写真で綴る気ままなすぎさん

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皇室のゆかりの新宿御苑の菊花壇展 (2)

2019年11月14日 21時19分42秒 | 東京 桜めぐり

皇室のゆかりの新宿御苑の菊花壇展 「伊勢菊」「丁子菊」「嵯峨菊」「大作り」
新宿御苑の菊花壇は皇室ゆかりの伝統を受け継ぎ明治37年(1904)から栽培されています。

日本の園芸品種、菊は奈良時代末から平安時代で、その後 室町、江戸時代と発達をとげて、明治元年に菊が皇室の紋章に定めれた。明治11年(1878) 宮内省は皇室を中心として菊を鑑賞する初めて「菊花拝観」を赤坂の仮皇居で催された。展示用の菊は当初は赤坂離宮内で栽培されていたが、明治37年(1904)より新宿御苑でも菊の栽培される様になり、昭和4年(1929)からは鑑菊会も御苑で行われる様になった。
新宿御苑では、1本の茎から数百輪もの花を咲かせる「大作り」「嵯峨菊」「丁子菊」「伊勢菊」「江戸菊」「肥後菊」「懸崖作り」など、伝統の技法と新しい手法により丹精込めて作り上げられた様々な菊花壇が日本庭園に
伊勢菊、丁子菊、嵯峨菊花壇

伊勢菊 三重県松坂市など伊勢地方で発達した菊で、無数の細い花びらが垂れ下がって咲く。咲き始めは縮れている為に、花が枯れている様にも見えるが、この縮れ具合も伊勢菊の特徴です

伊勢菊

丁子菊  関西地方を中心に作られた菊で、花の中心が丸く盛り上がって咲き、小さな帽子を思わせる花形になっている。花の中心の筒状の花びらが香料の丁子の花に似ている事から、名前がついた。キンポウゲ科のアネモネの花に似る事から、外国では「アネモネ菊」と呼ばれ、人気の高い品種のひとつです。

丁子菊

嵯峨菊 嵯峨天皇の御愛の菊として、京都の大覚寺に植えられたのが始まりといわれる。もっとも古い歴史をある古典菊です。花びらが平たく、咲き始めは乱れ咲きに開き、次第に花びらがよじれて立ち上がり、全部立ちきって満開となる。雅趣に富んだ菊です。 伊勢菊とは対照的に花びらがまっすぐ立ちあがる。

嵯峨菊

大作り菊花壇 木の素材をいかした、障子屋根とよしず張りの上屋の中に、3株が横並びに展示されていました。


菊花壇のなかでも豪華絢爛な美しさがもっとも優れているといわれている。大作りは1本の株から何百という沢山の花を咲かせる様に仕上げたもので、菊のなかでも特に発達の旺盛な品種を用いれているそうです。個々の花に於いても枝や葉が均一で、花の大きさが揃い開花期が同時でなければならない。 仕立てには高度の技術が必要とされている。菊花壇の中でも見ごたえのある花壇です。全国各地の菊花壇展の千輪作りの先駆けにもなっている。

裾野の輝 1本の株から 627本の花を咲かせる様に仕上げた大作りです。

裾野の輝 1本の株から 576本の花を咲かせる様に仕上げた大作りです。

裾野の月 1本の株から 558本の花を咲かせる様に仕上げた大作りです。



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