陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

フリクションボールペンの替え芯~1年後

2018-07-05 12:10:56 | 雑貨・小物
昨年の今頃は、フリクションボールペンの替え芯について語っていたのでした。
最初は赤・黒・青の基本の3色だったのを、インク切れになるたびに違う色に付け替えていきました。
今では、ワイン色・茶色・黄緑色です。

手帳に記入するとき、自分の中でなんとなくカテゴリー別に色を決めておいて、それに関すること、例えば時間などをちょこっとメモしておくようにしています。

絶対に外せない大事な用事は黒の太めのボールペンでガッチリ記入。変更になったら赤のボールペンで線を引いて直します。時間があれば修正ペンで消したりもしますが、変更のお知らせを受けてその場ですぐ直すことが多いので、とにかくわかればいいという感じです。

ところで、ロシアでは一般的に青のボールペンを使うことが多いです。駅や郵便局の窓口においてあるボールペンは青だし、何かのノベルティーでもらうボールペンも青、です。
実際に学生たちも青のボールペンでノートしています。
小学生(シュコールニキ)のうちから青ペンで勉強するのだそうです。
間違えたら斜線を引いて書き直します。
鉛筆と消しゴムはあまり使わないようですね。
鉛筆と消しゴムは文房具売り場と言うより、どちらかというと、画材売り場に売っているイメージです。

試験の時は、ペンで書くので間違えないようにものすごく神経を使うのだとか。
小論文形式だと、間違えたら紙を改めて最初から書き直し。3枚の用紙に仕上げるために書き直しを含めて10枚も紙を使ったと話してくれた人もいました。
日本は受験の時も鉛筆と消しゴムなのでうらやましい・・と。
間違えないように気を配りながら、時間内に仕上げなくてはならない。ということは、事前にかなり内容を練っておかなくては納得のいく文章は書けないでしょうね。
ロシアの試験ってかなり厳しいです。

そう、ロシアの試験のお話を聞いていると、日本はまだまだゆるいなぁ~と思います。
習ったことを覚えているかどうかの試験ではなくて、習ったことを土台にして自分の考えを組み立てて論理的に話すことができるかどうかを問う試験でなくては。
その人のオリジナルの考えが分かった時、さらにはその考えが自分の感覚と共鳴した時、より深い友情が芽生えることもある。そんな瞬間こそが宝物になるのです☆
(そしてもっと言えば、そのオリジナルの考えに低通しているものがその分野においてかなり精通しているとわかったときに沸き起こる尊敬の念といったら!)

自分の曖昧模糊とした感覚が、しっかりとした考えに変わるまでには紆余曲折があるでしょう。
その紆余曲折の過程を残すことが、いつか自分自身を振り返った時に何か役立つ手掛かりになるかもしれません。きれいさっぱり消してしまうのではなく、あっちこっち引っ掛かりを残しておくのもいいかな。

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W杯!日本人としてのアイデンティティとロシア愛

2018-07-04 12:38:08 | 雑感
テレビのニュースはサッカー(ロシアではフッドボールと言います)ワールドカップの話題が多い。
試合の結果はもちろん、応援に来た外国人サポーターたちにもカメラやマイクを向けています。

真夏に毛皮の帽子をかぶってロシア人になりきっている(?)男性。スペイン人かなぁ。
「ロシア料理はなにがおいしい?」の質問に「ボルシチ!」と笑顔で話すご夫婦。こちらは南米ぽい。
民族衣装を着たおばあさんたちの踊りの輪に入って、いっしょに踊っている青年とか^^

ワールドカップを見るためにロシアに来て、ロシアの魅力にはまっている人たちを見ると、すごく嬉しくなる☆
国際政治の舞台では、ロシアは油断ならない感じがあって…。それは日本が欧米と同じ立場でものを見ているからかもしれませんが…。
日本にいて日本のニュースだけを見ていてもロシアを理解することはできません。それはほかの国についても同じことが言えるでしょう。

「国際政治は仁義なきやくざの世界」と、ある講義で聞いたこともあります。
さまざまな気候のなかで培われてきた宗教、文化、風習がよその国や地域では通用しないのは考えてみれば当然のことです。

入り口となるきっかけは人それぞれでも、ロシアに来て、ロシアを好きになって帰ってくれたらうれしいな。
・・と、思ってしまう私は日本人^^;

ニュースでは、試合の後、日本字サポーターがごみ袋を持って競技場のごみを拾っているところも報じていました。これはもう世界的にも知られている日本人の良さ、ですね。

私なんぞ、自分が出したごみは自分の一部のような気がして、不要になったからとそこらへんにポイッ!なんて、かなりテイコウがあります。

日本はごみの分別も当たり前だし、観光地のごみ箱の設置もほとんどないので、ごみは持ち帰るということが身についていますもんね。

”MOTTAINAI” と同じくらい、ごみを出さないように気を配ることは日本人の国民性です。

ともあれ、ワールドカップでたくさんの素敵な思い出と熱い(篤い)友情を!

