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カルナック神殿、音と光の子守唄 ―ルクソール― 2008.12.20
午前の王家の谷見物を終え、ルクソールに戻って昼食。アエーシという丸型パンと前菜として各種ペーストが出る。エジプトスープの定番モロヘーヤ・スープに続くメインは魚料理。この店はアルコールを置いていない。結構、置いていない店が多い。頼んだコーヒーが来たが、何とネスカフェパックとお湯。これがなんと15L.E.(300円)。
空港両替で50L.E.札を沢山貰ったが、これがなかなかくずれない。3ドルくれと言う。どうも、L.E.の価値よりドルの価値を信じて値上がりした時に売ろうということだろう。小銭が手に入らないので、どのトイレに行くにも(1L.E.約20円必要)不便な国である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/af/8b3d14a9d65724b1bbd7091477aa8bb6.jpg)
(参考写真 左・中)アエーシとモロヘーヤ・スープ (右)これがないとトイレに...1L.E.コイン
クラブ・ツーリズムのツアーは出発時点で各人にトランシーバーが手渡される。さすがに世界中から沢山の観光客が集まるエジプト。ツアー間で説明場所の取り合いで、雑踏にガイドの声も聞きづらいのだが、これは大正解。行く先々の観光名所でガイドからクリアに説明を聞くことが出来る。
午後の最初の訪問地は、カルナック神殿。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ec/6ccda6d16e4ae1433a0840f44110d051.jpg)
(左)カルナック大神殿の正面入り口 両側にスフィンクスが並ぶ (中・右)大神殿の平面図と航空写真
カルナック大神殿。主神のアメン神は、テーベの地方神であったが、テーベの発展と共に太陽神ラーと結合しアメン・ラー神という最高神となった。王達はアメン・ラー神に国の豊穣を祈願した。神は勃起した性器に片腕を高く挙げ、その手に統治のシンボル「殻竿(からざお)」を持った姿で描かれている。
数千年前の建造物とはとても思えない圧倒的迫力
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(左・中・右)大列柱室(上部の明かり取りも残っている。残存する色彩が往時の極彩色をしのばせる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/e6/6822b77eb851a01c4d583958e9b3143b.jpg)
(左)神殿にはいくつもの塔門がある (右)トトメスⅠ世とハトシェプスト女王の2本のオベリスク
圧倒されるのはスフィンクス参道、二つの塔門に続く大列柱室。高さ23mもある列柱が134本整然と並び、上部空間にはあかり採りの窓まで残っている。更にトトメスⅠ世とハトシェプスト女王の2本のオベリスク、聖なる池へと続く。
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(左)聖なる池(航空写真上部にスフィンクス街道が延びルクソール神殿まで続く) (右)カルナック・ルクソール各神殿チケット
記録に残るカルナックを探検した最初のヨーロッパ人は1589年ヴェニスの人間であったとか。3500年前の123haの巨大神殿は、その復元作業が14ha進んだに過ぎないが、ゆっくりと着実に進んでいる。
次に訪れたのは、ルクソール神殿。
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(左)ルクソール神殿第1塔門(持ち去られたオベリスク) (中)神殿平面図 (右・参考写真)神殿がナイル川沿いにあるのがわかる
パリのコンコルド広場にあるオベリスクはルクソール神殿第1塔門から1836年に切り出されたもの。ルクソール神殿はカルナック神殿の付属神殿として建設され、当時はスフィンクス参道が両神殿をつないでいた。第1塔門の前のラメセスⅡ世の坐像と1本となったオベリスクが印象的である。神殿の奥は、ローマ時代の砦跡や、コプト教会等が残っており、大いなる歴史を感じさせる。
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(左)ラムセスⅡ世の中庭 (右)カルナックから続くスフィンクス街道
観光初日の最後は、「カルナック神殿の音と光のショー。(オプション)
一人で参加した小生。夜の過ごし方が困るだろうと思い、「カルナック神殿の音と光のショー」というオプショナルツアーを出発前に申し込んでいた。土曜日の2回目のショーは英語版。第1幕から第5幕まで神殿内を移動しながらのナレーターの声と光のショー。
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(左)「カルナック神殿の音と光のショー」チケット (右)薄暮にライトアップされたカルナック神殿第1塔門
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(左)ショーの日本文解説 (中)夜の幻想的な大列柱室を徒歩でめぐる (右)第5幕は聖なる池の畔へ。
