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ピラミッドと砂嵐 - ギザ&カイロ - 2008.12.23
今回の旅のクライマックス ギザの3大ピラミッドとスフィンクス
早朝のギザでナイル・エクスプレスを下車し、午前7時半まで、とあるホテルのロビーで休憩する。ギザのピラミッドは午前8時から見学出来るようだ。
クフ王のピラミッドは、朝150人、午後150人、計300人が内部見学可能。あまりに市街地に近いので少し予想と違ったが、圧倒的な大きさで眼前にそそり立つ4500年前の建造物にただただ感嘆の一言。
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(左・中・右)クフ王のピラミッド(入場者の列、私の身の丈ほどある石段の大きさ)
昔、盗掘者が開けたという入口から、トンネルを少し歩いてひたすら身をかがめながら回廊を昇る。結構きつい姿勢に、きっと明日か明後日来るだろうな、脚の筋肉痛。大きな空間に出るとそこは大回廊。大回廊には結構急な階段がついていて、玄室に至る。何度もTVで見た現場である。計算された石積みの美しさに感激しながら、外に出る。
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(左)大回廊(見事な石積み、急な登り) (中)王の間 (右)空っぽの石棺?(内部は撮影禁止、参考写真です)
一辺230m、底面積5ha、高さ146m(現在は137m)の巨大な石造建築は260万個の石塊で構築されている。ナポレオンの計算では、幅30cm、高さ3mの城壁でフランス全土を囲むことが可能とか。
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(左)ギザ地区ピラミッドコンプレックス配置図 (中)ギザ3大ピラミッド (右)周辺の景色(風強し)
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(左・中)塩害で首が折れると心配されているスフィンクス (右)風がますます強く!
カフラー王のピラミッドは、その参道の先にスフィンクス、河岸神殿、河岸波止場がある。スフィンクスの視線の先に何があるか?正解はピザハット、KFCというのは有名な話。メンカウラー王を含むギザ3大ピラミッドを見渡せる展望台あたりから風が少し強くなってきた。
今日の昼食はケバブ料理。レストラン入口ではダラボッカ等の民族楽器を奏でて客を迎える。どうも入口を借りてビジネスをしているようで、バクシーシを要求される。
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(左)歓迎演奏かと思いきや、少し払ってよ!といった感じ (右)入口横でのデモンストレーション
メンフィスは古王国時代の首都。遺跡には1912年に発見された10mほどの雪花石膏製のスフィンクスや、巨大な横たわったラムセスⅡ世像が見られる。4500年前の建築王らしく、いろんな所に足跡を残している。
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(左)メンフィスに至る道中の農村風景 (中)メンフィスのラムセスⅡ世像 (右)雪花石膏製のスフィンクス
ダハシュールでは、屈折ピラミッド、赤のピラミッド。サッカラではジョセル王の階段ピラミッドを見学する。しかし、この頃になると、もはや砂嵐状態。バスから出るのも躊躇する状態で、とにかく写真だけとってすぐバスに戻る。カメラやビデオには、多分微細な砂が入り込んでファインダーに異物が認められる。皆、マスクやスカーフで口を覆い、目だけを出すアルカイダ状態。
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(左)砂嵐に霞む屈折ピラミッド (右)階段ピラミッド
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(左)砂嵐にアルカイダ状態の見学者達 (右)エジプト古代遺跡の80%はまだ砂の中、発掘作業があちこちで行われている。
ハムシーンと言われる砂嵐は、3月頃から50日間続くと言われる夏前の砂嵐。だから12月は最高の季節、と思いきや、今日は貴重な経験?なのか。
この辺りは桑畑・養蚕によるカーペットスクールという学校という名を借りた絨毯工場があり、16歳までの子供の労働力で新たな産業起こしをやっている。
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(左)VIP車列通過で停車中に見た仕事帰り?の砂漠ラクダ隊 (右)観光客を待つ砂漠のラクダ隊
ギザ近郊の新しいリゾート開発地区にあるホテルHilton Pyramids Golf Resortにチェック・インし、とにかくシャワーを浴びる。一日中砂嵐のなかにいると、砂漠の砂パックをしたのと同じ。一息ついて、今宵のナイル河ディナークルーズに向かう。
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(左・中・右)ギザでの宿舎はゴルフ場併設のリゾートホテル(ヒルトン・ピラミッド・ゴルフリゾート)
ナイル・マキシムというクルーズ船。午後7時半から約2時間のビュッフェ・ディナークルーズ。
この間にベリーダンスとタンヌーラ(回転舞踏)のショウーがある。タンヌーラは、かつてトルコで見たメヴレヴィー教団のセマーの1種。ベリーダンスの女性に卓上の花(造花だったが)を差し出すと横に来てサービスしてくれる。これはかつてインドネシアで覚えた常套手段。皆で踊ろう!とダンサーの呼びかけに関西のおばちゃん達が待ってましたとばかり応じる。さすが大阪のおばちゃん達。
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(左)ディナー・クルーズ船ナイル・マキシム (中・右)少し色っぽいベリーダンス
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(左)タンヌーラ(回転舞踊・イスラム圏で見かける舞踏) (右)ナイル河畔の夜景を夜風に吹かれて
ナイルの夜景は船上から見るべきシンボルがないものの、夜風に吹かれると異郷の匂いが感じられる。
ホテルに戻ったのは10時半頃。ロビーはすっかりクリスマス・デコレーションされている。
←今日の入場券
明日のモーニングコールは、またまた5時半。なんとも寝不足が続く今回の旅である。
