先週マンチェスターに行った時に撮った写真です。
メキシカンレストランのロゴ、舌がトウガラシになっている図案が気に入りました。(レストランは閉まっていました)
写り込んでしまった私のコートも赤トウガラシ色です。
スペインの小皿料理、タパスが売り物のバー、El Gato Negro Tapas (クロネコ・タパス)のエラそうに説教を垂れながら威勢を張って歩いている(ように見える)クロネコのロゴがかわいくて気に入りました。
ストリート・アートとヴァンダリズム(破壊行為)の中間に位置するいきなり社会性が高いこれは...複数の場所に同じイメージが貼れるポスターアートですね。
Two Trains Go to War 戦争に向かう2台の列車、のキャプションはパロディか何かなのか調べようとしたのですが、行き詰りました。ご存知の方のご教示を仰ぎます。
列車のスタイルは旧式の機関車風です。
右は悪評高いロシアの大統領、プーチンで、左はロシアの侵攻後評判をあげているウクライナのゼレンスキー大統領なのですが、ゼレンスキー大統領の今ではトレードマークになっているヒゲがありません。そういえば開戦前はヒゲなしのつるんとした顔で知られていた記憶があります。
開戦後、スーツを着るのをやめた頃からのびはじめた不精髭をスッキリ整えて今のような口元を取り囲むマッチョなスタイルに落ち着いたのではなかったでしょうか。
このポスターが貼られたのは、ロシアの侵攻前でしょう。
上階がアパートメントになっているらしい古い立派な建物の入り口前に、空の1パイント牛乳ビンが並んでいました。
懐かしくて思わず写真を撮ったのですが、マンチェスタ、ピカディリー駅近くの、メインの通りを一本奥に入った、ナイトクラブやおしゃれなバーなどが並ぶ地域に牛乳配達が来るらしいことが意外でした!
私たちも15,6年前まで牛乳配達を利用していました。
カラの牛乳ビンを洗って戸口の外に出しておくと翌朝の配達の時にもっていってもらえる(牛乳ビンは消毒後再利用される)今から思えばとても「環境にやさしい」販売消費システムでした。スーパーマーケットでプラスチックのびん入りを買ってきた方が安上がりでかえって便利なため、契約中止にしちゃったのが何とも惜しまれます。
毎日早朝、通りから聞こえるビンのカラカラなる音と「ミルク・フロート」の静かな電気エンジン音をベッドの中で聞いて目を覚まし「ああ、もう朝だけどもうひと眠りできるな」と思ったのを懐かしく思い出しました。
うちのエリアのミルクマン(牛乳配達員)はサリーという名前のシェパード犬を連れて配達していました。今から思えば防犯のためだったのかもしれません。
比較的年配の男性が多いミルクマンの集金の時を狙って現金を強奪するドラッグ中毒者が全国的に多かったと聞きました。
オンライン決済の支払いなどしたくなさそうな高齢者の利用客が多いらしい牛乳配達では今でも現金の受け渡しを玄関口でやっていそうです。数十件の一か月分の支払いは集まるとかなり高額になりそうです。
その人が定年退職するとこのエリアでのミルク・フロートは見かけなくなりました。
牛乳配達ビジネスそのものが現在かなり落ち目になっているらしいのですが、コロナウィルスのパンデミック以来、従来から細々と展開していた日用品や牛乳以外の食料品の配達が注目をあび、地域によっては需要が盛り返したとも聞いています。
参考までに、宣伝ウェッブサイトで見つけて勝手に借りたミルク・フロートの写真です☟
わが家で配達をたのんでいたのと同じ会社の、全く同じ車種のフロートの写真を見つけて感激です!!
大改修、改装工事が始まってもう3年目かな、マンチェスター市庁舎 Manchester Town Hall がまるでインスタレーション・アートか何かのように可愛らしく梱包されて(というかただの足場囲いですが)内側で秘密めいた作業がすすんでいます。
18~19世紀にヨーロッパ中で大流行した中世の宗教建築の復興スタイル、ゴシック復興様式 neo-Gothic/Gothic Revival-architecture の最高傑作(のひとつ;マンチェスター住民のひいき目)と言われるマンチェスター市庁舎改修工事の完成が待たれます。