エドノサムの趣味活動と些細な出来事       

* エドノサムの趣味活動・・の HP内容を引継ぎ、
 日頃 の 趣味活動を このブログに掲示しています。

★ 水墨画の裏打ち作業

2008年05月15日 | 絵画

* 自宅で裏打ちを行う

久しぶりに保管していた水墨画に裏打ちを行いました。
 
## 裏打ちとは、薄い画仙紙に描かれた絵を額に入れたり 掛け軸に
  する際、和紙を重ねて補強し シワを取るなど表装することです。 ## 


今回は肌裏作業のみですが、私の手順と様子を紹介します。
1.デコラ板のテーブルに絵を伏せて置き、紙を水でしたします。

2-イ.肌裏用和紙にやわらかい液状の糊を全面に塗り浸します、
  糊と水分で濡れているこの和紙を 絵の上にかぶせます。

2-ロ.かぶせた和紙の上から、刷毛で全面を貼り付けます。

*この 1と 2の作業は刷毛を使い、全面を濡らし上下左右に伸ばすように貼る。
*この貼る作業で、紙にしわや空気が入ら無いよう行うのが ポイント。

3. 私流は この2の状態のままで乾かします。乾けば紙は白色に戻ります。

4. 乾燥したら、はじめに挿んでおいた2箇所の和紙のタンザク部から剥がします、
  剥がされた絵は和紙が重なり2枚の厚さでアイロンがけされた状態になります。

 以上の手順が肌裏作業です。

* 肌裏が終わったら同じステップで更に厚い紙を1枚貼り付ける事を
  増し裏作業と言います。
  額に入れる場合は増し裏がされると入れやすいです。

5. 裏打ち作業が終われば、絵のまわりの和紙をカットして額に入れます。


今回 数枚の絵に裏打ちしました、近々 額に入れ展示を予定しています。

以上が 私が自宅で行う 私流の裏打ち作業手順です。



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