ピラミッドと砂嵐 - ギザ&カイロ - 2008.12.23
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早朝のギザでナイル・エクスプレスを下車し、午前7時半まで、とあるホテルのロビーで休憩する。ギザのピラミッドは午前8時から見学出来るようだ。
クフ王のピラミッドは、朝150人、午後150人、計300人が内部見学可能。あまりに市街地に近いので少し予想と違ったが、圧倒的な大きさで眼前にそそり立つ4500年前の建造物にただただ感嘆の一言。
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(左・中・右)クフ王のピラミッド(入場者の列、私の身の丈ほどある石段の大きさ)
昔、盗掘者が開けたという入口から、トンネルを少し歩いてひたすら身をかがめながら回廊を昇る。結構きつい姿勢に、きっと明日か明後日来るだろうな、脚の筋肉痛。大きな空間に出るとそこは大回廊。大回廊には結構急な階段がついていて、玄室に至る。何度もTVで見た現場である。計算された石積みの美しさに感激しながら、外に出る。
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(左)大回廊(見事な石積み、急な登り) (中)王の間 (右)空っぽの石棺?(内部は撮影禁止、参考写真です)
一辺230m、底面積5ha、高さ146m(現在は137m)の巨大な石造建築は260万個の石塊で構築されている。ナポレオンの計算では、幅30cm、高さ3mの城壁でフランス全土を囲むことが可能とか。
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(左)ギザ地区ピラミッドコンプレックス配置図 (中)ギザ3大ピラミッド (右)周辺の景色(風強し)
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(左・中)塩害で首が折れると心配されているスフィンクス (右)風がますます強く!
カフラー王のピラミッドは、その参道の先にスフィンクス、河岸神殿、河岸波止場がある。スフィンクスの視線の先に何があるか?正解はピザハット、KFCというのは有名な話。メンカウラー王を含むギザ3大ピラミッドを見渡せる展望台あたりから風が少し強くなってきた。
今日の昼食はケバブ料理。レストラン入口ではダラボッカ等の民族楽器を奏でて客を迎える。どうも入口を借りてビジネスをしているようで、バクシーシを要求される。
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(左)歓迎演奏かと思いきや、少し払ってよ!といった感じ (右)入口横でのデモンストレーション
メンフィスは古王国時代の首都。遺跡には1912年に発見された10mほどの雪花石膏製のスフィンクスや、巨大な横たわったラムセスⅡ世像が見られる。4500年前の建築王らしく、いろんな所に足跡を残している。
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(左)メンフィスに至る道中の農村風景 (中)メンフィスのラムセスⅡ世像 (右)雪花石膏製のスフィンクス
ダハシュールでは、屈折ピラミッド、赤のピラミッド。サッカラではジョセル王の階段ピラミッドを見学する。しかし、この頃になると、もはや砂嵐状態。バスから出るのも躊躇する状態で、とにかく写真だけとってすぐバスに戻る。カメラやビデオには、多分微細な砂が入り込んでファインダーに異物が認められる。皆、マスクやスカーフで口を覆い、目だけを出すアルカイダ状態。
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(左)砂嵐に霞む屈折ピラミッド (右)階段ピラミッド
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(左)砂嵐にアルカイダ状態の見学者達 (右)エジプト古代遺跡の80%はまだ砂の中、発掘作業があちこちで行われている。
ハムシーンと言われる砂嵐は、3月頃から50日間続くと言われる夏前の砂嵐。だから12月は最高の季節、と思いきや、今日は貴重な経験?なのか。
この辺りは桑畑・養蚕によるカーペットスクールという学校という名を借りた絨毯工場があり、16歳までの子供の労働力で新たな産業起こしをやっている。
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(左)VIP車列通過で停車中に見た仕事帰り?の砂漠ラクダ隊 (右)観光客を待つ砂漠のラクダ隊
ギザ近郊の新しいリゾート開発地区にあるホテルHilton Pyramids Golf Resortにチェック・インし、とにかくシャワーを浴びる。一日中砂嵐のなかにいると、砂漠の砂パックをしたのと同じ。一息ついて、今宵のナイル河ディナークルーズに向かう。
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(左・中・右)ギザでの宿舎はゴルフ場併設のリゾートホテル(ヒルトン・ピラミッド・ゴルフリゾート)
ナイル・マキシムというクルーズ船。午後7時半から約2時間のビュッフェ・ディナークルーズ。
この間にベリーダンスとタンヌーラ(回転舞踏)のショウーがある。タンヌーラは、かつてトルコで見たメヴレヴィー教団のセマーの1種。ベリーダンスの女性に卓上の花(造花だったが)を差し出すと横に来てサービスしてくれる。これはかつてインドネシアで覚えた常套手段。皆で踊ろう!とダンサーの呼びかけに関西のおばちゃん達が待ってましたとばかり応じる。さすが大阪のおばちゃん達。
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(左)ディナー・クルーズ船ナイル・マキシム (中・右)少し色っぽいベリーダンス
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(左)タンヌーラ(回転舞踊・イスラム圏で見かける舞踏) (右)ナイル河畔の夜景を夜風に吹かれて
ナイルの夜景は船上から見るべきシンボルがないものの、夜風に吹かれると異郷の匂いが感じられる。
ホテルに戻ったのは10時半頃。ロビーはすっかりクリスマス・デコレーションされている。
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明日のモーニングコールは、またまた5時半。なんとも寝不足が続く今回の旅である。