写真で綴る気ままなすぎさん

野鳥・花・祭り・生活など気ままに撮り歩いた写真の紹介

お雛様~元禄雛、享保雛、古今雛、有職雛、次郎左衛門雛など

2019年03月04日 21時10分17秒 | 散策・日記

お雛様のめぐりをして・・・
最初は立雛から土を丸めて頭をつくり棒に差し紙の衣装を着せていくと云う単純な形が雛人形の原形です。立雛が坐雛へ、紙雛から裂雛へと進化し、今のお雛さまの形になっています。

享保雛(きょうほうびな)
江戸時代の享保年間(1716~36)頃に流行したものと後世の人々は考え、「享保雛」の名で呼び習わされてきた。明治時代初期の頃まで作られており、比較的大型のものが見られます。目は切れ長、少し口を開けた立体的な表情が特徴です。

古今雛(こきんびな)
江戸時代の明和年間(1764~71)頃、江戸・上野池端の人形問屋が、日本橋十軒店の人形師、原舟月に作らせた雛人形の様式。雛人形の顔は、面長、両眼には硝子玉や水晶をはめ込んで、活き活きとした表情をもっています。 衣装には金糸や色糸で華やかな縫い取り(刺繍)が施され、袖には紅綸子が用いられたりして、きらびやかな京の御所文化への憧れが示されている。 

古今雛 江戸

古今雛 京都

享保雛と古今雛の様式を合わせ持つ親王雛(名古屋)

有職雛(ゆうそくびな)
雛人形には、歴史的にいくつかの様式があり、また公家の雛、武家の雛、町家の雛など、階級によってその様式は異なりました。「有職雛」は、有職故実に基づいて造形された雛人形の様式で、有職の家柄である京都の山科家や高倉家によって、宝暦・明和年間(1751~72)頃に始められたと伝わっています。

次郎左衛門雛(じろざえもんびな)
江戸時代に流行した丸顔の衣裳着雛。江戸時代、寛文(1660年代)の頃、京都の雛屋次郎左衛門が創始したという雛の総称。丸顔に細い眼、小さい唇と鼻などが特徴とされる。

元禄雛
寛永雛加州雛の原型で、この発展形が元禄雛ですレ.元禄1688年~)ですんだいに技巧も加えられるようになり、数も多く作られるようになりました.元禄時代は政治も安定し経済力のある町人を背景に、日本独自の文化が育った時代です

五人囃子


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