映画さんぽ シスタマゴの徒然日記

映画大好きな姉妹が、最近観た映画のレビューや日々の出来事を気の向くままに綴っています♪

オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年06月28日 | 映画
先行上映で観に行きました。
まだまだこれからの上映作なので、軽くレビューを。



桜坂洋のライトノベル原作の映画化です。
主人公が、同じ日を繰り返して戦闘能力を身に付けていくという物語。

ひとことで言うと、『恋はデジャヴ』の戦闘版とでもいいましょうか


軍に属してはいるものの、広報担当で戦闘経験はない男が、いきなり戦場(敵はエイリアン)に送り込まれてすぐに命を落とすが、なぜか送り込まれたその日にループして目覚めてしまう。
死んでは目覚め、何度も同じ日を繰り返すたびに、ループの秘密を知る女性戦闘員と知り合い、戦闘に必要な技術と知識を身に付けていくのです。

時間ループ物というだけで、ある程度の面白さは約束されたようなものですが、なぜループするようになったかの設定や、ループしてからの毎日の変化の描写などがしっかりしてるため、ある意味安心して観ることができました。
こういう独特の世界観の映画は、ちょっとした設定の甘さで破綻しかねない脆さがあるのですが、ここら辺は原作がしっかりしているということでしょう。

正直、ダグ・リーマン(急に“ダグ・ライマン”という表記になったようですが)監督作は、『スウィンガーズ』以外はあまりぱっとしない作品ばかりというイメージだったのですが、今回はよかったです。
(忘れてたけど前作『フェア・ゲーム』もよかったんだった

上映時刻の関係上2D吹替え版を観たのですが、すべてプロの声優さんばかりだったので満足でした。情報量が多い事も考慮したら、吹替え版がわかりやすくてお薦めなのではないでしょうか。

物語の展開は、ステージをクリアする度に難易度が増すゲームを連想していただければ、わかりやすいと思います。
ライフがなくなってリセットされ、スタートラインの第一ステージからやり直すイメージです。
SF作品として時間ループという原理は、『インセプション』や『マトリックス』よりも、はるかにわかりやすい設定だと思うのですが、それでも理解できないという方には、この作品の前に前出の『恋はデジャヴ』を観ることをお薦めします。

ただし同じ日を繰り返すなら、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の世界よりも、『恋はデジャヴ』の世界でありたいと思う私です
コメント
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