参加費7000円に期待したが、時差や疲れから3500円分は夢の中、まさに「音と光の子守唄」となった。正直、ここのショーは動きもなく、個人的にはお奨めではない。
カルナック神殿、音と光の子守唄 ―ルクソール― 2008.12.20
午前の王家の谷見物を終え、ルクソールに戻って昼食。アエーシという丸型パンと前菜として各種ペーストが出る。エジプトスープの定番モロヘーヤ・スープに続くメインは魚料理。この店はアルコールを置いていない。結構、置いていない店が多い。頼んだコーヒーが来たが、何とネスカフェパックとお湯。これがなんと15L.E.(300円)。
空港両替で50L.E.札を沢山貰ったが、これがなかなかくずれない。3ドルくれと言う。どうも、L.E.の価値よりドルの価値を信じて値上がりした時に売ろうということだろう。小銭が手に入らないので、どのトイレに行くにも(1L.E.約20円必要)不便な国である。
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(参考写真 左・中)アエーシとモロヘーヤ・スープ (右)これがないとトイレに...1L.E.コイン
クラブ・ツーリズムのツアーは出発時点で各人にトランシーバーが手渡される。さすがに世界中から沢山の観光客が集まるエジプト。ツアー間で説明場所の取り合いで、雑踏にガイドの声も聞きづらいのだが、これは大正解。行く先々の観光名所でガイドからクリアに説明を聞くことが出来る。
午後の最初の訪問地は、カルナック神殿。
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(左)カルナック大神殿の正面入り口 両側にスフィンクスが並ぶ (中・右)大神殿の平面図と航空写真
カルナック大神殿。主神のアメン神は、テーベの地方神であったが、テーベの発展と共に太陽神ラーと結合しアメン・ラー神という最高神となった。王達はアメン・ラー神に国の豊穣を祈願した。神は勃起した性器に片腕を高く挙げ、その手に統治のシンボル「殻竿(からざお)」を持った姿で描かれている。
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(左・中・右)大列柱室(上部の明かり取りも残っている。残存する色彩が往時の極彩色をしのばせる)
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(左)神殿にはいくつもの塔門がある (右)トトメスⅠ世とハトシェプスト女王の2本のオベリスク
圧倒されるのはスフィンクス参道、二つの塔門に続く大列柱室。高さ23mもある列柱が134本整然と並び、上部空間にはあかり採りの窓まで残っている。更にトトメスⅠ世とハトシェプスト女王の2本のオベリスク、聖なる池へと続く。
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(左)聖なる池(航空写真上部にスフィンクス街道が延びルクソール神殿まで続く) (右)カルナック・ルクソール各神殿チケット
記録に残るカルナックを探検した最初のヨーロッパ人は1589年ヴェニスの人間であったとか。3500年前の123haの巨大神殿は、その復元作業が14ha進んだに過ぎないが、ゆっくりと着実に進んでいる。
次に訪れたのは、ルクソール神殿。
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(左)ルクソール神殿第1塔門(持ち去られたオベリスク) (中)神殿平面図 (右・参考写真)神殿がナイル川沿いにあるのがわかる
パリのコンコルド広場にあるオベリスクはルクソール神殿第1塔門から1836年に切り出されたもの。ルクソール神殿はカルナック神殿の付属神殿として建設され、当時はスフィンクス参道が両神殿をつないでいた。第1塔門の前のラメセスⅡ世の坐像と1本となったオベリスクが印象的である。神殿の奥は、ローマ時代の砦跡や、コプト教会等が残っており、大いなる歴史を感じさせる。
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(左)ラムセスⅡ世の中庭 (右)カルナックから続くスフィンクス街道
観光初日の最後は、「カルナック神殿の音と光のショー。(オプション)
一人で参加した小生。夜の過ごし方が困るだろうと思い、「カルナック神殿の音と光のショー」というオプショナルツアーを出発前に申し込んでいた。土曜日の2回目のショーは英語版。第1幕から第5幕まで神殿内を移動しながらのナレーターの声と光のショー。
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(左)「カルナック神殿の音と光のショー」チケット (右)薄暮にライトアップされたカルナック神殿第1塔門
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(左)ショーの日本文解説 (中)夜の幻想的な大列柱室を徒歩でめぐる (右)第5幕は聖なる池の畔へ。
参加費7000円に期待したが、時差や疲れから3500円分は夢の中、まさに「音と光の子守唄」となった。正直、ここのショーは動きもなく、個人的にはお奨めではない。
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