まわる世界はボーダーレス

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シンガポールの夜空に響いた医療従事者へのエール

2020-04-26 11:14:53 | シンガポール
昨日のブログ記事で紹介した”Sing Together Singapore”のイベントが行われました。最前線で働く医療従事者や、生活インフラを支える人々、外国人労働者、ステイホームで防疫に貢献している全ての人たちへの感謝を表すために、シンガポールではおなじみの”Home”という歌を、みんなで歌うというイベントです。4月25日の午後7時55分から、シンガポール国内のテレビ、ラジオが協力し、この曲を作曲したディック・リーと数名の歌手のリードのもと、”Home”の大合唱となりました。

こちらがテレビで流された映像です。音声はラジオでも放送されました。



この曲に関しての解説は、昨日の以下の私のブログをご参照ください。

今夜、シンガポールの夜空に響く「Home」の歌

各家庭で撮影された映像はその直後に、SNS経由で集められ、すぐに編集され、その日の午後10時半には政府のGov.sgのサイトにアップされました。何というスピード!こちらがその映像です。



ちなみに、こちらは私が窓の外から自分で撮影した映像です。



シンガポールでは、このようなイベントが頻繁に行われていて、感染者数を減らすために、みんなで力を合わせる、医療や生活を支えるために頑張ってくれている人々には感謝を表す、という姿勢が徹底しています。なので、行動はかなり規制されているのですが、全体的には悲壮感がなく、着実に終息に向かって努力しているという安心感があります。買い占めや、政府に対する苦情も、罵り合いもほとんど見受けられません。

ほとんどの人がテレワークで、買い物や必要不可欠の外出やジョギングなど以外は禁止されているので、自宅にいることを余儀なくされているのですが、こういうイベントを通して、ステイホームを徹底させるとともに、精神的な安心感、共同体意識、そして未来への希望を常にサポートしているのだと思います。日本にはこういう部分も学んでほしいものです。 

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