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昨日記140301土(ブログ書きと表現者 天野氏講演会)

2014年03月02日 13時59分48秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
雨 12.5/8.3
昨日は終日雨で、うっとおしい天気であった。
しかも、日中は、何することも無くTVを見たり新聞を読んで過ごした。
最近の予定日報表を見ると、TV・新聞が並んでいる。
居間に座ってTVを見たり、新聞を目的も無くパラパラと拾い読みしていて、何もしていないということだ。
毎回このブログでも同じ反省を何度もしているが、するべきことはいくらでもある。
例えば、図書館から借りた本を読むとか、手書の日記を書く(美文字と漢字を忘れないため)とか、英語や数学の頭脳活性化のための勉強とか、その他の趣味もいろいろあるし、園芸も土の入れ替えや施肥等いろいろある。
唯一の救いは、そうしたやるべきことがあることを忘れず、気にかけていることだが、実行しなければ、結果的に何もしないことになる。
この昨日記を、いくら力を入れて書いても、何の実績にもならないが、このように自分を見つめなおし反省する機会にはなっているようだ。

こうして、きちんと自分を振り返るには、文章に残すのがもっとも良い。
文章を書いているとき、他の自分がそこにあり客観的に自分を見直し気付くことが出来る。
しかし、SNS等を見ていると、多くの人が非常に短い文で感想や思いや考えを述べているが、その人の思いが充分伝わっていないのではないかと思うときや、短すぎて何を言おうとしているのか分からないことも多い。
俳句や短歌や詩の場合は、作者は作品を何度も推敲し言葉を選び凝縮しているので、考えなり思いや意図がよく伝わる。
しかし、単に漫画の吹きだし感覚で短い文章を即興で書いただけでは、考えも伝わらないし、本人の考えも深まらないだろうと思う。

実際、私もブログを書き始めたときは、長い文章を書けなかったし、言いたいことも充分表現できなかった。。
しかし、今は書きながら文章と対話し、連想的にその先に関連した考えなり、思いや話題が思い浮かぶようになった。
逆に、ダラダラと何を言っているのか分からない長文を、書く可能性があるかもしれないので、常に論点をまとめるよう注意している。

それと、ブログを書き始めたときは、読者のことを非常に意識し、こんなことを書くとどう思われるかということを気にしていた。
今は、プライバシーや人の名誉や尊厳に係わることや人を傷つけることは書かないよう、気をつけているが書いたことにより、他人からどう思われるかということは、気にしなくなった。
人のことを気にしていたら、ブログは書けないと思っている。
ブログを書くという行為は世間に向かって表現することであり、それがいやならブログは書かないほうが良いのだろう。

そうしたことと関連するが、アーティストにも人の評価を非常に気にする人が多い。
表現者は、多かれ少なかれ他人の評価を気にするものだと思うし、そのような例は、歴史に名を残す有名な音楽家、美術家、文学者の中にもたくさんいる。
それでも彼らは、自分の作品を作っていった。
人の評価を気にして、自分のスタイルを人に合わせるなら、それは芸術家でなく職人やデザイナー(デザインには必ずクライアントの存在がある)であろう。
芸術家=表現者は、ある意味孤独に耐える強い精神力が必要であろう。

さて、昨日は夜から天野和夫さんの講演会「現代美術と画廊の役割」を聞きに行った。
7時から大阪北梅田のグランフロント大阪のナレッジサロンで行われた。
話は画廊の歴史から始まった。
画廊は、バルビゾン派・印象派の頃から始まったという。
その他様々な話があったが、欧米のアート市場の顧客はある一定の階層の人たちであるという。
日本も格差社会になっているが、欧米は伝統的に階級社会で階層がはっきり別れているという。
アートを持つ階層の人たちにとっては、アートは下の階級と一線を画するものであったという。
ところが、日本には階級意識が無いので、絵画を買う人も少なかったという。
その他様々な、画廊やアートに係わる話を聞くことが出来多いに参考になった。

質疑応答の時に、神戸のギャラリーオーナーSさんが、一般の貸しを含む画廊全体に元気がなくなっているが、Sさんのギャラリーは非常に盛り上がっていて、Sさんのグループの活動も非常に活発であるという話を、強調し力説されていたのが印象的であった。

私の偏った見方かもしれないが、そのグループの活動は非常に活発であるが、全体から見れば、それは固定されたメンバーやギャラリーのグループで、一つの考え方でまとまっている団体展のような感じに映り、結束の固い村的に固定されているグループといった印象を受けている。
そのグループのメンバーは、海外の具体関係の展覧会や他府県でパフォーマンスや展覧会に絡んだりして、今後の動きがどの程度広がるのか、ギャラリーのあり方と絡んで関心を持っている。


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