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やはり合わないのか?『百花 』by川村元気

2022年02月20日 | 小説レビュー

『百花 』by川村元気

~大晦日、実家に帰ると母がいなかった。息子の泉は、夜の公園でブランコに乗った母・百合子を見つける。それは母が息子を忘れていく、始まりの日だった。

認知症と診断され、徐々に息子を忘れていく母を介護しながら、泉は母との思い出を蘇らせていく。ふたりで生きてきた親子には、どうしても消し去ることができない“事件”があった。母の記憶が失われていくなかで、泉は思い出す。あのとき「一度、母を失った」ことを。

泉は封印されていた過去に、手をのばす―。現代において、失われていくもの、残り続けるものとは何か。すべてを忘れていく母が、思い出させてくれたこととは何か。「BOOK」データベースより

 

菅田将暉と原田美枝子のW主演で映画化されることが決定しており(2022年9月公開)、映画化誕生秘話のようなものをテレビで見て気になって本を借りてきました。

川村元気は、「世界中から猫が消えたなら」by川村元気の感想でも書きましたが、深みがないというか、何となく薄いんですよね 

そしてこの『百花』も同じように薄く浅いんです。

筆者が伝えたいことや描きたいことはわかるんですが、僕には伝わってこなかったですね。サラサラと文章やセリフを書き連ねていっている感じです。

好みの問題ですかね?

 

★★☆2.5ですね。