まわる世界はボーダーレス

世界各地でのビジネス経験をベースに、グローバルな視点で世界を眺め、ビジネスからアートまで幅広い分野をカバー。

香港へのフライト

2011-07-23 03:01:28 | 香港

7月22日のANAのフライトで香港へ。上の
写真は成田を出てしばらくたった夕暮れの
景色。いつもは通路側なのですが、今回は
久々の窓側の席です。

飛行機の中では今回は映画を見ずに、猪瀬
直樹さんの「言葉の力」(中公新書ラクレ)
を読んでいました。実に示唆に富んだ本です。

日本の教育が言語技術という点では大きく
劣っているという事実。また震災後の管首相
の言葉がなぜ国民に届かなかったのかという
分析。実に面白い。

こんな文章がありました。
小泉さんには「言葉」があった。その後を
継いだ首相たちを見ていると、「言葉の力」
が次第に失われている。安倍さんで「緊張感」
が消え、福田さんで「夢」が消え、麻生さん
で「知性」が消えた。”宇宙人”の鳩山さんで
「リアル」というものが完全にすっ飛んで
しまった。そして管さんで跡片もなく消えた
もの。「言葉の力」である。


他にも印象に残る部分が多かったのですが、
「本はどんどん衝動買いせよ」という部分
も面白かった。香港から東京に引っ越しし
た時、あまりに読まない本の多さに、無駄
な本は絶対にもう買わないぞ、と心に決め
たのですが、それを全否定するようなこの
猪瀬さんの言葉。勇気づけられます。

飛行機の外はいつの間にか夜になっていて、
台湾の近くの海は漁船の明かりで、まるで
星空のようでありました。



何だか宇宙空間を旅しているようなそんな
錯覚を感じました。

香港到着後、ホテルの近くのレストランで
夜食。こちらは焼きそばのような感じのもの。



そしてこちらはMy Wifeが注文したスープ。



フィッシュボールやら海苔やらが入ってます。

さて明日から数日、香港です。

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FACEBOOKの世界的動向

2011-07-11 20:50:08 | ビジネス

Socialbakers.comというサイトに、
FACEBOKの国別ランキングの統計が
出ていました。眺めているだけで、
じつに面白い。統計好きにはたまり
ません。

こちらのグラフは、FACEBOOKユー
ザー数の国別ランキング。Growthと
いうのはこの一月の間に増えた人口
とその成長率。一番右の欄は、普及
の割合です。

現時点でのFACEBOOKのユーザー数は、
716619300

何と7億1千661万9千3百人!

2011年3月時点で、6億5千万と言
われていたので、4ヶ月ちょっとで
6千万人以上の増加です。

別冊宝島の「Facebookの世界一わか
りやすいトリセツ」が出たのが、
今年の5月14日なんですが、その時
のランキングと比べてみましょう。



トップの米国と、二位のインドネシア
は変わらないのですが、突然インドが
ランク外からの赤丸急上昇で三位!
10%近くの上昇率です。

トルコ、メキシコ、フィリピンという
何となく熱気のある3国が5、6、7
位。8位のフランスの次は、これまた
ランク外からのブラジルが9位にランク
イン!

アジアの国が、インドネシア、インド、
トルコ、フィリピンと善戦しているの
が注目です。

そして10位はイタリア、11位はドイツ。
12位は唯一減少するカナダで、その次
はアルゼンチン。8位から13位までは
ワールドカップサッカーの強そうな国。

それは14位以下を見てみましょう。



14位はコロンビア!ちょっと意外?
15位はスペインで、16、17位はアジア
から、マレーシアとタイがランクイン。
18位のオーストラリアをはさんで、
アジアの台湾が19位!

