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グループ・ツアーの泣き所 -トルコ- 98.08.17~08.26
イスタンブール旧市街(http://jp.turtr.net/より)
ツアーの序盤は古代遺跡巡り、中盤は世界自然遺産巡り、そして終盤は今なお東西文明の結節点の色合い濃い都市巡りと、今回のトルコ周遊の旅は充実したコストパフォーマンスの良い旅であった。
ツアーには熟年夫婦の旅、仲間同士の旅、親子の旅、一人旅等々、様々な人たちが正に呉越同舟の旅をしようと集まる。
そんな中でツアー・メンバーに親子ほど歳の離れた男女の二人連れがいた。当初、親子かな?と思われたがそうでもないことは、言葉使いや20歳前後と思われる女性の態度で分かる。中年男性がしきりに女性との会話の中に英語を挟んで教えようとしているようにも見えることから、塾の先生と教え子?などなど、ツアーの序盤はこの二人にどう接していいのか、皆さん戸惑っていた。
ツアーでは団体行動をすることが多いので、自然と会話が当たり障りのないことから日が経つと少しプライベートなことに移っていく場合が多い。特に食事時がそうである。あまり社交的でないこの女性が一人で寂しそうにしていると、こちらで一緒に食事しない?と何かとお世話をしたがる。これが日本人の良い所でもありお節介な所でもある。当然同じテーブルで食事すると、二人の関係を探ろうとする何気ない会話が入り込む。
邪視から守ってくれるというナザール・ボンジュー、お土産最適品
旅も中盤に差し掛かった頃、ツアーの最年長夫婦に中年男性が文句をまくし立てている。その内容は、「昨晩、連れがみんなからいろいろ聞かれて胃が痛くなり、泣いていた。」ということらしい。これ以降、この男性の異様な行動が火に油を注いだようにエスカレートしていく。
「絶対、許せない。殺してやる。住所はどこだ、教えろ。・・・・・」
同行女性から執拗に誰がどのようなことを言ったのか、聞きだしては個別攻撃を時間・場所を問わずやりだした。
海から見たトプカプ宮殿
ボスポラス海峡の船の上は、若い女性の添乗員に対して「何とかしてよ!」とツアー客たちがキャビン内で詰め寄っている。添乗員が男性ならまだしもなのだが・・・。
小・中学生の親子連れ3人で来ていたお母さんは、恐怖に怯えて旅行どころではない感じ。
そのうち、女房にも言いがかりをつけにきた。最初は相手にしなかったが、あまりのしつこさに女房も負けじと口論に。私にも「あんたの嫁は・・・」と言い寄ってくる。「俺には関係のない話。いい加減にしろ!極めて不愉快。お前にこのツアーを台無しにする権利がどこにある。いやなら個人旅行をしろ!」と言うと「住所はどこや、教えろ!」しつこく迫る。「いい加減にしろ!」と一喝すると引き下がった。
結局、暴力的行為にまでは至らず何とか無事関空で解散となり、添乗員が関空でこの男女を足止めさす間に、皆さん大急ぎで夫々のルートで家路に着くことに。
体験出来なかったハマム、残念!
今回のこの大手旅行代理店は、参加者からのツアーアンケートの辛口評価にさぞ頭を抱えていることだろう。
まさに、グループ・ツアーの泣き所である。
グループ・ツアーの泣き所 -トルコ- 98.08.17~08.26
イスタンブール旧市街(http://jp.turtr.net/より)
ツアーの序盤は古代遺跡巡り、中盤は世界自然遺産巡り、そして終盤は今なお東西文明の結節点の色合い濃い都市巡りと、今回のトルコ周遊の旅は充実したコストパフォーマンスの良い旅であった。
ツアーには熟年夫婦の旅、仲間同士の旅、親子の旅、一人旅等々、様々な人たちが正に呉越同舟の旅をしようと集まる。
そんな中でツアー・メンバーに親子ほど歳の離れた男女の二人連れがいた。当初、親子かな?と思われたがそうでもないことは、言葉使いや20歳前後と思われる女性の態度で分かる。中年男性がしきりに女性との会話の中に英語を挟んで教えようとしているようにも見えることから、塾の先生と教え子?などなど、ツアーの序盤はこの二人にどう接していいのか、皆さん戸惑っていた。
ツアーでは団体行動をすることが多いので、自然と会話が当たり障りのないことから日が経つと少しプライベートなことに移っていく場合が多い。特に食事時がそうである。あまり社交的でないこの女性が一人で寂しそうにしていると、こちらで一緒に食事しない?と何かとお世話をしたがる。これが日本人の良い所でもありお節介な所でもある。当然同じテーブルで食事すると、二人の関係を探ろうとする何気ない会話が入り込む。
邪視から守ってくれるというナザール・ボンジュー、お土産最適品
旅も中盤に差し掛かった頃、ツアーの最年長夫婦に中年男性が文句をまくし立てている。その内容は、「昨晩、連れがみんなからいろいろ聞かれて胃が痛くなり、泣いていた。」ということらしい。これ以降、この男性の異様な行動が火に油を注いだようにエスカレートしていく。
「絶対、許せない。殺してやる。住所はどこだ、教えろ。・・・・・」
同行女性から執拗に誰がどのようなことを言ったのか、聞きだしては個別攻撃を時間・場所を問わずやりだした。
海から見たトプカプ宮殿
ボスポラス海峡の船の上は、若い女性の添乗員に対して「何とかしてよ!」とツアー客たちがキャビン内で詰め寄っている。添乗員が男性ならまだしもなのだが・・・。
小・中学生の親子連れ3人で来ていたお母さんは、恐怖に怯えて旅行どころではない感じ。
そのうち、女房にも言いがかりをつけにきた。最初は相手にしなかったが、あまりのしつこさに女房も負けじと口論に。私にも「あんたの嫁は・・・」と言い寄ってくる。「俺には関係のない話。いい加減にしろ!極めて不愉快。お前にこのツアーを台無しにする権利がどこにある。いやなら個人旅行をしろ!」と言うと「住所はどこや、教えろ!」しつこく迫る。「いい加減にしろ!」と一喝すると引き下がった。
結局、暴力的行為にまでは至らず何とか無事関空で解散となり、添乗員が関空でこの男女を足止めさす間に、皆さん大急ぎで夫々のルートで家路に着くことに。
体験出来なかったハマム、残念!
今回のこの大手旅行代理店は、参加者からのツアーアンケートの辛口評価にさぞ頭を抱えていることだろう。
まさに、グループ・ツアーの泣き所である。