「イズミヤデイリーカナート南田辺店」にて鱧を購入。
この店舗は、いつも鮮魚がお買い得。
特に火曜日の魚の日は、鮮魚売り場に立ち寄るお客さんが多いです。
淡路島産か泉州産の玉ねぎをみつけると「鱧すき食べたい~」と
玉ねぎは買い置きをしていたのですが、鱧に巡り合っていなかったのです。
大きさ、脂の乗り具合を眺めて、適正価格と思わないと買うに気になれない。
昨日「きっと南田辺のイズミヤならあるよね」と勇んで行ってみつけたのが
この鱧すきセット。
鱧すきにはぴったりのサイズの鱧が2尾分入り
下にはカットされた玉ねぎと出汁が袋に入って、水菜も付いて1580円。
コレは適正価格どころか、やす過ぎるのでは・・と眺めていたら
鮮魚売り場の店員さんが「仕入れですが、いいツヤしていますね」と
太鼓判を押して下さったので購入。
今年初のはもすきに満足。
「イズミヤデイリーカナート南田辺店」には「はもすきセット」の他に、
ちょっと太めの鱧の切り身が並んでいました。
パックの中には、頭と中骨が見当たらない。
「出汁に使うから、頭と中骨も欲しいのですが無いのですか?」と
お尋ねしたら「最近アラを嫌がられるお客さまが多いから入れてないんです」。
そういえば頭と骨が入っている鱧でも
鋭利な歯が付いている口元をカットした状態で入っているのを見かけます。
こうして、元の姿がわからなくなるのでしょうね。
鱧は頭と骨から充分旨味が出ます。
私達も含めて親世代が、もっと子供達に伝えていかないと
食文化が消えてしまうと思いました。
美味しいのに、もったいない!
ちょっと太めの鱧の切り身は、焼き物にしようと購入。
私達2人は、違う近畿エリアに育ったのに同世代共通の思い出話。
「そういえば子供の頃、晩御飯に照り焼きが出たよね。微妙に小骨が残ってた・」
「久々、私達が納得できる照り焼きを作ってみよう」と。
フライパンで素焼きのまま焼き始めると、なんと美味しそうな香ばしい匂い!
ココに醤油・砂糖の味付けはいらないなぁ~と急遽照り焼きは中止。
オリーブオイルを少し垂らし塩少々。
焼きあがりにクミンとバルサミコ酢を振って南仏風に。
最近は、イタリアンの外食店でも鱧を使ったメニューを出して下さいますが
家庭でも、色々試したくなりました。
まだまだ暑い夏。大阪の鱧の季節は続きます。
鱧はあっさりした白身の魚で微妙に脂があって
応用の利く食材だから魅力です。