今まで観た映画レビューをぶっ飛ばして、いきなり最新の映画のレビューを…
なんたって、ダーレン・アロノフスキー監督の超大作なんだもの。
期待してましたよ。
で、観た感想なんですが。
結局、何が言いたかったの?
ところどころ、監督らしい表現が見られるものの、全体としては…冗漫…
第一に『ノアの方舟』って、こんな話だっけ?
いきなり岩のモンスターと思しき物体が出てきて、「えっ?ファンタジー?」なんて思ってしまったし。
(実際に聖書にこういう逸話があるのかどうかは知らないけれど)
神から使命を受けたノアが、これからやってくる天災に備えて、方舟を造ることを他の人間たちに馬鹿にされながらも、結局はそれで生き残るという図式が根底から覆ってしまってるので、カタルシスが生まれないという結果に…
「舟を造ってるそうだな、俺たちによこせ!」
ワーワー
って、何その展開…
で、壮大な話の割には、やってることはみみっちい争い。
あろうことか大洪水が起こっても、舟の中で家族論争。
洪水が終わった後も、ぐだぐだやってるし…
この話の最大の見せ場っていうのは、大洪水の場面じゃなかったんですか~?
それが、前後のゴタゴタのせいで、全然印象に残らない
これなら、1966年の『天地創造』の“ノアの方舟”のくだりの方がよっぽど面白かった。
少なくとも、クライマックスが“大洪水”だったもの。
そして一番の問題は、まったくノアに共感できなかったこと
「ノアの決断と苦悩の方が重要なので、大洪水はただの通過点に過ぎない」というような物語だったので、お金かけた割にはなんとも冗漫な作品になってしまいました。
2時間18分という上映時間なのだけど、3時間のような長さに思えました(なげー…)
いっそ、シンプルな設定のまま、技術が発達した今でしか表現できないスケールの大洪水を軸に映画を作ってくれた方が視覚的に楽しめたのでは。
(う~ん、それじゃダーレン・アロノフスキーが監督する意味がないか?)
蛇足だけど、出演者が着てる服が現代風すぎて、いつの時代なのか混乱しそうになりました。アダムとイブから何代目の話だったっけ?
繊維にする技術や、縫製技術がえらく発達しているような衣服。
重ね着なんかしたりして、ファッショナブルすぎない?
なんてことを思ってしまうのも、映画に入り込めなかった一因ですね。
個人的意見ですが、ダーレン・アロノフスキーは今後、“超大作”を作るのはやめた方がいいと思ってしまいました。
豪華キャストを使わなくても、お金をかけなくても、もっと心に残る作品が作れるのだから。
次回作に期待します
なんたって、ダーレン・アロノフスキー監督の超大作なんだもの。
期待してましたよ。
で、観た感想なんですが。
結局、何が言いたかったの?
ところどころ、監督らしい表現が見られるものの、全体としては…冗漫…
第一に『ノアの方舟』って、こんな話だっけ?
いきなり岩のモンスターと思しき物体が出てきて、「えっ?ファンタジー?」なんて思ってしまったし。
(実際に聖書にこういう逸話があるのかどうかは知らないけれど)
神から使命を受けたノアが、これからやってくる天災に備えて、方舟を造ることを他の人間たちに馬鹿にされながらも、結局はそれで生き残るという図式が根底から覆ってしまってるので、カタルシスが生まれないという結果に…
「舟を造ってるそうだな、俺たちによこせ!」
ワーワー
って、何その展開…
で、壮大な話の割には、やってることはみみっちい争い。
あろうことか大洪水が起こっても、舟の中で家族論争。
洪水が終わった後も、ぐだぐだやってるし…
この話の最大の見せ場っていうのは、大洪水の場面じゃなかったんですか~?
それが、前後のゴタゴタのせいで、全然印象に残らない
これなら、1966年の『天地創造』の“ノアの方舟”のくだりの方がよっぽど面白かった。
少なくとも、クライマックスが“大洪水”だったもの。
そして一番の問題は、まったくノアに共感できなかったこと
「ノアの決断と苦悩の方が重要なので、大洪水はただの通過点に過ぎない」というような物語だったので、お金かけた割にはなんとも冗漫な作品になってしまいました。
2時間18分という上映時間なのだけど、3時間のような長さに思えました(なげー…)
いっそ、シンプルな設定のまま、技術が発達した今でしか表現できないスケールの大洪水を軸に映画を作ってくれた方が視覚的に楽しめたのでは。
(う~ん、それじゃダーレン・アロノフスキーが監督する意味がないか?)
蛇足だけど、出演者が着てる服が現代風すぎて、いつの時代なのか混乱しそうになりました。アダムとイブから何代目の話だったっけ?
繊維にする技術や、縫製技術がえらく発達しているような衣服。
重ね着なんかしたりして、ファッショナブルすぎない?
なんてことを思ってしまうのも、映画に入り込めなかった一因ですね。
個人的意見ですが、ダーレン・アロノフスキーは今後、“超大作”を作るのはやめた方がいいと思ってしまいました。
豪華キャストを使わなくても、お金をかけなくても、もっと心に残る作品が作れるのだから。
次回作に期待します