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巨大エンターテイメント都市 -シンガポール- 2015.05.13-16
(左・右 ホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」最上階の展望デッキからの景色)
3度目のシンガポール。初めて来たのは27年前(1988)の11月下旬。この時驚かされたのは、クリスマスを翌月に控えたオーチャード道路に面するビル群の電飾合戦と地下鉄のエスカレーターの動く速さ。若い街だから可能なのだろうが、およそ日本の2倍のスピード。
次に訪れたのはその6年後の1994年の8月。この時の驚きは、アジアの小龍と評せられる経済発展をしていて、様々な都市間競争を勝ち抜く政策を次々に打ち出し、それを実践し、都市の集客魅力を維持・増強させている姿は、これから益々高齢化社会に突入、成熟化する日本と対照的な姿であった。
そして今回。20年の歳月は、もはや前回のシンガポールを見出すのが困難な程、更に様変わりしていた。今回の主たる目的は、今話題を呼んでいる「ホテル・マリーナ・ベイ・サンズ」のインフィニティ・プールで泳ぐこと。
関西国際空港を午後11時半に飛び立ったシンガポール航空615便は、翌朝午前5時10分に今やアジアのハブ空港となったチャンギ国際空港に着陸。この日の両替率は\10000が109.20SGD(91.6円/シンガポールドル)。旅程では、市内観光だが、早朝のため空港で待つこと2時間ほど。
ガンガンに冷えたバスに乗せられて、最初に向かったのは今最も注目されているマリーナ・ベイフロント地区の「Gardens by the Bay」。国土を増やすに埋立以外手のないシンガポール、巨大な都市リゾートを形成しつつある地区に整備された国立の公園だ。
世界最大のGlass GreenhouseのFlower Dome、Cloud Forest、地上22m鳥の目線でSkywayを楽しめるThe Supertrees等々、広大な敷地に芸術、植物園、公園がミックスされた空間だが、何せ時間が早過ぎる。人っ気のない公園をひたすら散策する。
(左)早朝の「Gardens by the Bay」の入口 (右)巨大な国立公園に不思議なモニュメントが。
次に向かったのは、この町のシンボル「マーライオン公園」。以前あった場所から少し移設されており、子供マーライオンは母親マーライオン(昔からあるもの)の後ろに置かれている。また、新たに大きな父親マーライオンがセントーサ島に設置されているとか。次々と到着する中国人観光客でごった返す広場では写真を撮影するのも一苦労である。
(左)シンガポールの代名詞「マーライオン(母親)」 (中)その後ろに子ライオン (右)マリーナベイサンズホテルを背景に
(左・中)1988年のマーライオンと海からの景色 (右)1994年のマーライオン
プラナカンハウスを見た後、ラッフルズホテルに立ち寄る。以前は、ホテル中庭で自由にお茶も出来たのだが、今は宿泊客のみに限定されている。中国人客に占拠されては雰囲気も台無しということだろう。しかし、ホテルショップスは開放されているので、少し入りづらいが雰囲気のあるホテル内奥のショップで、カヤジャムならこれ!というホテルブランドのカヤジャムをお土産に購入。
(左)プラナカンハウスの見れる一帯 (中・右)ラッフルズホテル正面入口(以前は中庭でお茶も出来たのだが)
(左)シンガポールの名産カヤジャム、特にラッフルズホテルブランドが一押し (右)ホテルの中庭に面した通路
その後、市内のサンテックシティにあるFountain of Wealth(富の噴水、風水の占いで中央噴水に手を触れ3回時計回りに回ると金持ちになれるとか)で時間調整した後、やっと朝4時の機内朝食以来の昼食会場に。チャイナタウンでのレストラン、隣の席ではタイのお坊さんたちの団体が結構いいものを食っている。一方、我々の席には次々にありきたりな飲茶料理が出てくる。ゆっくり食べたいが、見ず知らずの人間8人でテーブルを囲むと早食いの人のペースに合わせざるを得なくなる。お蔭であっという間にランチタイム終了。
(左・右)最近の市内名所 富の噴水(風水で中央噴水に手を触れて3回時計回りに回ると金持ちになれるとか)
食後は、中華街の名刹「新加坡佛牙寺龍牙院」の見物。2007年5月の完成で、朱塗りの柱も内部もピカピカで、唐王朝時代の建築様式だそうな。ミャンマーの寺院で発見された仏陀の歯を納めるために建てられたようだ。1階の本堂では僧侶たちの先導で熱心な信者達による読経が響き渡っていた。
(左・右)中華街の名刹「新加坡佛牙寺龍牙院」多くの信者が熱心に読経。上層階では仏陀の一生を披露している。
ホテルのチェックイン時刻は厳格で、やっとその時が来た。午後3時過ぎ、待望のマリーナ・ベイ・サンズにチェック・イン。
夕刻、再集合して中華海鮮料理の夕食へ。ここもまた、8人テーブルの大皿料理。味わう暇もなく次々と自分の分を確保して胃袋へ。今となっては何を食べたか思い出せない。
今のシンガポールを代表する景色
