次々レビュー書いていかないと、映画がたまるたまる…
というわけで、前回のレビューから全然日が経ってないけど、またまたレビューです。
<ストーリー> 映画.comより抜粋
福本伸行の人気コミックを藤原竜也主演で実写映画化した「カイジ 人生逆転ゲーム」(2009)のシリーズ第2作。原作でも人気のエピソード「欲望の沼」をベースに、映画オリジナルのゲームを加えて描く。多額の借金を帳消しにしたカイジだったが、またしても借金まみれになってしまい、当たれば10億円以上を稼げるモンスターパチンコ台「沼」に挑戦することに。裏カジノの支配人で最大のライバルでもある一条聖也が裏で操る「沼」を攻略するため、カイジは同じ負け組仲間を集めてゲームに挑むが……。
今回も前回に続きサブタイトル“人生奪回ゲーム”というのがついてるけど、映画本編にはないのよね。このサブタイトル。
前回も『カイジ』だけだったし。今回も『カイジ2』のみ。
謎だ…
前回、続編を考えてなかったんでしょう。今回のメイン
“パチンコ 沼”のラストのオチを一作目で使ってしまってたのよね。
どう収拾つけるつもりだろう…と興味津々でした。
おまけに、遠藤さんはもう使えないし…それこそどうなるのか…
と思ってたら、なんと
利根川(香川照之)を持ってきました。
えらい!その発想はなかった
というか、利根川が原作ほど嫌な人間に見えないのでこのキャスティングはGood
、しかも
焼き土下座(←原作知ってる人ならわかる)をしてないので無事なんですね
香川さんの利根川は、原作とはずいぶん印象が違うけど、味があって好きです(笑)
前回端折られた
地下チンチロも、今回導入部で登場。あれはもっとじっくり見たかったけど、映画の構成上あれぐらいの扱いがBESTでしょうね。
しかし、松尾スズキさんぴったりだ
パチンコだけでやはり2時間はきついのか、原作にはないゲームが入っていました。
原作者の福本さん考案の3択ゲーム。
有名なリドルストーリー、
『女か虎か』をモチーフにしたようなゲーム。
3つの檻の中に美女とライオン2頭が入れられていて、1・2・3どれかのボタンを押すと、美女またはライオンの檻が開くというもの。
美女の檻を開けば、解答者は助かる。けれどライオンの檻を開けてしまったら命が…
というゲーム。
美女は、自分の檻が何番なのかわかっているので、それを解答者に教えればいいのだけれど、それを鵜呑みにしていいのかどうかというのがミソ。
解答者(たいてい自分の恋人、または因縁深い人など)を裏切ったら300万円もらえるよう。
このゲームは、その内容よりも勝ち方に意味があります。ちょっと前に伏線が張ってありました。
しかし残酷なゲームですね
今回の重要な役割を持つ人物に
吉高由里子さんが入っています。
これは前回出演の石田さん(光石研)の娘という役どころなんですが、これも原作と違っていて(原作は息子)どうするんだろと思っていたら、女性であるところをうまく活かした展開になっていました。
吉高由里子さんはセリフが
やや棒読みだったけれど、
かわいいから許す!
いーかげんだなー
カジノの支配人の伊勢谷友介さん、これも原作とは違う雰囲気でしたがぴったりはまっていました。
ときにコミカルになる演技に笑ってしまいます
“原作と違う”部分がたくさんありますが、最重要なパチンコの攻略法は原作そのまま。
これを映像で見られたのは感激です
マンガを読んでても、(私は)満足できる作りでした。
中には、「違い過ぎる!」と満足できない人もいるかと思います。
ところで、今回も原作の福本伸行さんが出演してたらしいのですが、どこに出てたんでしょう……最初探してたのに、途中で探すの忘れてしまってました
監督:佐藤東弥
原作:福本伸行
脚本:福本伸行、山崎淳也、大口幸子
製作指揮:宮崎洋
製作:菅沼直樹、堀義貴、市川南、弘中謙、平井文宏、阿佐美弘恭、吉川富夫、山口雅俊
音楽:菅野祐悟
製作国:2011年日本映画
上映時間:133分
<キャスト>
藤原竜也
伊勢谷友介
吉高由里子
生瀬勝久
香川照之
松尾スズキ
柿澤勇人
光石研
嶋田久作