べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

引き戸鎌錠のレバーをレジンで複製

2024-10-14 22:22:58 | リフォーム奮闘記

部品をシリコンで型を取り、レジンで複製して代替品を自作しました。


メーカーの生産終了に伴って部品の供給もストップします。
30年以上の部品は絶望的。
そんな場合は、昔模型作りで経験した手法を駆使します。
シリコンゴムで型取りし、レジンを流し込んで複製する方法で対応してみました。


 玄関サッシのレバーを応急修理

「玄関サッシのレバーが壊れた」という問い合わせがあり、現場へ急行しました。

レバーの根元のビスが金属疲労で破壊され、取り付けが不可能な状態でした。
とりあえず、応急処置です。
ホームセンターで形状の近い素材を流用し、即席のレバーを自作しました。
所詮はプラスチックなので耐久性は無いので、本対応をするまでは仮に使って頂きます。



引戸の戸先錠のレバーが欠損してしまった・・


とりあえず、樹脂製の部品を自作してみました


応急的に、この状態でしばらく凌いでいただきます。

応急修理も済んだので、あとはサッシ屋さんに任せればよいと一安心していたのですが、製品が古すぎて、部品供給が不可能ということでした。
さてさて・・困ったぞ~。でも何とかしなきゃ~!

 シリコンで型取りする

部品が無いとなれば、自作をする以外に方法はありません。アルミ材料で代替品を作るとか、思考実験をしてみます。
最終的には、同じ形状のモノを複製するという方法を採用しました。
シリコンゴムで型取りをして、レジンを流し込んでコピーします。



シリコンの型取り素材は100円ショップで購入しました。一袋だと少ないので4袋で対応です。
本格的な型取り用のシリコンは5~6千円もするので、高価すぎます。
100均で揃えられるのはリーズナブルです。しかもお湯で溶かせば何度も使えるという優れもの・・


80℃以上のお湯で溶かして使います


上手く型取りができました



 アルミ・フレームを作る

さすがにレジンだけだと耐久性が無いと判断し、内部にアルミのフレームを埋め込むこととしました。



解体したアルミサッシの部材を使用
まさかこんな使われ方をするとは・・・


細かい形状に加工していきます


レバーの中に入る大きさのアルミフレームです

このアルミ材をレジンを流し込むときに同時に入れて補強を行います。

 レジンで複製

昔は二液性の樹脂を流し込んで模型の複製を作るのが主流でしたが、最近は紫外線で硬化するレジンが100円均一店のジュエリーコーナーまで浸透して手軽に購入できるまでに至っています。(便利な世の中になったものよ・・・)
さすがに100均の素材は強度的に不足すると考え、レジンのキットはある程度の価格帯の製品を用意しました。



今回使用したレジン・キットです


UVランプを照射してレジンを硬化させます


型から外しました。出来てます!


形状を整えて、ビス用の穴を開けます


アルミフレームが埋め込まれた半透明のコピー品
こっちのほうが奇麗かも・・・


一応、塗装をします


自作レバーの完成です

ようやく部品が調達できました。レバー一つに手間がかかったな~。

 レバーの交換作業

応急対応で自作したレバーと今回コピーしたレバーを交換します。



応急対応で作っていたレバー


応急用樹脂レバーを外します


複製したレバーを取り付けます


交換完了。
サッシ全体を調整して作業が終了しました。


レバー一個の破損で、サッシ全体を交換するのももったいない話です。
サッシ交換だと、大工、左官屋が作業するので、40~50万円ほどの工事費に跳ね上がります。

シリコン+レジン複製ならば、材料代と加工費のみしかかからないので、リーズナブルだと思います。
ただし、純正品ではないので5年くらいしか耐久性がもたない事に注意です。そうなったら、また複製??
型がある限りは、何度でもコピーは可能なのでしょうが・・



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今日いち-2024年10月14日

2024-10-14 08:53:40 | 日々雑感
神棚に備えている榊に根が生えてきました。
このまま根付くのでしょうか。
水を変えるよりも、葉に霧吹きした方が育つようです。
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今日いち-2024年10月13日

2024-10-13 00:00:54 | 日々雑感
工場の事務コーナー。
パソコンのモニター用マウント・レールです。モニターを左右に移動させる事が可能。
モニターの大きさの限定がないため、将来的に拡張ができるのも自作の利点です。
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今日いち-2024年10月11日

2024-10-11 22:27:44 | 日々雑感
今回使用したレジン液とUVランプです。
最近は自作ジュエリーが流行っているらしく、百均でも専門コーナーが出来ていますね。DIY色が強く出てきていて、素材が身近になりました。
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今日いち-2024年10月10日