巨大エンターテイメント都市 -シンガポール- 2015.05.13-16
(左・右 ホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」最上階の展望デッキからの景色)
3度目のシンガポール。初めて来たのは27年前(1988)の11月下旬。この時驚かされたのは、クリスマスを翌月に控えたオーチャード道路に面するビル群の電飾合戦と地下鉄のエスカレーターの動く速さ。若い街だから可能なのだろうが、およそ日本の2倍のスピード。
次に訪れたのはその6年後の1994年の8月。この時の驚きは、アジアの小龍と評せられる経済発展をしていて、様々な都市間競争を勝ち抜く政策を次々に打ち出し、それを実践し、都市の集客魅力を維持・増強させている姿は、これから益々高齢化社会に突入、成熟化する日本と対照的な姿であった。
そして今回。20年の歳月は、もはや前回のシンガポールを見出すのが困難な程、更に様変わりしていた。今回の主たる目的は、今話題を呼んでいる「ホテル・マリーナ・ベイ・サンズ」のインフィニティ・プールで泳ぐこと。
関西国際空港を午後11時半に飛び立ったシンガポール航空615便は、翌朝午前5時10分に今やアジアのハブ空港となったチャンギ国際空港に着陸。この日の両替率は\10000が109.20SGD(91.6円/シンガポールドル)。旅程では、市内観光だが、早朝のため空港で待つこと2時間ほど。
ガンガンに冷えたバスに乗せられて、最初に向かったのは今最も注目されているマリーナ・ベイフロント地区の「Gardens by the Bay」。国土を増やすに埋立以外手のないシンガポール、巨大な都市リゾートを形成しつつある地区に整備された国立の公園だ。
世界最大のGlass GreenhouseのFlower Dome、Cloud Forest、地上22m鳥の目線でSkywayを楽しめるThe Supertrees等々、広大な敷地に芸術、植物園、公園がミックスされた空間だが、何せ時間が早過ぎる。人っ気のない公園をひたすら散策する。
(左)早朝の「Gardens by the Bay」の入口 (右)巨大な国立公園に不思議なモニュメントが。
次に向かったのは、この町のシンボル「マーライオン公園」。以前あった場所から少し移設されており、子供マーライオンは母親マーライオン(昔からあるもの)の後ろに置かれている。また、新たに大きな父親マーライオンがセントーサ島に設置されているとか。次々と到着する中国人観光客でごった返す広場では写真を撮影するのも一苦労である。
(左)シンガポールの代名詞「マーライオン(母親)」 (中)その後ろに子ライオン (右)マリーナベイサンズホテルを背景に
(左・中)1988年のマーライオンと海からの景色 (右)1994年のマーライオン
プラナカンハウスを見た後、ラッフルズホテルに立ち寄る。以前は、ホテル中庭で自由にお茶も出来たのだが、今は宿泊客のみに限定されている。中国人客に占拠されては雰囲気も台無しということだろう。しかし、ホテルショップスは開放されているので、少し入りづらいが雰囲気のあるホテル内奥のショップで、カヤジャムならこれ!というホテルブランドのカヤジャムをお土産に購入。
(左)プラナカンハウスの見れる一帯 (中・右)ラッフルズホテル正面入口(以前は中庭でお茶も出来たのだが)
(左)シンガポールの名産カヤジャム、特にラッフルズホテルブランドが一押し (右)ホテルの中庭に面した通路
その後、市内のサンテックシティにあるFountain of Wealth(富の噴水、風水の占いで中央噴水に手を触れ3回時計回りに回ると金持ちになれるとか)で時間調整した後、やっと朝4時の機内朝食以来の昼食会場に。チャイナタウンでのレストラン、隣の席ではタイのお坊さんたちの団体が結構いいものを食っている。一方、我々の席には次々にありきたりな飲茶料理が出てくる。ゆっくり食べたいが、見ず知らずの人間8人でテーブルを囲むと早食いの人のペースに合わせざるを得なくなる。お蔭であっという間にランチタイム終了。
(左・右)最近の市内名所 富の噴水(風水で中央噴水に手を触れて3回時計回りに回ると金持ちになれるとか)
食後は、中華街の名刹「新加坡佛牙寺龍牙院」の見物。2007年5月の完成で、朱塗りの柱も内部もピカピカで、唐王朝時代の建築様式だそうな。ミャンマーの寺院で発見された仏陀の歯を納めるために建てられたようだ。1階の本堂では僧侶たちの先導で熱心な信者達による読経が響き渡っていた。
(左・右)中華街の名刹「新加坡佛牙寺龍牙院」多くの信者が熱心に読経。上層階では仏陀の一生を披露している。
ホテルのチェックイン時刻は厳格で、やっとその時が来た。午後3時過ぎ、待望のマリーナ・ベイ・サンズにチェック・イン。
夕刻、再集合して中華海鮮料理の夕食へ。ここもまた、8人テーブルの大皿料理。味わう暇もなく次々と自分の分を確保して胃袋へ。今となっては何を食べたか思い出せない。
今のシンガポールを代表する景色
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