あれ以来、仕事で新都ホテルに行くたびに、地下1Fの一番奥にあるお店「ルチクル・ヴィンテージウォッチ」に寄っては、何も買わずに店長さんの仕事の邪魔をしておりますが、行くたびに新しい商品が入荷されていて、店長さんの「アンティークウォッチ愛」溢れるお話を聞かせてもらいながら、グイグイとその魅力に引き込まれております。
そして、確か4月の中旬やったと思いますが、お店に入るなり「おおっこれはカッコエエっ
」と、目を引いたのが、オリエントの「WEEKLY AUTO ORIENT KING DIVER 25」でした。
その堂々とした姿に、まさに「一目惚れ」しまして・・・、
「これ、メッチャいいッスねぇ~」
「いいでしょうこれはなかなか手に入りませんよこのアロー針がイカすでしょう?」
「いかしてますねぇ~メチャメチャ好みの顔ですわ!でも高いですよね~」
というやりとりをこの3カ月間、何回繰り返したことでしょう
お店に顔を出す度に「いいよねぇ~コレ・・・」、「まだ売れませんか?」、「欲しいんですけどねぇ~」と言い続ける僕に、店長さんも根負けしてくれはったのか?とうとう「もう、○万円でいいですよ」と、出血大サービスしてくれはりました
早速、家に帰って嫁さんに、「あのぅ・・・夏のボーナスが入ったら・・・いかがでしょうか?」と、尋ねましたところ、何とかOKがでまして、お蔭様で、この逸品を手に入れることができました
ホンマに格好エエ腕時計でしょ (せっかく格好いい時計なんですが、写真の技術がないために、こんな画像しかありません。くわしくはルチクルさんのHPの中のオリエントのページを見て下さい)
「ORIENT」って、あまり聞きなれない響きの国内ブランドでしょうけど、SEIKO、CITIZENに次ぐ、「業界の三男坊」と呼ばれていた時代もあった、なかなかオモシロい時計を世に出してきたメーカーなんです。 現在は「SEIKO・EPSONグループ」の傘下に入り、当時の復刻版や海外向けモデルなどを相次いで発表し、業績も上向いているみたいです。
ORIENTが世に出した名作の中でも、1960年代~70年代にかけて出された「KING DIVER」シリーズは、とても沢山の種類のダイバーズモデルが出ていて、同じ名前でも文字盤のデザインや色、石の数が少し違ったり、日付・曜日表示の位置が少し違っていたりという感じで、なかなか全てを把握するのが難しいです。
僕が好んで拝見させていただいてるブログ「時計莫迦一代」さんの「Orient Collection」や、アーカイブの「ORIENT」の項目見ていただければ、ORIENT・ダイバーズモデルの魅力を共感していただけると思います 本当に格好エエ時計を出してますよね。(それにしても、時計莫迦一代さんのORIENTコレクションの数とセンスには畏れ入りました)
セイコーやシチズンにも、もちろんアンティークのダイバーズモデルは沢山ありますし、中には格好エエのもありますが、このORIENTのキングダイバー・アローハンズ(弓矢型針)は、最高にイカす格好いいモデルだと思ってます。 一日に何度も自分の腕に嵌っている時計を眺めては悦に入ってます