ホームの初戦でまさかの敗戦を喫したサッカー日本代表だが、アウェイのタイ戦では相手にほとんど攻めさせることなく2-0で勝ちきり、2戦目にして勝ち点3を手にした。
すでに2連勝しているチームもあり今後が厳しいことは変わらないとしても、一つの勝利が心理的にいい方向に作用してくれるなら、今後の戦いにも希望が持てる。
さて、熱戦から一夜明けたわが職場では、朝からタイ国歌の鼻歌を延々と聞かされることになった。
私はタイ戦をNHKーBSのライブ中継で見ていたので、タイ国歌をやっているのだろうとはすぐに分かったが、自分から食いつくようなマネはしなかった。
遊び上手で芸達者のイメージがある鼻歌の主は、実は音楽的素養には甚だ欠けており、地元の場末のスナックで聴かされるズレたカラオケよりも不快な思いをしたので、話題にする気にはならなかった。
これならいつもやっている東京資本の口パクアイドルの歌をうなっているほうがよほどマシだと思っていた。
それでも、誰かが話題にしてくれるまでやり続けるのが主のデフォルトになっているようで、15時を過ぎてようやく職場の一人が「楽しそうだね」と反応を返した。
すると、鼻歌の主はわが意を得たりとばかりにとうとうと説明を始め、メロディーは分かるが歌詞は分からないという笑うに笑えない冗談を吐いて(タイ語が読める人はそう多くはないだろうから)、結果その場の雰囲気を自らの手で破壊することになった。
この主は、自分が興味のないことに関しては驚くほど冷淡だが、自分が興味のあることについては他人の反応がないとどうにも寂しいらしい。
周囲のほとんどは「また始まった」と思って進んで絡んでいくようなことはしないが、たまに仏心を出して相手をするとすぐに調子に乗ってしまう。
とことん無視されて淡々としていればいいところ、時にそのイライラが思いもしないような形で表面化するので要注意なのである。
すでに本来の節目を超え、まったく不足のない蓄えを有し、もはや組織に縛られていること自体が滑稽に思えるくらいの状況にあって、なお職場に彼を駆り立てるものは何なのか。
過去それなりの肩書きを持って組織に尽力したプライドがそうさせるのか、ただ単に日中のヒマつぶしのための仕事への参加であるのか、いずれにしても日々の取り組みに関しては真剣味は微塵も感じられない。
自らの腹の内を隠して日々をノラリクラリとやり過ごし、限度いっぱいまで居座ろうと思っているならとんでもない話である。
もう正確には昨夜になるが、企画されていた飲み会のことを自らウヤムヤにして結局はっきりした連絡もなくないものにしてしまった罪はメンバーの中でいちばんの年長者として重いものがある。
私とサシで飲むのがイヤなことは分かっているが、緩衝材的な存在が消えた途端、連絡をしても無視をされた形になったのはいい大人の振る舞いとは言えないと思う。
そんな人と飲んでもまったく楽しくはないので、昨夜は自分の行きたいところに、いたい時間だけいさせてもらって楽しい時間を過ごすことができた。
職場の人間は「仲間」であることは必要だが、「友達」である必要はまったくない。
何かを我慢して無理をして付き合うくらいなら、最初から付き合わない方がいいのである。
すでに2連勝しているチームもあり今後が厳しいことは変わらないとしても、一つの勝利が心理的にいい方向に作用してくれるなら、今後の戦いにも希望が持てる。
さて、熱戦から一夜明けたわが職場では、朝からタイ国歌の鼻歌を延々と聞かされることになった。
私はタイ戦をNHKーBSのライブ中継で見ていたので、タイ国歌をやっているのだろうとはすぐに分かったが、自分から食いつくようなマネはしなかった。
遊び上手で芸達者のイメージがある鼻歌の主は、実は音楽的素養には甚だ欠けており、地元の場末のスナックで聴かされるズレたカラオケよりも不快な思いをしたので、話題にする気にはならなかった。
これならいつもやっている東京資本の口パクアイドルの歌をうなっているほうがよほどマシだと思っていた。
それでも、誰かが話題にしてくれるまでやり続けるのが主のデフォルトになっているようで、15時を過ぎてようやく職場の一人が「楽しそうだね」と反応を返した。
すると、鼻歌の主はわが意を得たりとばかりにとうとうと説明を始め、メロディーは分かるが歌詞は分からないという笑うに笑えない冗談を吐いて(タイ語が読める人はそう多くはないだろうから)、結果その場の雰囲気を自らの手で破壊することになった。
この主は、自分が興味のないことに関しては驚くほど冷淡だが、自分が興味のあることについては他人の反応がないとどうにも寂しいらしい。
周囲のほとんどは「また始まった」と思って進んで絡んでいくようなことはしないが、たまに仏心を出して相手をするとすぐに調子に乗ってしまう。
とことん無視されて淡々としていればいいところ、時にそのイライラが思いもしないような形で表面化するので要注意なのである。
すでに本来の節目を超え、まったく不足のない蓄えを有し、もはや組織に縛られていること自体が滑稽に思えるくらいの状況にあって、なお職場に彼を駆り立てるものは何なのか。
過去それなりの肩書きを持って組織に尽力したプライドがそうさせるのか、ただ単に日中のヒマつぶしのための仕事への参加であるのか、いずれにしても日々の取り組みに関しては真剣味は微塵も感じられない。
自らの腹の内を隠して日々をノラリクラリとやり過ごし、限度いっぱいまで居座ろうと思っているならとんでもない話である。
もう正確には昨夜になるが、企画されていた飲み会のことを自らウヤムヤにして結局はっきりした連絡もなくないものにしてしまった罪はメンバーの中でいちばんの年長者として重いものがある。
私とサシで飲むのがイヤなことは分かっているが、緩衝材的な存在が消えた途端、連絡をしても無視をされた形になったのはいい大人の振る舞いとは言えないと思う。
そんな人と飲んでもまったく楽しくはないので、昨夜は自分の行きたいところに、いたい時間だけいさせてもらって楽しい時間を過ごすことができた。
職場の人間は「仲間」であることは必要だが、「友達」である必要はまったくない。
何かを我慢して無理をして付き合うくらいなら、最初から付き合わない方がいいのである。