25位にパキスタン、27位のロシアは
大きく数を減らしています。どうして
しまったのでしょうか?31位にサウジ
アラビア、そしてやっと33位に日本。
香港が34位(これは人口が日本の比で
はなく小さいのでこれは仕方ない)、
そして韓国が35位。

FACEBOOKだけで見る限り、日本はもっ
とがんばらないといけないということで
すね。インドネシアや、インドや、
トルコ、フィリピン、マレーシア、タイ、
パキスタンなど、日本よりも遥かに多い
FACEBOOK人口を持つ国がアジアに多い
というのを見ていると、日本もうかうか
してられないというような気がします。

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会社の先輩・Kさんのご冥福を祈る

2011-07-10 19:25:37 | Life

2011年7月6日(水曜日)午後10時頃、
東京多摩市の横断歩道を歩いていた会社
の先輩のKさんが、赤信号を無視して
猛スピードで突っ込んできた若者の運転
する車にはねられて死亡。その訃報
を知ったのは、7月7日、上海出張から
戻って、家に着いてパソコンを開いた時
でした。

会社の総務から送られてきたその訃報に
は「7月7日午前零時12分、交通事故に
より急折されました(享年63才)ここに
生前のご厚誼に深謝し、謹んでご通知申
しあげます。なお、ご遺族より家族葬と
するので、葬儀場のご案内は失礼します
とのご要望がありましたことを、お知ら
せいたします」と書かれていました。

一瞬、ご本人の家族の方の間違いではな
いのかと目を疑いましたが、やはりこれ
はご本人でした。事故の発生時刻から
二時間ちょっとのタイムラグ。七夕の日
に彼は帰らぬ人となったのでした。

毎日新聞のウェブに出ていた記事です。



そしてこちらは、テレ朝NEWS。
テレ朝NEWS: 時速100kmで脇見・横断歩道の2人はねられ死傷

月曜日の午後、私が上海に出かけた
時、Kさんは、会社の席でいつもの
ように仕事しておられました。水曜日
は、会社の大きなプロジェクトの受注
が決まったということで、みんなで
お祝いをしてたそうです。その直後に
こんな悲劇に遭遇してしまうなんて...

地震の後しばらくたって、フェイス
ブックを始め、ウクレレを始めた
Kさん。3年前に亡くなった石川さん
のお墓参りにみんなで一緒に行った
のが4月の12日。

何度か会社のそばの食堂DKKで飲む
機会もありましたね。6月30日の会社
の期末のお祝いの時にも、いらっしゃ
いましたね。そんな貴方が、そんなに
も突然、逝ってしまうなんて。
もっと、もっと、一緒に飲んで、
いろいろ話しをしたかったです。
フェイスブックのKさんの見事な文章や
写真に「いいね!」のボタンをいっぱい
押したかったです。ウクレレも一緒に
演奏したかったです。コンサートも
実現したかったです。

インドに今度取材に行くかもとおっ
しゃってましたが、いろいろと教えて
さしあげたかったし、できればご一緒
したかったです。また、一緒に、仕事
もしてみたかったです。

Kさんは、一流の酒飲みでした。
私たちにいろんなことを
教えていただきました。
とても素敵な先輩でした。

七夕の日に星になるなんて、
何てロマンチックなんでしょう。
向こうに行って、石川さんに会ったら
よろしくお伝えください。
私が今、この会社で仕事できているのも、
先輩方お二人のおかげなのですから。
ありがとうございました。
そちらでは、思う存分酒を
酌み交わしてください。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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15年ぶりの東京の梅雨明け

2011-07-09 19:29:29 | 東京

東京が梅雨明けになったらしい。暑い夏が
やってきた。昔から冬よりも、夏のほうが
好きだったが、あまり暑すぎるとちょっと
しんどい。



家の窓からスカイツリーが見える。完成
はまだ来年だが、外のクレーンがずいぶん
少なくなってきた。

先日、上海に出張に出かけたが、でかける
前からちょっと喉の調子がおかしくなった。
帰った今もちょっと風邪気味の感じなので、
土曜日の今日、医者に行ってきた。

しかし、梅雨明けというのを日本で体験し
たのは15年ぶりになるんじゃないかと思う。
1997年にはもうシンガポールにいた。
1996年の夏は、まだ日本にいたので、その
時の梅雨明けが最後だったように思う。

