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旅行記、世相独言

いよいよ本番 準備で大忙し -ミラノ-(異文化体験18 世界ガス会議の旅1)

2011年10月20日 15時01分25秒 | 異文化体験_西欧
(写真はクリックで拡大します)

いよいよ本番 準備で大忙し -ミラノ-  1994.6.15~6.26

  第19回世界ガス会議ミラノ大会のポスター

 第19回世界ガス会議ミラノ大会(19th World Gas Conference)は20日から23日までフィエラ・ミラノ(ミラノの巨大見本市会場)で開催される。3年に一度開催されるエネルギー業界では最大級の国際会議である。ヨーロッパでは6月から春到来、本格旅行シーズン。主要なイベントも6月に集中する。

 
ミラノ市街地図(右上方:ホテル、中央やや下:ドゥモ広場、左上:フィエラミラノ)

 4月の準備出張で大方の手配は済んでいるので、直前の詳細な詰めを行うため15日にアムステルダム経由ミラノ入りした。何せ相手はケセラ・セラのイタリア人である。


展示会場&5000人収容の会議場&ガラ・ディナー会場の巨大なフィエラ・ミラノ入口

 16日、前回同様M君と、小生が日本展示委員を務める展示会の準備状況を確認するためフィエラ・ミラノを訪れる。純和風のJGAブースの設営はC社のI女史に託している。5000人規模の開会式が開催される会場では日本のパイオニア製の大きなモニターをいくつも組み合わせた巨大スクリーンを設営中である。

 すっかり馴染み客になったプリンシペ・ディ・サヴォイアホテル

 午後、アローラおばさんこと、Tさんと準備の下打合せを行い、21日開催のレセプションの司会を務める留学中の女性を面接、司会進行の打合せを行う。プリンシペ・ディ・サヴォイアホテルの1室を事務局用に借りて、夕刻から日本から持ち込んだ数台のパソコン、プリンターの設営を行ない、レセプションの演目カードを早速作成する。

 
(左)第1陣の応援部隊(後はドゥモ)        (右)ホテルの部屋を日本事務局室に

 17日、JGA並びに日本の都市ガス各社からの応援部隊が加わり、事前に決めていた夫々の役割を確認し、準備作業が本格化する。
●展示会場の設営と説明係は、日本から送った展示品の確認作業。
● レセプションの各ホテル巡回バスの運行係と10数台のベンツ等のハイヤーリムジ ン管理係は例のアラブ人の髭のファビオとの打合せ。
●招待状管理とお土産を渡す受付係は、出席返事をよこした各国参加者リストのVIP別 アテンド要員の決定。
●スカラ座ピックアップメンバーと日本のオペラ留学生によるコンサート運営係はプロ グラムの最終決定。
●それぞれの係に運営の手筈を伝えると共に、自らはホテルの宴会マネジャーS氏と  レセプション会場の設営・運営、料理内容等について入念な打合せを行う。

 夜は多くのスタッフが遅くまで事務局室で各種資料の準備にパソコンとにらめっこ。夕食は交代でミラノ中央駅側に5分ほど歩いた所にある和風レストラン「遠藤」で丼物を掻き込む。すっかり馴染み客になった。

 
(左)ミラノ中央駅の共和国広場近くの「遠藤」    (右)ファビオもすっかり和食党に

 18日、JGA会長も姿を見せ、基調講演を行う開会式場を下見に訪れる。展示会場も徐々に全貌を見せ始め、各国ブースの趣向が明らかになる。展示会場の開会式次第も決定され、各国ブース責任者に連絡される。JGAブースでは開会式直後のVIP巡視を焼き鳥と日本酒でもてなす事にした。
 ブース接客係の2人の日本人女性も到着し、和服姿で打合せ。ホテル側とはレセプション時のVIP用に宴会場近くの部屋を確保し、カナッペとお酒の用意の打合せ。
 夕刻は、ミラノの高級日本料理屋「赤坂」でJGA会長の幹部招宴。

 ホテルの事務局室では今日も夜遅くまでスタッフが頑張ってくれている。


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