内田百閒の『贋作 吾輩は猫である』
私はデザインが素敵で、且つ、旧仮名の旺文社文庫を持ってる!
と自慢げな気分だったのですが。
ちょっと調べてみたら、初版本が凄かった。
(猫本専門書店さんの写真です)
これ、オリジナルの夏目漱石『吾輩は猫である』の初版本オマージュなんですよ。
というか、ゴリゴリに、そのまんまじゃないか。
さすがにこれが許されるのは愛弟子内田百閒くらいだろうなあ、と。
(こちらの古書店リンクに画像があります)
行屎走尿とか、医師の甘木氏(縦読みすると某氏になる)とか、
漱石先生の独自の言い回しや言葉遊びも踏襲していますし、
ラストは池を淵を「右へ」行くし(オリジナルは「左へ」)、
漱石のことほんと好きだな!と思う。
ちなみに甘木氏は百閒随筆によく出るんですが
(小田扉の江豆町を読んだときも、百閒ネタかな?と思った)
漱石が先だったとは知らなかった。
「ラール・プール・ラール」(芸術至上主義)に引っ掛けて
「ビール・プール・ビール」と言ってみたり、
ライネケ狐を例え話を放り込んできたり、
ドイツ語ギャグを色々言ったり(旧仮名だからか、解読できなかった)
百閒ワールドも濃くて良い。
良い本だよなあ。
しみじみ。
私はデザインが素敵で、且つ、旧仮名の旺文社文庫を持ってる!
と自慢げな気分だったのですが。
ちょっと調べてみたら、初版本が凄かった。
(猫本専門書店さんの写真です)
これ、オリジナルの夏目漱石『吾輩は猫である』の初版本オマージュなんですよ。
というか、ゴリゴリに、そのまんまじゃないか。
さすがにこれが許されるのは愛弟子内田百閒くらいだろうなあ、と。
(こちらの古書店リンクに画像があります)
行屎走尿とか、医師の甘木氏(縦読みすると某氏になる)とか、
漱石先生の独自の言い回しや言葉遊びも踏襲していますし、
ラストは池を淵を「右へ」行くし(オリジナルは「左へ」)、
漱石のことほんと好きだな!と思う。
ちなみに甘木氏は百閒随筆によく出るんですが
(小田扉の江豆町を読んだときも、百閒ネタかな?と思った)
漱石が先だったとは知らなかった。
「ラール・プール・ラール」(芸術至上主義)に引っ掛けて
「ビール・プール・ビール」と言ってみたり、
ライネケ狐を例え話を放り込んできたり、
ドイツ語ギャグを色々言ったり(旧仮名だからか、解読できなかった)
百閒ワールドも濃くて良い。
良い本だよなあ。
しみじみ。
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