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旅行記、世相独言

展示委員会とニューハウンの打合せ -コペンハーゲン-(異文化体験23 会議準備の旅1)

2012年06月23日 15時18分08秒 | 異文化体験_西欧
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展示委員会とニューハウンの打合せ -コペンハーゲン-  1995.4.25~4.27

 北欧デンマーク・コペンハーゲンの街

 成田からフランクフルト経由コペンハーゲンに到着したのは、夜の9時半頃。2007年コペンハーゲンで開催される「第20回世界ガス会議」の第1回展示委員会出席のため、指定ホテル「ネプチューン」にチェックインしたのは、夜10時半を過ぎた頃。

 会議事務局指定のホテル「ネプチューン」

 翌午前中から午後にかけて街を散策し、この日コペンハーゲン入りする米国ガス協会(AGA)副理事長のN.H氏からの連絡を待つ。夕食をとりながら次回「日米ガスサミット」の開催方針を打合わせる約束である。

 デンマークの人気スポット「ニューハウン」

 夕刻前、部屋に電話が入りニューハウンのレストランにしようと決定。ニューハウンはコペンハーゲン一美しいと言われるコンゲンス・ニュートー広場の先にあり、近年まで世界中の船乗りに良く知られた港で、陽気な居酒屋が軒を並べて夜遅くまで騒々しい街だったようだが、今は昔の面影を残しつつ遊歩道が整備されレストランが軒を連ねる観光スポットになっている。かのアンデルセンもここに居を構えたことがある。港町だけに魚料理が美味しい。

 
 ニューハウンに軒を並べるレストラン、海風と潮の匂いを味わいながら街路のテーブルで。

 「日米ガスサミット」は、日米都市ガス産業の首脳が2年に一度、ガス産業の経営課題を意見交換する場で、次回の開催方針を決定するタイミングになっている。
 世界的に企業のダウンサイジングが始まっている状況下だけに、双方の費用負担を少なくし簡素な会議にするため、来年以降両国の中間のハワイで開催する提案を日本から行った。日程案を相互に持ち寄り、いくつかの案が固まったので帰国後再確認の上決定することで会談は終了。後はH氏とプライベートな話で盛り上がった。H氏が会計はAGAで持つというのでご馳走様!


 
  デンマーク郊外の国際見本市会場兼国際会議場のベラ・センター(Bella Center)

 翌朝、ホテルでデンマークの事務局が出席者をチェックし、バスで空港方面のベラ・センター(国際見本市・会議場)に向かう。世界ガス連盟(IGU)R会長、M事務局長他、お馴染みの25名からなる展示委員会が始まる。開会式場や展示会場を見学の後、展示テーマや展示手続きについて現地事務局から説明があり、各国の概略必要面積を述べ意見交換を行う。

 
(左)北欧らしい展示会場と垢抜けした展示の仕方      (右)国際会議場

 小生から事務局長に10分程度時間を欲しいと事前要請し、会議が終盤に差し掛かった所で、先の阪神・淡路大震災時の各国支援・お見舞いのお礼を述べた。
 地震発生とともに私のJGA国際部には、大阪との通信が出来ないため、各国からの大阪ガス向けお見舞いや救援部隊の派遣FAXが連日届き、中には港に工作車と支援物資を積み込んだ船を待たせているとのFAXまで届く。国際交流が進み誠に有難いものである。
 被災状況の発表に全員固唾を飲んで聞き入っている。スピーチが終了すると、チェコのO女史から協会の記事にしたいとの申し出があった。

 展示委員会メンバーの記念撮影

 それぞれ帰国便が気になりだす頃、会議は首尾よく終了。小生はこれからロンドンに。