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持ってきて良かった!メンソレータム

2018-07-03 12:55:01 | 旅行
シベリアの夏はとても暑く、一日の天気も変わりやすい。
ジリジリと太陽が照り付けていたかと思うと、だんだん雲が広がってきて土砂降りの雨が降ったりするのです。その雨も、10分もすれば止んでまた太陽が顔を出す・・と言う具合です。

雨上りは特に蚊が出やすく、あちこち刺されてしまいます。
「わー、来ないで来ないで!」と手で追い払うとバシバシ蚊が手にあたるのがわかるくらいです。
私は虫よけスプレーは使いませんが、ロシア人の学生が「バニラエッセンスの香りは虫よけになりますよ」と教えてくれました。あんなおいしそうな香りがね~。まだ試していません。

虫刺されでよく使っているのが、昔ながらのメンソレータムの軟膏です。



通販の画像をお借りしました。

これは虫刺され用の薬ではないようですが、刺されてすぐに薄く塗り込んでおくと、それ以上ひどくなることはありません。

子どものころ、唇が荒れたときはこれを塗りなさい、と父がおしえてくれました。
まだ世の中にリップクリームが出回っていなかった頃のおはなし(笑)。

使い慣れている薬はそれ自体が精神安定剤のようなお守り代わりになります。


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お洗濯、お洗濯!そして麻のロングスカート

2018-07-02 12:32:28 | 旅行
もう2か月以上も洗濯機なしの生活です。
毎日お洗濯。
小さな洗面器に洗剤をちょっぴり垂らしてハンカチ、下着からブラウス、ニット…なんでも手洗いです。

ふだんから衣類にかぎらず、食器など、洗い物をためるのは好きではないのと、少量でも洗い物を済ませるとスッキリした気分になるので、洗濯・洗い物は楽しいですね。

夏になってからは暑くて毎日汗をかくので、洗濯物がよくたまる!
翌朝目覚めたらゆるゆると前日着ていたものの洗濯を始めます。
綿や麻のものでない限り、バスタオルにクルクルと巻いて水分をとってから干します。
干す場所は部屋から洗面所・トイレに通じるちょっとした廊下のような細長いスペースで、陰干し状態になります。小さなもの、薄いものならお昼には乾いています。
バスタオルやチノパンなどの厚地のものは裏側が湿っているので、ひっくり返して干し直すと、夜には乾きます。

洋服、靴下、下着など、身に着けるものは3枚もあれば十分です。物理的にはね(笑)。

ロシアでは、体にぴったりしたデザインの洋服を着る人が多いです。暑くないのかなぁ~。
日本ではゆるっとしたシルエットが多いですよね。
特に夏は風を通すので、涼しいし、汗をかいたり雨にあたって少々濡れてもすぐ乾くので便利です。
日本から持ってきた麻のロングスカートはとても重宝しています。
シワ加工になっているので、ザブザブ手洗いしたらギュッと絞って干すだけです。
アイロンいらず^^

夏はパンツよりロングスカートが涼しいし、女性らしさも出せるのでおススメです。
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鳥たちのさえずり

2018-07-01 10:51:36 | 旅行
トムスクでの宿泊は久しぶりにホテルを使いました。
ホテルの建物は、シベリアの古い建物を改装したものです。



ロシアの建物は信じられないくらい天井が高い!だから、面積は同じでもすごく「空間」を広く感じることができます。そして、天井が高い分、窓も細長~い。光もたくさん入ってきます。
とてもゆったりした気分になれるのです。



部屋はダブル。
ウッディな内装にブルーのアクセントがシックで落ち着いた印象です。



バス&トイレも清潔感があってひろびろ~
バスタブ🛁があるのがうれしい。実際には、日本のように底が平らでないのでちょっと使いづらいんですが、それでもあるのとないのとでは大違いです。

部屋にはエアコンがありましたが、冷風が出るほどのものではなく・・。
ロシアは寒さ対策はバッチリなんですが、暑さ対策は・・・。
仕方がないので、湿度調整的につけておき、窓を開けて風を通し、カーテンを閉めて太陽熱を遮断しておきました。

窓の外のすぐそばには木の枝が広がっていて、鳥のさえずりがずーっと聞こえてきます。
日が長いので、夜10時過ぎまでずーっと ” チュンチュク、チュンチュク… ”
でも、10時半くらいには聞こえなくなります。おうちに帰っちゃったのかも。
朝は薄明るくなる午前3時過ぎから ” チュンチュク、チュンチュク… ”
音楽好きな私ですが、鳥のさえずりを聞いているだけで大満足です^^

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