いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

口みて話せ

2005年07月12日 09時18分56秒 | 心に留めた言葉
 ほれてる相手に物を言うときは

 口見て話せ

 憎らしい相手のときは

 鼻見て話せ

 歌舞伎の長老、中村勘三郎が六代目菊五郎から教わった芸の一つ……
   昭和60年1月30日読売新聞「よみうり寸評」から

また、これも日刊紙だったと思うが
 「目を見てにっこり」の表題で

 つきあい上手の基本は
 「目を見てにっこり」。
 これができれば、相手に好印象を持たれること間違いなし。……

私も、相手と話をする時は、口元見ながら話すことを心掛けている。
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 歌 (第16編)

2005年07月12日 08時55分58秒 | 娘のエッセイ
 今「一番嫌いなものは何?」と聞かれたら、私は迷わずに「カラオケ」と答え
る。理由は単純明快、歌が下手だからだ。きちんと歌を歌ったのは中学3年
生の音楽の時間が最後だった。

 そんな私にいきなり『銀恋』を歌えと言わても、到底無理な話なのだ!しかし  
不思議なことに世の男性達は、女性は歌が上手いもの、という妙な思い込み         
があるらしく、「音痴だから勘弁して下さいョ」という私の声など、ほろ酔い気

分の彼らに聞こえる筈もなく、つらーい思いを何度したことか。カラオケ大好き
人間は、絶対にわからないわね。
 
 今年の秋、社員旅行のバス内のことである。北海道を走行中、車内はビン
ゴゲームで沸いていた。
 「ビンゴー」

と叫び、なんと私が一等賞。賞品はなにかなぁとウキウキしている私の耳に、
その時悪魔のような声が聞こえてきた。

「では、十番の人から順にカラオケを歌ってくださーい」
「えー、嫌だ。絶対、歌わないわよ」という私に更にダブルパンチ。
「歌わないと賞品返すんだよ」

 えっ、えっ、えっと言いつつも、歌いましたよ私は。『別れても好きな人』を。
だって賞品ほしかったんだもの。ちょっと、卑しかったかな?あとでしっかり
言われたものね。

 「歌はつらくても、賞品がもらえてよかった?」
だと。うーん、タオルセットだったからどっこいどっこいね。

 しかし、しかしである。これほどカラオケが嫌いな私に、ある歌を歌って欲
しい、という男性が最近出現した。

 そう、そんな私に『大切なもの、それはあなたよ』と歌ってほしいという。
ならば歌ってあげようじゃないの。とヘアブラシを片手にCDにあわせて歌う。

ああ、私ってなんて可愛い女だったのだろうと、自己陶酔するのはほんの
一瞬。

 いくらけいこしてもヘタはヘタ。現実は、厳しいね。
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