NHK朝の連ドラ『べっぴんさん』を今日まで欠かさず観ていましたが、ツッコミどころが限界値を超えたので、もう打ち切ろうと思います
テーマは、『あさが来た』や『とと姉ちゃん』と同じく、実在の女性実業家をモデルにしたもので、作りによってはとても期待が持てるものなのですが…
いつか面白くなるはず、いつか面白くなるはずと信じて観続けてきたのですが、脚本に難ありすぎてとうとうついて行けなくなりました
まず、主役のすみれに全然共感できない。(芳根京子さんはかわいいけれど)
ベビー服店を開いた時に、値段が高くて買えそうもない知り合いの人たちには、ほいほいと無料奉仕するくせに、派手な金持ち風の女性には、さっき決めた価格の十倍の値段をふっかけるずうずうしさ。
もちろん、その女性はそれでも「安い!」と言っていろいろ買ってくれるのだけど、人を見て商品の値段を変えるのってどうなんでしょう。もし、タダで貰った人と、高額で買った人が知り合いだったとしたら、この店の評判はガタ落ちですね。
今日も、ショーウィンドーに飾ってあるワンピースを入学式に着たいと思って眺めていた女の子に、「着てみない?」と勝手に試着させるくだり。「入学式で着せてあげたいと思って」という菩薩さまのような心なのでしょうが、フツーその子の親に一言相談しませんか?
もしかしたら、親がすでに入学式用に服を用意してあるかもしれないのに。
レンタルさせる気なのかと思ったら、その子に合わせて丈を直し始めるし。
えっまさか、また…
タダであげるつもり?
親からしたら、娘が高級そうなワンピースを持ってたらまず問い詰めると思うけど。
そこで「タダで貰ったの
」なんて言われても納得できないでしょう。
ここのところ、後でフォローかなんかあるんでしょうか。
どちらにしろ、親になんの相談もなしに決めてしまうのはおかしいですね。
たぶん、これからの展開としては、
入学式に女の子がワンピースを着て行く
↓
わあ、素敵!それどこで買ったの?
↓
すみれの店が繁盛する
という流れになるのでしょうが、う~ん、もう少し自然うまく持って行くやり方というのがあるのではと思います。
このドラマ展開は早いけれど、テンポが遅く、盛り上がりもないため、観ているこちらの感情に訴えかけてこない。
先日もこんな展開が。
友達が一緒に仕事をしたいという→夫が戦地から帰ってきてやっぱりできない→夫に納得してもらったのでやっぱり仕事します→身体が弱いのでいきなり倒れる→夫から反対されてやっぱり仕事はできない→でも夫がわかってくれて仕事することになりました
これを矢継ぎ早に見せられても、なんのカタルシスもなく…
夫が改心したのも、なんの説得力もありませんでした。
前作の『とと姉ちゃん』もとても傑作とはいえないけれど、たびたび面白いところはあったし、全体的には楽しく観ることができたのですが、今回はもうギブアップです。
来期の連ドラに期待…でしょうか