映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

オズ はじまりの戦い

2013年03月30日 | 映画
<ストーリー> 映画.comより抜粋

米カンザスのサーカス一座の若きマジシャン、オズは、いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。
しかしある日、竜巻に飛ばされて自分と同じ名前の魔法の国オズに迷い込んでしまう。
その名前のために、伝説の偉大な魔法使いと勘違いされたオズは、東の魔女エヴァノラから国を支配する邪悪な魔女を倒してほしいと頼まれる。
救世主として崇められてしまったオズは、財宝と名声を得ることを引き換えに魔女退治の冒険に出る。



サム・ライミは大好きな監督ですが、今回はファンタジー映画。
前評判では評価も割れていたようでドキドキでしたが…私たちには杞憂に終わりました




モノクロの小さな画面からカラフルでフルスクリーンへと変わるシーンが印象的でした。これはオリジナルの「オズの魔法使い」へのオマージュだとか?
「オズの魔法使い」を知っていたら、ニヤリとしてしまうシーンだったんでしょうね。
それにしても映像の色が鮮明で、これぞファンタジーの夢の国って雰囲気がたまらなかったです。
3Dでは観なかったけれど、それでも立体感あって素敵な映像だと思いました。



しかし、ファンタジーだからといっても笑いを忘れていないのが、さすがサム・ライミ(笑)
登場するキャラクターたちがおもしろいというのもあるんだけど、その個性を活かした笑いを生み出すセンスがやっぱりサム・ライミでした
随所で“らしい”ところが見られ、監督のファンとしては嬉しい限りです。
ファンタジーを撮ろうとも、彼らしさがまったく失われていなかったのが良かったです。



カンザスでは実現できなかったことをオズの国では叶えてあげるというシーン。
陶器の少女の願いはかつての女の子の願いでもありました。
ここはちょっとジーンとくるところでしたね。
またカンザスで助手としてオズをフォローしていたフランクはオズから雑な扱いをされていましたが、オズの国の助手フィンリーには感謝の気持ちを込めてある贈り物を…。
これは気球で飛ばされるオズに、彼がもっとも大事にしていると思ってフランクが投げたものと同じ…ってところが粋だなぁと思いました。
恋人アニーと南の魔女のグリンダの存在がリンクしているところもミソ。
いい加減でお調子者だったオズが、この国で出会った人と共に戦うことで成長していく。
その過程を様々な出来事を通して描かれているのが良かったです。



余談ですが、緑の魔女が空を飛びまわるシーンを見て、こういうのどこかで観たような!?…と思ったら「スパイダーマン」のグリーン・ゴブリンにそっくりではないですか(笑)
あの表情といい飛び方といい、すごく似ているので笑ってしまいました
それと、サム・ライミ作品でおなじみのブルース・キャンベルが今作でも出演しています。ほんの一場面ですが、しっかり映っていますし台詞もあります。
お見逃しなく…!



原題:Oz: The Great and Powerful
製作年:2013年
製作国:アメリカ
上映時間:130分


監督 サム・ライミ
製作 ジョー・ロス
製作総指揮 グラント・カーティス パラク・パテル フィリップ・ステュアー ジョシュア・ドーネン
原作 L・フランク・ボーム
脚本 ミッチェル・カプナー デビッド・リンゼイ=アベアー
撮影 ピーター・デミング
美術 ロバート・ストロンバーグ
衣装 ゲイリー・ジョーンズ
編集 ボブ・ムラウスキー
音楽 ダニー・エルフマン
視覚効果監修 スコット・ストクダイク


<キャスト>

ジェームズ・フランコ
ミラ・クニス
レイチェル・ワイズ
ミシェル・ウィリアムズ
ザック・ブラフ
ビル・コッブス
ジョーイ・キング
トニー・コックス
アビゲイル・スペンサー
ブルース・キャンベル
コメント
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