2024-10-10 23:28:07 | 日々雑感
生産終了した部品を型取りし、レジンキャストで複製しています。レジン素材のみだと強度が出ないと予測し、アルミ心材を埋め込んでみました。レジンとUVランプはある程度本格的なキットを使用。
コメント (1)
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今日いち-2024年10月9日

2024-10-09 20:44:57 | 日々雑感
ハロウィン・モードに入りました。

9月まで続いた残暑も嘘のような肌寒い日々が続いています。


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今日いち-2024年10月8日

2024-10-08 19:57:10 | 日々雑感
お客さんから頂いた「おもいのほか」(食用菊)が根付いたようで、ツボミがつき始めました。
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今日いち-2024年10月6日

2024-10-06 18:06:36 | 日々雑感
工場の彼岸花

「暑さ寒さも彼岸まで」
今年の残暑は9月末まで続きましたが、
彼岸花が咲くと、「もう秋」って感じになります。
だいぶ涼しくなってきました。

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今日いち-2024年9月29日

2024-09-29 22:45:22 | 日々雑感
弥彦神社で菊まつりの準備が進められていました。
今年のパノラマは何処だろう?
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トチノミが収穫時期です

2024-09-16 18:58:25 | 長岡の紹介
トチノミが収穫期を迎えています


(新潟の)県北から

 「今年は猛暑でミツバチの活動が思わしくなく、地元のトチノキの実が成らず、収穫を諦めた」

という知らせがありました。

長岡の方面ではどうかと聞かれ、早速、工場周辺の街路樹を調べたのですが、長岡では上手く実が成っているようでした。
既に実が落ちている状態なので、収穫期に入っていると県北の方に伝えました。




長岡の歴史博物館周辺の街路樹にトチノキが植えてある所があります


トチノキも樹齢を重ね、大木になってきています


葉の茂っている中に、トチノミがあるのですが、分かるかな?
それにしても、葉っぱが焼けてるように赤くなってるのが気になります・・・


落ちた実を拾います。
クリの様な形の実です。



トチノミは、中の「クリ」の様な実を処理してアクを抜き、餅米と混ぜて「トチモチ」を作る材料としています。
新潟の中山間地の集落では、まだトチモチ作りが続けられていて、トチノキが貴重な食材になっているのです。

今年は猛暑の影響で県北では不作だったという便りが来ましたが、長岡地域で不作分を補えれば幸いです。

トチノミの収穫に、ミツバチの活動が重要なカギを握っているとは・・・

最近の傾向では、猛暑に寄って昆虫の動きが昔と変わってきている事にも気づきます。

真夏の8月にセミが鳴かなかったり、
日中は蚊が飛ばなくなったり・・

9月の今頃、ようやく蝉の声が聞こえ、蚊が飛び始める・・
昆虫を底辺とした生態系も変化が表れてくるのだろうか?

今後の傾向が気になるところです。



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稲刈り最盛期です

2024-09-14 14:10:32 | 長岡の紹介
長岡市周辺ではコメの収穫が全盛期を迎えています


昨日は晴天猛暑の元、長岡の周辺地域で稲刈りが行われているのを各地で目にしました。
前年の不作の影響と消費量の増大により、米が不足して、販売価格が例年の1.3倍から1.9倍に跳ね上がっていると聞きます。

今年は天候が良好だったようで、昨年よりも収穫量も多いようです。
また、新潟県下の他地域での一等米比率が高いとの事で、今年は良質のコメが安定して供給できそう。

大都市圏でコメが不足している地域の方々には、1~2週間くらい待っていただければ、順次、新潟県産米の新米の流通が回復していくと思いますので、もうしばらくの辛抱です。



 
長岡の周辺の田んぼではコメ収穫期を迎えています
昨年よりも天候に恵まれ、今年は実のなりが良さそうです。


コンバインで稲を刈り取っている風景が至る所で見受けられました


今年は昨年よりも収穫量が多いようです。
コメ不足で困っている地域に早々に供給したいところです。



最近は精米単価で長岡市内でも5kgで3000円近辺ですから、30kgで18000円!(新潟県産・通常品の場合)
通常だと玄米で10000円程度なので、約1.6倍の値段に跳ね上がっているわけです。

コメの価格が低迷し、消費量も減少している中、農家の方々の経営が圧迫されている昨今、コメの末端価格が跳ね上がったのは生産者にとって追い風だと思います。
輸入小麦製品が円安傾向によって、パン等の値段の方が急騰しているので、主食としての「ごはん」が日本の食卓に復帰していくのを期待しています。

