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純粋な推理小説「双頭の悪魔」by有栖川有栖

2017年01月27日 | 小説レビュー
〜他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された木更村の江神・マリアと夏森村のアリスたち、双方が殺人事件に巻き込まれ、各々の真相究明が始まる…。(「BOOK」データベースより)


推理小説の大家「有栖川有栖氏」の長編小説「双頭の悪魔」
をようやく読了しました。

まぁ700頁におよぶ大作ですから、読むのに大層な時間がかかってしまいました。

アガサ・クリスティや綾辻行人さんのような推理ミステリーのお手本のような作家さんですが、やっぱり僕はこういう作風は合わないんですかねぇ~(-_-;)

隔離された場所で起こる殺人事件、犯人たりえる可能性は全員にあるが、それぞれの動機はイマイチ不十分・・・さて真相は!?という話。

大学の推理研究会のメンバーと警察が犯人を突き止めていくというストーリーなのです。

「その時間のアリバイは?」、「動機を考えると・・・」、「物理的に不可能」など、それぞれの推理を披露しあいながら犯人に近づいていって、最後には部長の江神氏が「犯人はあたなだ!」と迫り、「ええっ!この人が!?」というオチになるんですが、まぁ途中の展開がしんどかったです。 読んでいて「もうやめようかなぁ~(-_-;)」と思ったぐらい退屈でした。

推理小説ファンの方なら「こいつが犯人か?」、「いや待てよ・・・やっぱりこいつか?」と、自分なりの推理を展開して楽しめるんでしょうが、僕にはそこまで入り込めなかったですね。

よって、★★★3つです。


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