること。
13 鷺草(ラン科)。
16 荘園内における領主・荘官・地頭の直接経営地。領主らは種子・農具などを負担し、下人や荘園内の百姓に耕作させてすべての収穫を取得した。
18 海老根(ラン科)。
19 英語で5月は?
21 元素記号が P の元素。
22 温泉を中心としたリラクゼーション施設。
24 まだ達成しないこと。
26 菊(――科)。
28 菠蘿、鳳梨(――科)。
31 ――嬢、――餡、――谷(JR山手線・京浜東北線の駅名)。
33 南瓜(ウリ科)。
34 ♪やめられないとまらない ――のかっぱえびせん。いっとき著者の朝食は毎日これだった。

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我が家の花

2024-04-05 05:30:57 | みんなの花図鑑
 

 

 

4月4日から8日まで新潟、秋田、宮城への旅に出ています。この記事がアップされている頃は新潟にいるはずです。
旅に出る前に急いで庭の花の写真を撮り、予約投稿しました。チューリップがきれいです。

スイセンは年明けと同時次々と開花し、今は八重の房咲きが咲いています。この後もう1種咲きます。


キブサスイセン、白の房咲きは大部分が終わりました。陽当りの悪いところでまだ咲き残っています。
 

シバザクラがきれいです。雑草を抜かなくてはいけませんが、時間がありません。家内に頼んで出かけます。
 

その他の花はまとめて載せます。最後はイチゴとコマツナです。
 

 

   

 

 

 

 

ご返事できるか分かりませんので、コメント欄を閉じておきます。
次回の投稿は4月10日の植物クロスワードです。
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久しぶりの川沿い散歩

2024-04-03 05:30:29 | 日記(雑記帳)
3月31日の市内の最高気温は27℃で、春の陽気を通り越して今年2回目の夏日となりました。テニスの前の時間で川沿いを散歩しました。
ウグイスの囀りが途絶えることなく聞こえていたものの、姿を観たのは遠目の藪の中。証拠写真にもなりませんでした。どうもウグイスを撮るには場所が悪いようです。

1時間ほどの散策で見かけた鳥は、ハシボソガラス(100羽ほどの群れ)、ヒヨドリ、スズメ、ツグミ、モズ、シメ、アオジ、メジロ、ウグイス、ハイタカ(?)、トビ、ツバメ(今年初めて観ました)、ハクセキレイの13種でした。

モズです。


シメです。


アオジの♂だと思います。


ずいぶん遠くですが、ハイタカだと思います。


ハクセキレイです。


コブシです。




コブシに来ていたメジロ、こぶしジローです。演歌歌手のような名前です。


ナズナです。






撮影:2024/03/31

本文とは関係ありませんが、自宅の樹に設置した巣箱の状況をお知らせします。
3月31日にシジュウカラの番が2羽同時に巣箱に入りました。これまで1羽が入るのを何度か観ていますが、営巣前に2羽が入るのは初めて観ました。
シジュウカラは営巣から抱卵までをメスだけで行います。オスは近くで見守ります。2羽が入った意味は何なのでしょう?
翌日には1羽が入るのを観ました。スズメも来ましたがサイズが合わないので諦めたようでした。度々シジュウカラが来ていますが、まだ営巣は始まっていません。
4月2日は樹に止まったシジュウカラを観ました。しかし巣箱には近づきませんでした。果たして営巣するのか心配です。

4月4日から8日まで留守にします。次回の投稿は10日の予定です。
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三浦半島をほぼ横断する大楠山・衣笠山ハイキング

2024-04-02 05:30:05 | 山行・旅行
3月30日、勤めていた会社の同期生夫妻と一緒に、三浦半島をほぼ横断する大楠山・衣笠山ハイキングコースを歩いてきた。
大楠山は三浦半島の最高地点で標高が241mある。関東百名山にも選ばれている名山である。一方衣笠山は標高が134mの低山で、山頂付近に広がる衣笠山公園はサクラ日本100選に選ばれているサクラの名所である。
半島の西側にある前田橋バス停(標高11m)から出発し、半島東側のJR衣笠駅(標高18m)まで10.5kmを歩いた。累積標高差は552mで、休憩時間を含めて6時間のハイキングだった。




JR逗子駅からバスに乗り前田橋で下車。海を背にして歩き出すとすぐに前田川に出た。ハイキングコースは橋を渡り右岸を歩くが、川辺に下りて水際を歩くこともできる(前田川遊歩道)。そこでその遊歩道を歩くことにした。