思えば長いこと異国にいたものだ。ジョン
万次郎が漂流後アメリカに行って日本に
帰ってくるまでの期間は約10年。彼のこの
10年の経験は幕末の日本に大きな影響を
与えた。

私はこの15年で何を得たのだろう。離れた
場所から日本を見ると、日本の問題点が
よく見れた気がする。

海外の仕事のやり方のスピード感に慣れて
しまうと、日本のやり方が実に非効率に
感じる時がある。

自分の故郷の愛知県の渥美半島は、「名も
知らぬ遠き島より流れよる椰子の実一つ」
の歌で有名な伊良湖岬を持つ。子供の頃
から太平洋の水平線を眺めていた自分は、
海の向こうに大きな夢を見ていた。

またいずれ海外に住むこともあるだろう。
なにかそこが自分の故郷のような気がする。

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Good Morning, Shanghai!

2011-07-07 23:19:23 | 中国

上海のホテルの窓から見えた景色。上海の
シンボルでもある東方明珠塔が朝もやの中
に見えている。この国の経済力は朝日の昇
る勢いで成長していて、この遥か向こうの
東の海に横たわる島国のそれを越えて、
そのずっと向こうの太平洋の先にある世界
一の大国をもいずれ追い越そうとしている。

かつてこの国は、先進的な文明を持ち、
偉大な哲学や、芸術や、技術を生み出した。
それに憧れた東の島国から、どれほど多く
の日本人たちが、好奇心と野心に満ちて、
この国に渡ってきたのだろう。遣隋使や
遣唐使、シルクロードやマルコポーロの
時代からいくつもの歴史を隔てて、中国
は再び世界の文明の中心に戻ってきてい
るのかもしれない。

私は、7月の4日から短い旅程で、上海
に滞在しておりました。3泊4日の出張
でしたが、上海の某日系クライアントへ
のプレゼンテーションがあり、その前夜
は、準備のため、ほとんど眠れませんで
した。この年になっての長時間作業は
こたえます。

うちの会社の上海オフィスは、週末に引越
したばかりで、びっくりするほど大きく
なっていました。人数はまだ10人ちょっ
とですが、ここもやがて手狭になってしま
うことでしょう。しかし、こういうふうに
どんどんと成長していくオフィスを見るの
は気持ちのよいものです。日本ではなかな
か見る機会がないですね。

朝の7時過ぎ、上海のホテルを後にして
浦東の空港に向かいます。市内は渋滞して
いましたが、ハイウェイはスムーズでした。
市内から川を渡ったあたりに、上海万博の
跡地が見えていました。



以前、ブログではいろいろと上海万博の
ことを書いたこともあるのですが、結局
ここを訪れることはありませんでした。  

上海万博関係の過去の記事はこちらです。

上海万博のPRソング疑惑と岡本真夜 2010-04-20

上海万博PRソングのビデオ映像の批評的解説 2010-04-21

上海万博PRソング盗作問題は中国の山寨(さんさい)文化の氷山の一角 2010-04-23

上海万博は「中国人醜態展」と香港新聞が報道 2010-04-24

繆森(ミャオセン)の逆襲にみる逆転の戦略 2010-04-25

上海万博とは、中国の醜態を万国に知らしめるための博覧会? 2010-05-07

万博が終わった今は、その頃の喧噪も
忘れ去られてしまいました。



ハイウエイはスムーズに流れタクシー
はやがて空港に到着。



こちらは上海の空港。建物は立派ですが、
なかなか垢抜けないのは、そこで働いている
人や、乗客の態度やマナーなのが原因なので
しょう。

今、中国国際航空の飛行機の機内でこれを書い
ているのですが、周りの乗客は中国人の団体
ツアー客。まるで他人のことを気にせずに、
席を超えておしゃべりに夢中です。もう、
うるさい!という感じですが、中国人は
そんなにもおしゃべりが大好きなのですね。

インドもそうですが、中国人ツアー客が多い
飛行機のキャビン・アテンダントの人たちが
気の毒になります。着陸するやすぐに立ち上
がったりして、もう大変。

日本に着いたら、成田空港にこんなポスターが。



日本ってこんな国だったんだっけ?

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