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旅行記、世相独言

さんふらわー de 九州北部の歴史旅(その3)世界文化遺産 宗像大社

2018年06月02日 20時40分09秒 | 異文化体験_日本
(写真はクリックで拡大します)

さんふらわー de 九州北部の歴史旅    2018.5.16-20

その3.世界文化遺産 宗像大社


  
九州本土の宗像大社から大島、沖ノ島方面のスカイビュー(沖ノ島は見えません)            大島から沖ノ島の遠望

 宇佐神宮から再び宇佐ICで東九州自動車道に乗り、北九州JCTで九州自動車道に、若宮ICで降り一般道をおよそ30分走って、昨年世界文化遺産に認定された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一つ宗像大社に到着。宇佐神宮より113km、1時間40分ほどのドライブである。

              
   宗像大社の解説                三宮の位置関係                 宗像大社の案内図

  
    本殿への参道                  本殿・拝殿                    高宮祭場(古代の神籬祭場)  

 宗像大社は、沖津宮(沖ノ島、田心姫神)、中津宮(大島、湍津姫神)、辺津宮(九州本土、市杵島姫神)の三宮からなり、辺津宮が総社・宗像大社である。
 天照大神の御子神である田心(たごり)姫神、湍津(たぎつ)姫神、市杵島(いちきしま)姫神の宗像三女神(むなかたさんじょしん)は、「あなたたち三女神は、大陸との要衝である玄界灘に降臨し、歴代天皇を守護奉りなさい、さすれば歴代天皇があなたたちを祀るでしょう」という天照大神の神勅の下、皇室・国家の守護神として三宮に鎮まったと大社の解説書が説明している。

  
  沖ノ島(沖津宮)の解説          手つかずの自然に囲まれた社殿            古代の祭祀の跡

 玄界灘の沖ノ島の沖津宮は、周囲4kmの小さな島。周囲50km圏内に島はなく絶海の孤島である。定住者はなく宗像大社から派遣された神職が10日交替で365日勤務して祭祀を司っているとのこと。上陸時の海中での禊や、島からの何ものも持出禁止、女人禁制等、固く規律維持されている。一般人が沖津宮を拝礼するためには、大島の沖津宮遥拝所より行うとのことで、いずれにせよ海を渡る必要がある。

  
  大島(中津宮)の解説       本殿は辺津宮より12年古い1566年に再建           沖津宮遥拝所

 記紀の日本神話に登場する宗像大社は、全国有数の古社で、沖津宮の鎮座する沖ノ島は大和朝廷による国家祭祀の場でもあり、国宝級の多くの神宝が発見され、神宝館にて国宝8万点が収蔵展示されている。

  
8万点の国宝中心に神宝館に収蔵されている神宝       金製指輪               金銅製龍頭

 宗像神を祀る神社は、厳島神社、松尾大社、竹生島神社、江島神社、善知鳥神社など、全国に6200をかぞえるとか。

  
  社務所休憩処で解説VTRを拝聴             御朱印               社殿への参道 

 宗像大社の本殿・拝殿は、1557年に焼失したため1578年・1590年にそれぞれ再建された重要文化財である。社務所で御朱印をいただき、ビデオ解説等を見て、次なる目的地太宰府天満宮に向かう。

(本投稿で、実際に行ったのは宗像大社で、大島(中津宮)には行っておりません。宗像大社でいただいた解説書や世界遺産HP等を参考に
大島、沖ノ島について書いています。)
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