木道や飛び石で整備された遊歩道を川のせせらぎを聞きながら歩くのは爽快である。しかし前日の雨で飛び石が濡れていてけっこう滑る。ハイキング開始直後に川に落ちて濡れたのではしゃれにならないので、途中の階段から上に上がることにした。
 

水際の道脇にたくさんの花を見つけた。最も多かったのがこの花だ。


 
ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)である。ニリンソウはスプリング・エフェメラルの一種で、こんな場所で観るとは意外だった。
気になったのは、これまで観てきたニリンソウでは蕾が微かにピンク色を呈しているものが多かった。ところがここではそのような花は一つも見かけなかった。

次に目を引いたのはこの花だ。


 
ムラサキケマン(ケシ科キケマン属の越年草)だ。この花は水際を離れて山道に入っても見かけた。

スミレの仲間も多く見かけた。

タチツボスミレのようだった。タチツボスミレの仲間はこの先の山道でもたくさん見かけた。

この花も水際で観たもので、スミレの群落と近いところに咲いていた。

ご存じのキランソウ(シソ科キランソウ属の多年草)である。別名をジゴクノカマノフタと言う。これは根生葉が地面に張り付くように放射状に広がる様が、地獄の釜の蓋(ふた)に見立てられたようだ。

この小さな花も水際で見つけた。

やはりお馴染みのフラサバソウ(オオバコ科クワガタソウ属の植物の越年草)である。

ここからは山道に入って観た植物である。
ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ)やタチホシノヒトミ(タチイヌノフグリ)が咲いていた。タンポポはカントウタンポポとセイヨウタンポポの2種類が観られた。ハルジオンが咲き出していた。カタバミも多く見かけた。

この植物の葉には虫が食べた痕が残っていた。葉の付け根辺りから花茎が伸びて、蕾が2つ見えた。恐らく観たことがあるが名前を思い出せない。


山道で観たスミレには葉が丸いものと葉の先が尖っているものがあった。スミレの名前は相変わらずよく分からない。




山頂に近づくとこの花が多く観られた。

クサイチゴ(バラ科キイチゴ属の落葉小低木)だと思う。

途中2度ほど休んで山頂に着いた。山頂の手前に天皇皇后両陛下による植樹を記念した石碑があった。


展望台に上ると富士山が・・・・見えた。


山頂では40分ほど休憩し、記念写真を撮って下山の途についた。

下りの道でよく見かけたのがこの花である。

シャガ(アヤメ科アヤメ属の多年草)だと思う。同属のヒメシャガが日本の在来種であるのに対し、シャガは中国から来た帰化植物である。
大楠山ではヒメシャガが自生していて、ネットで検索するとこの花をヒメシャガと書いたものも複数見つかった。

スミレは相変わらずたくさん咲いていた。いくつか写真を載せておきたい。
 

 

こんな小さな花もよく見かけた。
 
ヒメウズ(キンポウゲ科ヒメウズ属の多年草)だ。葉に特徴がある。花弁に見えるのは萼片で、キンポウゲ科の花にはよく見られる特徴である。

かなり歩き疲れたころで衣笠城趾への分岐まで来た。急な階段を6分登ると城趾である。衣笠城は大河ドラマ鎌倉殿の13人で有名になった三浦氏の居城である。
もう二度と来ないかもしれないので全員で行くことにした。登り詰めたところに大きな石碑があった。他は何もなかった。


ただ一つ、きれいなサクラが咲いていた。オオシマザクラと記した樹名板があった。
 

道端にネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草)トウダイグサ(トウダイグサ科トウダイグサ属の越年草)が咲いていた。
 

後は下り一辺倒だと思っていたが、実はこの後に衣笠山が待っていた。一旦標高25mほどまで下り、そこから134mの山頂まで登る。
全員元気で歩いてくれて助かった。道沿いにたくさん花が観られたのも良かったのかもしれない。
 

 

衣笠山の山頂からは横須賀の街並みと東京湾が眺められた。


衣笠山はサクラの名所で、ちょうど桜祭りが開催中だったが、肝心のサクラはまだ咲き始めたばかりで寂しかった。
 

舗装路をJR衣笠駅まで歩き、駅前の中華料理店でビールで乾杯した。4人で中瓶を10本ほど空け、横須賀線の車中の人となった。

撮影:2024/03/30
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