また、工業米としての米作に切り替えている田んぼもあり、「米粉」や「飼料米」が普及し、需要が高まって行けば、農家としても安定収入が得られ、持続可能となっていくのでしょう。
コメの海外輸出も増加傾向です。海外で日本食が見直されているのも、良い傾向なのではないでしょうか。

何はともあれ、コメ不足の地域の方々へ一日も早い供給の復旧に向けて、こちらの農家の方々は全力で収穫しています。
おいしい新潟県産米が届きますよ~。


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あ!見つかっちゃった

2024-09-11 22:38:47 | 日々雑感
こんなところに・・


現在、改装中の長岡東地区F邸改装工事ですが、不要な庭木を当社の構内に移植しました。
毎日の水やりをしている中で、段々生態系が豊かになってきたようで、色々な小動物が見受けられるようになりました。



工場に移植した「ツバキ」の木です。


お!いるぞいるぞ。わかるかな~?


こんな所に居ました。


こんな所にも!


ツバキはどうやら葉が重要な部分のようで、毎日「霧吹きモード」の水まきをしています。
葉にかかった「露」が活力になるようです。
そういえば「高山植物」みたいな感じがするんですよね。
植物って「根」が水を吸収するイメージがあるんですが、実際は「葉」による「朝露吸収」が主力なのかも・・・




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森のコーナー わんぱくおまつり広場 2024

2024-08-04 07:58:39 | 越後杉について

毎年恒例の長岡まつり・昼の部・歩行者天国「わんぱくおまつり広場」にて木工工作のブースを開設しました。


今年で、なんと24年目!来年は25周年です。四半世紀が経過し、おまつり広場でも最も長い催し物となりました。
越後杉・新潟県産杉材の端材をたくさん用意して、工作に備えました。



今年も長岡まつり・大手通り歩行者天国のイベントに出店!


アオーレ前での開催です


受付の様子です。今年は11時半~3時まで。


見本品です




今年も炎天下の中、沢山の参加がありました


今年は材料の形で分類してみました。円形の材も探しやすい










この部屋は凝ってますね~


プリキュアのキャラクターらしいです。




越後杉を肌で実感してもらい、自由な木工工作を楽しんでいただく・・
親子が共同で作業するひと時を提供し、
2000年から24年続いていますから、トータルで数千人の方が参加されていた計算となります。

「継続は力なり」

山の木に親しんでもらえるイベントをできる限り続けていきたいところです。





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アルミ製カーポートの雨樋にスズメが巣を作る ~防鳥ネットの設置

2024-06-30 11:01:48 | リフォーム奮闘記

アルミ製カーポートの雨樋部分のスズメ対策です


近年は建物作りの現場でも小動物との戦いが繰り返されています。
ハチ、コウモリ、鳥、ネズミ、ハクビシン・・街中の住宅でも頻繁に見受けられるようになり、外部への防護ネットの設置は欠かせない要素になっています。
里山でクマやイノシシと遭遇する機会が多くなったのと同様に、都会でも自然が豊かになってきている傾向にあるのでしょう。

今回は、まさかのアルミ製カーポートの雨樋にスズメが巣を作っているという事例への対応です。



アルミ製カーポートの軒先は雨樋になっています


アルミ製カーポートの構造とスズメが巣を作るプロセス
枯草を折板屋根の隙間から雨樋まで運搬し、そこに巣を作ります


他のスズメのなわばりがあるらしく、一度場所を決めるとスズメのペアが諦めずに執拗に巣作りを繰り返すようです。
設置したネットも体当たりをしているらしく、外されて、そこから入り込むほどの執念深さです。

というのも、カラスから巣を守るために、カラスの入ってこれない場所を絶えず求めていて、最終的にカーポートの雨樋を見つけたというところでしょうか。
大雨が降れば雨樋に水が溜まって巣にも影響を与えるのでしょうが、草ワラを大量に盛って嵩上げして水没しないように工夫がされているのかも知れません。

スズメはハチを退治してくれるので有用な生物ですが、巣を作る場所が雨樋なので、集水器に詰まって水が流れなくなる原因になります。
また、糞なども周辺に散らしていくので掃除をしていかないと酸によって外壁が錆びたり、汚れが付着して固定化してしまったりと、色々な害が考えられます。

雨樋に入り込む経路は上下の2ヶ所あるので、そこを塞いでいきますが、下手にビス止めをして屋根に穴を開けると雨漏りの原因になるため、本体に傷を付けない方法で防鳥ネットを張ってみました。

 防鳥ネット(上方)

折板屋根の上方は比較的容易に対応できます。



カーポート屋根の上方からの侵入経路


この部分に防鳥ネットを設置します


設置終了


 防鳥ネット(下方)

折板屋根の下方は少し取り付け方法が難しくなります。



折板屋根の下方からの侵入経路
雨樋部分からワラが見えています。


初期のネットの固定
ネットをマグネットで取り付けてみました


こういうカゴ状に落ち着きまいた


防鳥ネット取り付け終了


クステリアの各メーカーでも、今後はこういう防鳥対応を製品設計とともに対策を盛り込んでいく必要があると思います。
入り込まれた場合でも、掃除やメンテナンスがしやすくなる工夫も出てきます。
特にアルミ製カーポートの雨樋は一体型となっていて部品交換も難しい製品もあります。
雨樋の掃除が難しいアルミ製カーポートです。人間でも手が届かないので、スズメもそこを選んでいるわけです。


折板屋根の場合は意外な場所に隙間ができるので、防虫、防鳥、対コウモリの方策を行っていかなければならないでしょう。
しかも、同じ形状が多数繰り返されるので、その対応ヶ所も単純作業が延々と続くことになります。

製品対応をするのか、グッズ対応をしていくのか・・動物との戦いは果てしなく続きます。


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アルミ製屋根の雨樋修理 ~便利なアルミ樹脂複合板

2024-06-18 10:12:23 | 外装工事

メーカーが製品の製造中止をすると部品調達が困難となります


「雨が降ると風除室の水がバシャバシャと落ちる」

という問い合わせを受け、現地を調べると、アルミ製屋根の雨樋部分が破損し、そこから雨が漏れ出していたことが判明しました。
雨樋の端部の樹脂部品が劣化、破損していたのが原因です。
もう20年以上前の製品なので、部品自体が調達できません。

そういう時は、最終手段である「部品の自作」となります。



下屋の上に設置された風除室の雨がバシャバシャと落ちてくる・・という問い合わせでした。


樹脂製の端部部分が劣化して跡形も無くなってます。
これじゃあ、雨は落ちますね・・


先ずは、樹脂部材とコーキングを取り去って奇麗にします


紙を当てて形を取ります。
このあたりはアナログですね(笑)
下地も考慮してどういう形状にするかをここで決定します


アルミ樹脂複合板を用意しました
外部での仕様には、このアルミ板が重宝します
加工も容易で強度としてコシもあり、耐久性もあります
汎用部材としては「推し」です


アルミ樹脂複合板に形を写します


アルミ樹脂複層板をカットした状態
養生は最後に取ります
これで準備はOK


現場でアルミ部材を取り付ける下地を本体に取り付けます。
樹脂製胴縁や樹脂製野縁が重宝します。
端材も取っておくと何かと便利です


木口部分に防水用のコーキングをたっぷりと塗ります


自作部材を取り付けます


最後に、部材の周辺部をコーキング処理して完成
樹脂の下地材はわざと隙間を開けて設置していて、そこに防水シールを充填するようにしています。



反対側の雨樋も同様にして修理します


部材の取り付け終了


修理完了。
これで雨が漏らないか様子を見て頂きます



「樹脂」は使用する場所によりますが、10年くらいで劣化して15年もてば良い方ではないでしょうか。
コーキングも基本的には5年が寿命と言われています。
なので、樹脂+コーキングだと10年が限界と見ています。
アルミ製の屋根やカーポートはせっかく主たる材料がアルミで長寿命なのに、樹脂部材で耐久年数が半減してしまうわけです。

メーカー部品の保存期間は製造を中止してから5年が基本です。上手くいけば10年くらいは部材が残っている可能性があります。
よって、製品を設置したら10年後にメンテをすれば、何とか20年は使用できる計算となります。

20年前はアルミ屋根も比較的安価に設置できましたが、現在の物価高の傾向下では解体費も含めて倍以上の価格になる懸念もあり、補修して使えるならば補修した方が良いと思います。

今回はアルミ樹脂複合板を用いましたが、耐久性から見ればコーキングの方が寿命が短いので、コーキングが切れて水漏れをしだしたら、同じ作業を行えば良いことになり、
アルミ樹脂複合板は20年以降も存在しているでしょうから、アルミ製屋根は半永久的な寿命を持つことになります。



自作部材の場合は、製品そのものの構造を知っていなければ問題は解決しません。
水が漏れない為のポイントを熟知していれば応用も効くしアイディアも出てきます。

実際やってみると「こんなものか」という簡単なもので、コロンブスの卵なのですが、そこを難なくこなして問題を解決していくのです。





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